JR筑後船小屋駅 (福岡県筑後市)
福岡県筑後市のJR筑後船小屋(ちくご・ふなごや)駅です。
筑後市は福岡県の南西部に位置し、人口は48,558人(2011.2.1現在)で、筑後平野のほぼ中央に位置する田園都市で、豊臣秀吉ゆかりの羽の生えたようにすばしっこい犬が祭られたといわれる「羽犬塚」や日本有数の炭酸含有量を誇るといわれる船小屋温泉などがあります。俳優の高倉健さんは同じ福岡の中間市出身ですが、もうひとりの「健さん」?!田中健さんはこの筑後市の出身だそうです。高倉健さんが80歳である事に驚きならば、田中健さんが還暦ってのも相当オドロキです。
-JR筑後船小屋駅-
【市内】市内3駅(いずれもJR2)中の1駅
【路線】JR鹿児島本線(門司港-八代間)
九州新幹線
【開業】1891年9月30日(訪問は2011年3月)
【1日あたり平均乗車人員】 203人/日(2005年)
【近隣の都市駅】(門司港方面)羽犬塚駅→隣駅
(原田方面)瀬高駅→隣駅
▼ついこないだまでは単に「船小屋駅」でした。
ことし3月12日の九州新幹線開通に伴い、当駅に新幹線駅が新設される事となり、これを機に「筑後」が頭に冠される事となりました。筑後市にある、という意味合いででしょうか?それとも単に旧国名の筑後国エリアのと意味合いでしょうか?とにかく、新幹線駅開業に合わせこの在来線駅も500m移動したといいます。
九州新幹線のある駅初登場となりましたが、この写真は開通した次の週末(3月20日)時点のものですが、時節柄震災の自粛ムードがまだまだ強かった頃で九州新幹線の開通があまりニュースにならなかったのは残念でした。。
ここへは在来線で隣の羽犬塚駅(宿泊地)から在来線でやってきたので、ホーム内関係の写真はすべて在来線のものです。
▼新幹線ホームがこの在来線ホームとは別にできたのですが、この駅は市内の中心駅ではなく、中心は隣の羽犬塚駅です。利用者も1日約200人程度という小さな駅ですが、新幹線効果なのか、2面2線ながら立派な跨線橋がついています。
初めて来たら、何でこんなとこに新幹線駅ができたんだろう?と疑問を持たざるを得ない雰囲気です。新幹線が開通していなかったら、ここには来ていなかったでしょう。基本的に遠隔地?!1市1駅を原則に(時間の都合で)訪ねていますが、ここの場合は中心が羽犬塚で宿もここで取った為にまず訪問し、その夜に隣の駅(当駅のこと)が九州新幹線の置かれた駅と知ったので、翌朝一番で訪ねたという訳です。
▼羽犬塚からこの電車に乗ってやって来ました。
▼新幹線サマサマでは?と思えるくらい、何もないところに充実した雰囲気の駅周りといった感じで、在来線の駅舎は小さいながらなかなかのものができています。
▼そして、これが新幹線側の駅舎です。
在来線駅がこの右に当たる部分で、在来線から新幹線に乗り換える場合は、一度駅舎を出てから、この新幹線駅舎へ移る事になります。
やはり新幹線駅だけあって規模の大きさはハンパないものがあります。それに比べて停まってたり、行き交ってたりする車の少ない事…
▼時計塔もこんなに見事なものが設置されています。
定時になると音が出るのでしょうか、スピーカーがついていました。
▼上の時計塔の向こうに覗いて見えていたのがこのオブジェです。
江戸時代、近くの矢部川(隣の瀬高駅の旧名でもあります)付近の一帯に土木用の船を格納する小屋が沢山堤防に設けられた事からこの名がきているといわれています。
▼こちらは新幹線駅舎内より。
出口の向こうはなんーにもありません、
東の方ではこんな駅も珍しくないと言われていましたが、九州新幹線にもこんな駅があるとは、、山陽新幹線に馴染みの深い身としては信じられない光景です。新幹線の駅前がこんなだなんて。まぁ新神戸は片側が崖だったりしますが…。
東の方でこないだこれに近い体験をしました。安中榛名駅。ヤマザキの店が一軒あるだけであとホントーになんーにもありませんでした。しかも2時間新幹線が来なかった事もアンビリバボーでした。
▼駅の周辺図です。
なんか周りになんにもないな、と思っていたら「公園の中の駅」と銘打ってありました。
付近の筑後広域公園は建設中、なのだとか。今後の発展を見込んでの先見の明で設けたというのでしょうか。この新幹線駅の開業で、利用者数がどこまで伸びるかとにかく期待したいものです。
▼この踏切は在来線のものですが、新幹線の駅前すぐと言っても差し支えない地点で、それがこの風景ってすごいですね。2枚上の後援風景の写真とは反対側にあたります。お店もろくに見当たりませんでした。これからできるのでしょうか、、
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