奈良/御所 新地商店街あたり
奈良県御所市、近鉄御所駅からの様子を。(2008年7月)
▼近鉄駅の出た目線です。
商栄会の看板がなかなか仰々しく?!歓迎されてるような気になります。
ここから徒歩数分の所にJRの御所駅があるのですが、そちらと比べるとここの方が華やかで中心駅的な雰囲気を感じます。ちょっと離れているだけで随分と雰囲気が変わってくるもので。
▼駅前の風景を横から見た様子です。
左側はバス待合所で十津川村経由新宮行きの長距離バスや新宿行き高速夜行バスなどもここから出ています。こんなバスのりばが近鉄御所駅の隣にはあってJR駅にはないというところに近鉄駅の優位性を感じます。
そのバス乗り場の向こうが近鉄駅で、右側は線路と平行に走る幹線道となっています。
▼最初の写真の商栄会の看板のある商店街を進みます。
のっけから、こんな店があって感動というか度肝抜かれました。時の流れを痛切に感じさせるこの建屋を見逃す訳にはいきませんでした。
▼商店街のようす。
昔ながらの雰囲気を保ち続けてる懐かしい匂いが全面に感じられます。
お客さんで賑わうという雰囲気ではないですが…、それでもちょこちょこと人通りは見られました。
▼上の写真から突き当たりまで行くと、JRの踏切があって(この左少しの所にJR御所駅がありますが…)、ここを過ぎるとこの「新地商店街」に出くわします。
▼新地商店街のようすです。
この商店街は、昭和34年に奈良県内2番目にアーケードが誕生した商店街でかつては30店舗あったそうですが、現在は14店舗と半減しています。
天井からかかっている幕は、野口神社の汁かけ祭りというなんだかすごい名前の祭ですが、毎年五月五日に野口神社にて「汁かけ」「蛇網曳き」という奇妙な行事を行うとの事で、約70リットルの豆味噌をすって汁を作り、村人も飲み、当日の参詣人のみならず道行く人々にまでその汁をかけてしまうのだとか。邪気を払い、病を取り除く有難い神事なのだとかで、わざとかけられに来る?!方々も居られるのだとか。
その後にわらで作った蛇網を引き回すのだとか、かなり奇妙なお祭のようで、見たいようなそうでないような…、でも興味はあります。
▼新地商店街を横にそれたこの小道は、JRの御所駅とをつなぐ道。いかにも裏道という感じで、昭和から変わってなさそうな雰囲気、違うのは昔は営業していて今はやってなそさうというところでしょうか。この道の終わる所で左目にJR御所駅が見えます。
▼再び新地商店街へ。
幕はいくつもかかっていて、このいちばん手前のは「日本武尊 琴引原白鳥陵」というものです。日本国随一の英雄といわれるヤマトタケルが亡くなった後、白鳥となって飛び立って最初に降り立った所がこの御所市内にあるということのようです。
御所のこの辺りは商店街しか通っていないのですが、さすがは奈良県、どこへ行っても歴史を感じる事ができるなと改めて感じさせられます。
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