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2011年5月 4日 (水)

JR田川後藤寺駅 (福岡県田川市)

福岡県田川市のJR/平成筑豊鉄道・田川後藤寺(たがわ・ごとうじ)です。

田川市は福岡県のほぼ真ん中に位置し、人口は50,587人(2011.2.1現在)で、かつては筑豊最大の炭都として栄え、炭坑節発祥の地とされています。1950年代には人口10万人を突破するとしでしたが、石炭産業で栄えた多くの町と同じようにエネルギー革命の波に飲まれ人口は当時の約半分にまでなってしまいました。

-JR/平成筑豊鉄道・田川後藤寺駅
【市内】市内8駅(JR3・平成筑豊鉄道5)中の中心駅
         ※当駅と田川伊田駅をJRのみとカウントした場合
【路線】JR日田彦山線(城野-夜明間)
      後藤寺線(新飯塚-田川後藤寺間)
    平成筑豊鉄道 糸田線(金田-田川後藤寺間)
【開業】1896年2月5日(訪問は2011年3月)
【1日あたり平均乗降車人員】
 JR-2,264人/日(2004年)
【近隣の都市駅】
(城野方面)田川伊田駅→隣駅 
          (夜明方面)日田駅→15駅
          (新飯塚方面)新飯塚駅→5駅

▼日田彦山線ならびに後藤寺線の駅初登場です。それもそのはずで、この3月の福岡県の未踏市めぐりのツアーで初めてこれらの路線に乗ったもので。平成筑豊鉄道の駅も同じ敷地にありますが、この時は乗らなかった事もありここでは特にJRに関してのものをUPします。

当駅は開業当初から長らく「後藤寺駅」を名乗っていました。

田川市では当駅の他にもうひとつ、中心駅と呼べる格の「田川伊田(たがわ・いた)」があり、市内では両駅がツインで中心駅の座にいる状態で、伊田の方も田川の名を冠せずに長らくきていました。しかしどちらが中心駅かよく分からないという意見が絶えず、どちらが代表である「田川駅」を名乗るか?の論争はモメにモメたといいます。

結局は、両駅共に頭に「田川」を冠する事となり今に至るといいます。

田川市へ行くにあたり、田川伊田、田川後藤寺どちらも中心駅なる記事を見かけ、どちらへ行こうか?迷いましたが、この後飯塚市へ行く事を決めていたのでアクセスから考えてこちらに寄る事としました。そりゃ両方寄れれば一番なんですが、、
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▼上の昭和チックな駅名標は日田彦山線のもので、途中駅であるため隣駅は両方記されていますが、下の写真は後藤寺線のもので、同線では終着駅にあたるため隣駅は片側しか表記がありません。
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▼田川市?といっても「??」な感じだったのですが、ここは駅に来るだけでいい鑑賞になります。ホーム内の素晴らしさは全くもって侮れません。

日田彦山線のホーム、この白木の天井骨組みは実に見事で、これを撮りたいがためにしばらく人が居なくなるのを待っていました。また両サイドに電車が停まっている状態というのもちょっとラッキーな気がしました。
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▼天井骨組みが素晴らしければ、この跨線橋も素晴らしい事この上ありませんでした。

この渋さ、色の褪せ具合がなんとも言えません、いかにもという感じの板張りで、それがまた横に骨組みが入って3枚板張りになっているところにどこか懐かしさを感じました。
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▼この白木のホーム屋根から、あの素晴らしい板張り跨線橋につながる訳ですね。
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▼側線にはこの電車が停まっていました。

水戸岡デザインですね。
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▼跨線橋の階段部分ですが、あのメチャクチャ渋すぎる外観とは対照的なほど、こんなのどかなイラストがいくつも描かれており、内外のギャップはかなり激しいものがあります。
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▼ホーム間はかなり距離がありますが、この手前に当たる部分で、この両ホームに挟まれる形で平成筑豊鉄道のホームが入っています。

なのでこの間が空いてしまうのですが、それを花壇にしたところなど発想が実にいいというか、この駅の見どころがこれでまた増えたなと感じました。ホーム内どこも見どころのような気がします。
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▼向こうが駅舎になりますが、改札を入って左に直進して跨線橋の下まで来た辺りです。

終着駅だけあってか車止めが見えました。

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▼こちらは後藤寺線側の電車です。

北九州市の城野駅から日田彦山線でやってきましたが、出発は別の路線で、この後藤寺線の電車で新飯塚まで行く事となり、この電車が来るのをしばし待っていました。九州では目を惹く電車が多いので、こんな電車を見ると四国をイメージしてしまいます。
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▼先ほどの車止めのあった線路のところに電車が来ていた時のカットですが、この時の跨線橋の側面の様子がまたカッコよくて思わず載せてしまいました。
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▼駅構内です。この横にやや待合スペースはありましたが、そんな広いスペースはなく結構こじんまりとしていました。

尚、写っている券売機は平成筑豊鉄道のもので、JRのものはここに写っていない右側にあります。
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▼田川後藤寺駅の駅舎です。

駅建屋規模だけでいえば隣の田川伊田駅の方が大きい(Wikiで見た写真の限りですが…)ように思います。

この時は雨でした。それもあってか撮りにくい駅舎、というイメージが個人的には強かったです。このタクシーの停まっているスペースのど真ん中辺りで取れれば一番よかったのかもしれませんが、邪魔にしかならないし、その辺は遠慮しないと、という事でこんなに離れて撮りました。
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▼駅から出て線路と平行な道が上り坂になっていて、これをぐるっと90°左折する形で立体交差になっている道路から駅の遠景を眺めた様子。複数路線あって広い駅が向こうに小さく見えます。出口と反対側に行くのは結構大変だった印象があります、坂を上らないといけないし駅から大きく離れていくしで。

しかし、線路の沢山ある広大な敷地を持つ駅であることがここから見てもよく分かりました。
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