JR南木曽駅 (長野県木曽郡南木曽町)
長野県木曽郡南木曽町のJR南木曽駅です。
長野県の駅は初めての紹介ですが、南木曽町は長野県の南西部に位置し、人口は4,925人(2009.9.1現在)とここもまた減少傾向にあり、前回国勢調査(2005年)までは5,000人以上いたのがついに大台を割り込んでしまいました。
中仙道の妻籠宿など宿場町として栄えていた町で、面積の実に94%が森林が占めているといいます。
南木曽町にはJRのみで3駅ありその中心駅で、隣駅のただち(田立)もじゅうにかね(十二兼)も共に南木曽町の駅です。
JR中央本線にあり、開業は1909年7月15日(訪問は2009年3月)ということで、今年でちょうど開業100周年となります。当初は三留野(みどの)駅という名称で、1968年になって現在の南木曽駅に改称されました。駅名から地名が消えてしまったわけですね。
近隣の駅としては県境を越えますが岐阜県の中津川駅まで4駅、県内では木曽福島がありますが、市の中心駅まではかなり距離があり、塩尻まで16駅ほどあります。電車ではつながっていませんが飯田市などは県内で近い市になります。
電車では南の岐阜県側の方が近隣に市が多く、中津川までは電車の本数もそれなりにありますが、以北は激減し、この辺りは巡る際は要注意です。個人的にこの辺りで行きたい所はいくつかある(奈良井、宮ノ越、十二兼など)のですが、なかなか行けずにいます。少ない本数の中で何とか行けた数少ない駅のひとつがここだったのです。
駅裏側はズラリと一面にヒノキの木が置いてありました。
木曽森林管理署・南木曽支署とあります。
一塊何百本もありそうなので、ざっと数千本はおいてあるのかな、と。これだけのヒノキが並ぶと圧巻です。
ホームの様子です。
左が駅舎側で、右のホームにも待合室があります。
両ホームは跨線橋でつながっていて、3番のりばまである2面3線のホームです。
跨線橋の階段のサイドは、このようなデザインがなされており、特急(しなの)が一部停車する事もあってか、この辺りにも整備が行き届いている感があります。
跨線橋の中も枠つきのポスターが並べられ、標識もありとこんなところにも特急の止まらない駅との違いが感じられます。
手前が1.2番線として北行きの木曽福島・長野方面、向こうの3番線は中津川・名古屋方面と南へ下る側です。駅舎はこの手前側にあり、どこへ行くにも跨線橋での横断が必要になります。
反射で見えにくいのですが時刻表、こちらは名古屋方面です。
昼間には3時間近く電車がなかったりして、いくつも巡りたいという目的がある場合に大きな障害となります。(あと、乗り過ごした場合も)
赤枠つきは特急なので、普通電車だけだと1時間に1本あるかないかです。これだけだといいのですが、当駅始発のものがあり、ここより北の駅ではもっと便が減ってしまい、本線とは思えない状態となります。
駅舎です。
宿場町らしい雰囲気の立派な建屋で、「駅」の字は旧字体です。
平屋(と思うのですが…)ながら2F部分のところの装飾がかなり手が込んで素晴らしいです。
タクシーも複数台停まるなど特急停車のキー駅らしい駅前です。バスは妻籠・馬籠など宿場町へ行くものがありますが、便数がかなり少ないようなので下調べが必要です。タクシーでもいいのですが安く上げたい場合はバスになってしまうので…。
(↓クリック拡大)
ここでは1本逃すとえらい事になりそうだったので、滞在時間はあまり長くありませんが、少し歩いてみます。
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