智頭急行/大原駅 (岡山県美作市)
岡山県美作市の智頭急行・大原(おおはら)駅です。
美作市は岡山県の北東部に位置し、兵庫県にも鳥取県にも接しており、人口は30,369人(2010.7.1現在)です。旧・勝田郡の勝田町、英田郡の美作町、作東町、英田町、東粟倉村と、そしてこの駅のある大原町が2005年に合併してできた新しい市で、岡山県の市では最も人口の少ないところです。
-智頭急行・大原駅-
【市内】市内6駅(JR4,智頭急行2)中の1駅
【路線】智頭急行(上郡-智頭間)
【開業】1994年12月3日(初訪問は1999年)
【1日あたり平均乗車人員】 不明
【近隣の都市駅】(上郡方面)佐用駅→4駅 ※JR姫新線乗換
(智頭方面)智頭駅→5駅 ※JR因美線乗換
▼同じ岡山県内にはJRで小原駅という駅もあります。
現・美作市では旧・美作町に町役場があり、その町内のJR林野駅が中心駅という事になるでしょうか。一方、旧・大原町ではかつて交通の要衝でありながら、長く駅がなく1994年12月に智頭急行の開業により、ようやく待望の駅が誕生し、当駅と宮本武蔵駅という2駅が設置されました。やがて美作市となり、この2駅はそのまま現在の智頭急行で2つしかない市の駅(他の12駅は全て郡部)となっています。
▼剣豪・宮本武蔵の生誕地と伝えられるこの大原。武蔵の資料館などもあるそうです。
ここに初めて来たのは1999年のいつか忘れましたが写真に残しておらず、2004年にも来ましたが写真がボケボケなので、2008年に3度目訪問時の写真を掲載しています。
▼この大原駅には智頭急行の車両基地があって、大抵の途中駅は駅ホームしかないのに比べて、この駅が重要拠点である事が窺えます。また特急停車駅でもあり、智頭駅を越えてJR線に入って、そのまま鳥取駅にも直通でき、最も近い都市らしい都市駅としては鳥取駅になるかと思います。
▼駅は高架で、ホームから下りて改札へ向かうところでホーム側を振り返ったカットです。ここには智頭急行 大原駅と表示があります。またそのトンネルの中には壁画が描かれています。
▼ホームから改札へはこの階段を下りていきます。
智頭急行の途中駅は大抵、高架からの階段が外にさらされている状態ですが、この駅は両サイドも上も覆われている室内型で、沿線の他駅との格の違いを感じます。
▼2枚上の写真の反対側のカットで、ホームを下りてトンネルをくぐって、この離れに改札にあたる部分があり、ホームから見た駅舎の様子です。
▼大原駅の駅舎です。
2階部分(に見えるところ)が、小さくなっている「つし二階」に見える和風建築の駅舎です。右側には格子窓、壁は白など和風建築のエッセンスが多分に盛り込まれています。
左側には五月人形の冑と、宮本武蔵とお通などの幼少期と思われる銅像がガラス張りに展示されていました。
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