兵庫/宍粟 山崎の商店街と寺社と
兵庫県宍粟市、兵庫県中西部、姫路市のすぐ北に位置し人口40,911人(2010.8.1現在)で、2005年に旧・宍粟郡の4町が合併してできた新しい市です。
合併により、面積は県下では豊岡市に次ぐ2位となりました。戸倉スキー場、ちくさ高原など自然の名所には事欠かない所です。
▼旧・山崎町も合併で人口4万を越す宍粟市となったのですが、鉄道駅がなく、姫路駅からバスで1時間ほどかかってここ山崎バスターミナルに到着します。ここは旧・山崎町の拠点的な所で、宍粟市の中心地とも言えるところです。ちなみに中国道では山崎ICがあります。
山崎町時代に1993年11月をはじめ何度か寄ったものの、キッチリお届けできるように撮ったことがなかったのでそういう観点で訪ねて行った時の写真(2009年8月)です。
▼バスターミナル付近の様子です。
幹線道沿いでもあり、店や施設も多く、街の様相ですが、鉄道駅がないのだけはつくづく残念な気がします。
▼幹線道から横道に入ると商店街が。
思えばこんな風に小道にそれたこともなく、この町に商店街が存在していたことも全く認識していませんでしたが、徒歩でじっくり旅して初めて山崎の地でこういう商店街に出くわすことができました。
看板は「宍粟郡 山先町山崎」と旧地名と書かれたものがまだ残っていました。
▼上の写真の商店街のサイドにチラッと写っていたのはこの總道神社です。
四百数十年前に付近の中心街を形成し始めた町々によって創建されたものと思われるとあります。古来火事が外へ出た事がなく、火事が起こりかけても半鐘が鳴って表へ出る事のなかった有難い神様がいると伝えられてもいるそうです。
▼土が剥き出しになった白壁は撮らずにはいられません!ここもまた商店街の通りです。
▼ここもまただいぶ白壁はがれてます。ながーく続く塀にのどかさを感じます。
▼静明山・青蓮寺という法華宗のお寺です。
銀屋根瓦と上下二層に見える白壁の建物がまるでちょっとしたお城のようです。
1607年姫路の方に建てられたのが創建時期とされ、池田輝政(←姫路城建築で有名な)四男の輝澄がこの宍粟の地を拝領した際の1618年に当地に移建されたとあります。1680年には本堂焼失に遭うも1693~94年にかけ再建されたとあります。
▼ノスタルジックな雰囲気に満ち溢れた町並みを歩いてみます。
特別な観光地へ行くよりも、こういう町並みの方が実は心惹かれます。しかしおおっぴらに撮りにくいのもこういう町並みである訳で、その辺がもどかしかったりもします。
うだつ?と思われる袖壁のある家屋が目立ち、感動せずにおれませんでした?!
▼ここもまた商店街ですが、提灯様の街灯がずーっと続いています。
道幅は狭いですが、床も整備されていて歩き旅には風情を感じさせる、なかなか良い雰囲気の商店街です。昔ながらのポストも何気に置かれていました。
山崎は割に近くにありながら、国道29号沿いなど幹線道付近しか寄った事がなかったので、こんな面を見られてよかったなと思います。じっくり歩いてこそだとも感じました。
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