JR村上駅 (新潟県村上市)
新潟県村上市のJR村上 (むらかみ)駅です。
村上市は新潟県の北端に位置し、人口は66,127人(2011.3.1現在)、村上市自体の市制施行は1954年で人口3万人程度の市でしたが、2008年に周囲の2町2村と新設合併し、新生・村上市としてそれまでの倍以上の人口規模となり、面積では新潟県内最大の市となりました。
かつては村上藩の城下町として栄え、この地方で古くから開けていた三面川河口の瀬波村に対してその上手に位置する事から、「村上」と呼ばれるようになったと言われています。
-JR村上駅-
【市内】市内11駅(いずれもJR)中の中心駅
【路線】JR羽越本線(新津-秋田間)
【開業】1924年6月10日(訪問は2010年9月)
【1日あたり平均乗車人員】1,912人/日 (2009年)
【近隣の都市駅】(新津方面)中条駅→5駅
(秋田方面)鶴岡駅→16駅
▼羽越本線で直流と交流の分かれ目となる「デッドセクション」(死電区間)が隣駅との間にあります。
ここの駅名標が快速列車である「きらきら うえつ」の停車駅ベースの表示となっており、これらは実際の隣駅ではありません。
下の部分が色とりどりでかつキラキラしていて、こんなに華やかな駅名標もなかなかないのではないのでしょうか?旅の醍醐味の大きなひとつを感じました。しかも、駅名の両サイドには四季の風景がそれぞれ写真となって並べられており、どこまでも楽しめる駅名標です。
▼ホームの上に街灯が立つというレトロ調を前面に押し出したつくりで、待合室は白を貴重としたガラス張りの室内型で清潔感の高いオシャレな印象を強く持たせます。
▼一番上の写真で停まっていた電車は、きらきらうえつだと思いますが、こちらは普通車両。緑のラインが上下と腰の部分にまっすぐ通っていて、印象的な車両です。
ホーム上のこの部分は骨組みのみが建っている状態で、待合室ができるのか何なのかよく分かりませんでした。今行くと何かできてるのでしょうか…?(今から約7ヶ月前の状態です)
▼これがその骨組みの全体像です。
▼ホーム上の屋根のある部分をど真ん中から。
こういう角度で撮ると迫力が感じられて、なかなかいい感じです。
向かいのホームも屋根が長く取られ、市の中心にふさわしいホームの様子となっています。
▼地下通路の様子です。
通路幅自体はあまり広くありませんが、全面的に掲示物で埋め尽くされ、また薄暗くなく明るい通りとなっています。床に模様が入っているのも、素気ないものよりは随分と違った印象を与えてくれます。
▼ホームから地下道へ、の写真です。こちらは駅舎側ホームで、向かいへ行くにはこの地下道を渡って、という事となります。
▼村上駅の駅舎です。
以前は割に平板な駅舎だったようですが、近年こういうレトロ調のものに改築されたのだとか。コンビニが駅舎内に入っています。市の中心駅たるもの、駅舎内に何かお店が入っていてほしいな、と個人的には思います。
▼出入口付近をアップで見るとレトロな感じがまたよく分かると思います。
古き歴史ある町、ということからこういう感じになっているのでしょうか??よくわかりません、、とにもかくにも「駅」の字は旧字体です。右から表記ではありませんが…。ポストもそれに合わせてか昭和風のものがポツンと置かれています。最近意図的にこの手のポストを置いてる所も多いようで、返ってレア感がないというか有難味がないというかで、見ても感動しなくなったのがやや残念な思いがしています。
▼駅前広場周辺です。
手前が駅で、向こうが駅前通りで広い道路となっています。
真ん中に城型のモニュメント兼ロータリーの中心があり、向こうに建物がずーっと続く街並みです。そこそこ立派な建屋が続いているもののやや古めかしい感じで、人通りもそれほど活発という雰囲気ではありませんでした。写真としてはかなり絵になる感じで好きですね、こういう雰囲気。このモニュメント、のぼってみたいという衝動に駆られてしまいます…
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