長良川鉄道／美濃市駅 (岐阜県美濃市)

岐阜県美濃市の長良川鉄道･美濃市(みのし)駅です。

美濃市は岐阜県の中南部に位置し、人口は２２，３２０人(2010.5.1現在)で岐阜県では最も人口の少ない市です。旧国名を市名にしていますが、元は上有知(こうずち)といっていたようです。歌手･野口五郎の出身地であり、また徳島県つるぎ町貞光地区のように「うだつの上がる街並み」として近年有名になっています。

－長良川鉄道・美濃市駅－
【市内】市内3駅(いずれも南海)5駅中の中心駅　　
【路線】長良川鉄道越美南線　(美濃太田－北濃間)、
【開業】1923年10月5日(訪問は2010年5月)　
【１日あたり平均乗車人員】　２９７人／日　(2005年)
【近隣の都市駅】(美濃太田方面)関駅→4駅　
　　　　　　　　　　(北濃方面)郡上八幡駅→14駅

▼岐阜県の市の駅としては初登場です。今年のGW後半に日帰りで訪問した所で、現時点ではこの日が新規に駅を訪ねた最後の日で、この後身内の不幸もあり以後新規駅開拓を全くしていないまま現在に至ります。

付近に名鉄の美濃駅というのがありましたが、1999年に廃駅となり、現在は駅･ホームともに保存されています。

▼両サイドに電車が停まっている状態です。

ホームは1面2線で、このホームの両サイドに線路があるという構造です。

屋根が割に長く続いていて、長良川鉄道のキー駅のひとつらしい姿となっています。

左の電車に乗ってここまでやってきました。「さわやか　おくみの号」とあるGWに合わせて運行された臨時快速列車で、たまたま乗れてラッキーでした。

▼おくみの号の車体をサイドから。

長良川を思わせる川が車体下部に描かれています。長良川というのは五木ひろしの「長良川艶歌」という曲でその存在を知りましたが、同じような人は結構居られるものなのでしょうか？90年代初頭の刑事ドラマ「刑事貴族」のシリーズにも「長良川大追跡」なんて回がありました。大変余談ですが…(笑

▼右側のホームに停まっていた電車です。ナガラ3型という現在ある車両の中では最も新しいもののようです。

▼ホームからは向こうの階段を下りて改札へ向かいますが、これがとっても渋いのです。

▼木造の天井、かなり渋いです。サイドの部分も木、昔の古い教室なんかを思い出してしまう雰囲気です。

▼天井とサイドの木造ぶりを存分に堪能、できます。

▼美濃市駅の駅舎です。

元々国鉄路線で現在もJRに残る越美北線とつながる予定があったとも言われ、越美南線と称していますが、つながらないままに民営化直前に長良川鉄道に移管されたという歴史を持ちます。

▼出入口近辺をアップで。

「さくら祭」とありますが、2010年は3/19～5/5までの期間開催されていたようです。GWまでさくらとは、北海道や東北のような感覚ですが、本州でも高地にあるところなどは遅くに咲くものなのでしょうか…。

逆光で失敗していますが、木造の美しい駅舎です。市の中心駅ながら、それほど大きくなく第三セクター化された事もあってか駅規模は以前から変わってないと思われますが、長良川鉄道では有数のキー駅で駅舎も大きい部類です。