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2010年1月25日 (月)

奈良/安堵 灯芯引きの町

奈良県生駒郡安堵町、安堵町歴史民俗資料館にて今村家の今村勤三展をひとしきり見て、今度は土間へ下りて、蔵の展示場へ出ました。

そこには、この資料館のもうひとつの見どころが…

灯芯です。

安堵町では江戸時代中期から伝統産業として灯芯引きが始まったとされ、その灯芯は畳表などのあの藺草(いぐさ)の表皮を除いたズイの部分からつくられるという事で、藺草の栽培も行われたといいます。この辺りは低湿地で、藺草の栽培には適していることもあったのでしょうか。

そんな伝統的産業も近年は廃れ、藺草の栽培に関しては1968年を最後に町内では終わりをつげたとあります。
Himg0230

 

灯りと灯芯、という事で様々な昔の照明器具が並べられていましたが、昔の農作業具なども沢山展示されていました。 
Himg0224

 

灯りの原料とその変遷の表がありました。

たいまつもですが、灯油やろうそくは比較的昔からあったものですが、ガス灯は江戸時代からあったんですね。こうして見ると電灯なんてごくごく最近で。

文明的な進化のスパンが近代へ進むにつれて短くなって、段々とせっかちで窮屈な時代になっていくような、この表を見るだけでもそんな事を感じました。

 

極端に言えば昔は50年前も100年前もそう変わらなかったのかな、と。

今なんて20年以上前の話をしたら、昭和の頃だとか言って携帯がなくて、パソコンはマニアの持ち物で…ってな感じですから。 
Himg0223

 

「駕籠」も展示されていました。

意外とちっちゃい…というのが正直な感想でした。

大男が乗るにはちょっと厳しいのかな、という印象でしたが… 
Himg0227

 

「灯芯ができるまで」の展示パネルです。

藺草の栽培は現在ではやっていないものの、この灯芯引きはまだ行われており、体験会も行われています。

この灯芯引きだけでなく、ぞうり作りの体験会、イグサ狩りの見学などこの資料館の年中行事として入っているというので、これは非常に素晴らしい活動だと思います。 
Himg0229

奈良県の父がこの安堵町から出た事、そして灯芯が藺草から作られ、それがこの安堵町の伝統産業として息づいている事、この資料館で知る事ができました。見落としてしまいそうな小さな町にも特色があるものだと改めて感じさせられます。

次回はもう少しだけ安堵町内の風景を!

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