伊予鉄道/横河原駅 (愛媛県東温市)
愛媛県東温市の伊予鉄道・横河原(よこがわら)駅です。
東温市は愛媛県の中央より少し北東部に位置し、人口は35,322人(2010.8.1現在)で、2004年にこの駅のある旧・温泉郡の重信町(2.3万)と川内町(1.1万)の2町が合併してで きた新しい市で、愛媛県で最も人口の少ない市ですが松山市のベッドタウンとして近年は人口増加中なのだとか。
東温とは、温泉郡の東の地域という意味合いで付いた名のようです。昔、みかん箱といえば「有田みかん」を真っ先に連想しましたが、「温州みかん」ってのもあったかなー、と思ったりしました。なるほど行ってみて分かる市名の由来、という事で…。
-伊予鉄道・横河原駅-
【市内】市内6駅(いずれも伊予鉄道)中の中心駅
【路線】伊予鉄道・横河原線(松山市-横河原間) ※終着駅
【開業】1899年10月4日(訪問は2010年9月)
【1日あたり平均乗車人員】不明
【近隣の都市駅】(松山市方面)松山市駅→14駅
▼愛媛県の市の駅初登場です。松山市駅から南東へ伸びる伊予鉄道の「横河原線」の終着駅で、ナント明日10月4日が開業日で、111周年というめでたい時を迎えます。
この、いかにも「昔からあったよ」、という感じの駅名標が渋くって萌えます縦書きというところにむしろ斬新さすら感じましたが…、終着駅につき隣駅は片側のみです。
愛大とは愛媛大学の略称ですが、愛媛大学の医学部が1973年にこの町に設置された頃から急速に都市化の様相を呈するようになったといいます。また、その隣の見奈良駅の付近に市役所や図書館があり、ここが中心駅という見方もできます。
個人的にはここにたどり着いた事により、愛媛県の全市を踏破したという記念すべき?!場所であります。
▼ホームは1面1線、全くの単線で、いかにもという感じのローカルぶりです。
ホーム上のひさしの柱部分の錆びっぷりも半端なく、時の流れを感じさせてくれて個人的には好きです。
車両はモハ710形というものでしょうか、クリーム色にオレンジのアンダーラインの入った青空に映えそうなボディ色をしています。昔地元の市内で走ってたバスの色がこんなだったかな、と思い出したりしました。
▼この錆び具合、手付かず感が逆にたまりません。
老朽化で崩れたりしないよう、安全基準だけは保っていてほしいものです。
▼横河原駅の駅舎をアップで。
立派な瓦屋根を持つ昔ながらの木造駅舎が残っています。駅名表示も昔ながらのものと思われる年季が感じられ、「駅」の字は旧字で表記されています。
左側自販機の後ろに「たばこ」の看板が覗いて見えますが、ここでかつてはたばこを売っていたのでしょうか??
横河原線では有人駅は割に多くあるのですが、ちゃんとした駅舎のある駅はそう多くなく、かなり大規模な部類に入ります。それだけに中身もよく見ておきたかったのですが周辺を散策後にその足で隣駅まで行ってしまったので、中身はよく見ずじまいでした。
▼駅舎全体像です。
駅前はロータリー式ではなく、広場スペースが取られているところに道路上に区画表示されている状態でした。上の写真では自販機で隠れてしまっていますが、こうして見ると木造駅舎である事がよく分かると思います。
右側に隠れていますが、真ん前には小さなホテルもあり、それなりの町であることが分かります。その辺りまた詳しくお伝えできれば…と思いつつ横河原駅編を終了します。
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