岡山/矢掛 山陽道きっての宿場町並み
岡山県小田郡矢掛町、井原鉄道・矢掛駅から歩いてついにやって来た「街並み保存地区」
矢掛は旧・山陽道屈指のかつての宿場町の面影を残す町で、本陣・脇本陣が共に残され、いずれも国の重要文化財に指定されているという貴重で重要な町です。
▼かつては参勤交代で行列が行き来した通りなのだそうです。山陽道の中ではかなり旧態を留めた街並みで、保存にかなり力が入っているといいます。
▼このような昔ながらの建屋が一帯続いているのですが、一連の景色を撮った中で最も気に入った一枚がこのカットです。それはもう見事なまでに旧家風の建造物がひしめくように並び立っています。
手前は脇本陣・高草家(重要文化財)で、本陣の予備の宿として当時の庄屋役でもあった高草家が選ばれたという事です。毎週土日の週2回、10:00~15:00のみ開放され、大人300円で入館できるそうです。
このカットでは、瓦屋根、白壁はもちろんの事、なまこ壁、屋根上の忍び返しなど、とにかく目を惹きつけまくりの景色目白押しです。
▼まだまだ続きます、白壁の家並み。
青い空にはよく映えます
窓にも壁にもそれぞれの家の特徴が出ていて、画一化されていないところがまた見甲斐があるというか、見ていて飽きが来ないです。
ちなみに通りに幟の立っている「やかげの流しびな」はこの次の日に行われたそうで、こういうものだそうです→http://www.tamatele.ne.jp/~onotoshi/yakagenonagasibina09.html
▼銀行まで白壁が入っています。
▼こちらは比較的平板な建物でした。
中国銀行といえば、隣の小田駅の近くに旧・小田支店がありましたが、その洋風建築は見事なものでした。そんな建物だとここにはちょっと合わないか、と思いましたが。
▼西へ西へと歩いてきましたが、手前から2軒目のこの建物が矢掛宿の本陣・石井家です。石井家は庄屋を務めながら酒造業を営み、1635年に本陣職を命ぜられたとあります。
主要な建造物は江戸時代後期再建のものが多いとのことで、こちらは月曜のみ休館で料金は大人400円となっています。
▼矢掛宿の碑がありました。
横には説明板があります。
矢掛が宿場町としてその名を見せるのは室町時代になってから、とあります。
▼自販機も古い和風建築バージョンでした
最も矢掛らしいすばらしい風景を目にし続け、その通りは通り抜けましたが、まだ見ごたえのある景色もあるので次はそのあたりをお伝え、と思います。
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