島原鉄道/島原駅 (長崎県島原市)
長崎県島原市の島原鉄道・島原(しまばら)駅です。
島原市は長崎県の南東部に突き出た島原半島に位置し、人口は47,587人(2010.11.1現在)で、歴史に名高い「島原の乱」の起こった地であり、また「島原の子守唄」なども有名の町です。
-島原鉄道・島原駅-
【市内】市内8駅(いずれも島原鉄道)中の中心駅
【路線】島原鉄道(諫早-島原外港間)
【開業】1913年9月24日(訪問は2010年8月)
【1日あたり平均乗降車人員】1,522人/日(2005年)
【近隣の都市駅】(諫早方面)吾妻駅→10駅
(島原外港方面)該当なし
▼長崎県の市の駅初登場です。
長崎県の駅はそれまで長崎駅だけは行った事があったのですが、写真に収めた事が全く無く(完全プライベートで行く事が無かったので)、2010年になってようやく長崎県の駅を記録として撮る事ができました。それまでのブログで紹介したくても不可能だった訳です。
長崎県の諫早駅から島原半島を雲仙市、島原市と進んでいく島原鉄道において最も利用者数の多い駅です。盲腸線の終着である島原外港駅までは3駅ありますが、そこまで都市駅と呼べる駅が無いので該当なしとしました。2008年まではこの先も駅が続いていましたが残念ながら廃止となってしまいました。
▼ホームは2面2線で、大きな屋根がホーム上にせり出し、また広く覆っています。
▼こちらは反対側の眺めで、向こうに改札があります。
跨線橋は無く、構内踏切でつながっています。
右端にあるような昔ながらの木製ベンチが今も残り、広告看板にも昭和の雰囲気が残るホームです。
▼改札を出ると、各交通機関の乗り継ぎの案内表示がありました。
どこ行きの次発バスが何分に出るなどと一覧で表示されていて、バスのみならず鉄道、フェリーなども含まれています。小都市の割にこういうのが整備されていて非常に素晴らしいなと感じました。
▼駅舎内改札周辺の様子です。
改札口の上は両サイドともお城を模していて、上は瓦屋根と白壁、下は石垣と、まぁ素晴らしいつくりになっています。これだけでここは城下町だと容易に分かるというものですね。それにしても改札をこんな風にしてるって遊び心があっていいなと思います。
▼駅出口すぐにあった島原の子守唄の像です。
「島原の子守唄」は♪おどみゃ島原の~のフレーズで、作者・宮崎康平が子どもをあやしている時にできたのだとか。昔からのこの地方の子守唄をベースにできたそうですが、ドラマなどでもよく取り上げられ、かつての人気刑事ドラマ「西部警察」でもサブタイトルにまさにそのまま用いられていたり、「必殺仕事人」でも記憶を失った女性がこの歌だけは覚えていて口をついて出るように歌っていたシーンがあります。その子守唄の地をこうして訪れたというのは感慨深いものがあります。
▼島原駅の駅舎です。
お城の入口じゃないか?と見まがうほどの見事なお城然とした駅舎となっていて、両サイドの櫓状のものと石垣が更にこの建物を引き立たせています。
これはもうこの駅舎を見ただけでも島原に来て良かったと思えますが、この駅からすぐに島原城が見えるというロケーションもまたgoodです。ここもまた人口4万人台の市にしては大規模の駅舎のように見えました。
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