近鉄/五位堂駅 (奈良県香芝市)
奈良県香芝市の近鉄・五位堂(ごいどう)駅です。
香芝市は奈良県の北東部に位置し、人口は75,811人(2011.7.1現在)で、1991年に市制施行された比較的新しい市です。
1970年当時の香芝町の頃は人口が2万1000に過ぎなかったのが現在に至るまで40年あまり人口は一貫して増加を続け、90年には5万を越え(5万2000)て翌年に香芝市と奈良県10番目の市として新たに誕生しました。
2005年には7万を突破、この時は人口増加率が全国3位という衰えを知らない目覚ましさを感じさせます。
-近鉄・五位堂駅-
【市内】市内8駅(JR3,近鉄5)の中心駅
【路線】近鉄大阪線(上本町-伊勢中川間)
【開業】1936年3月27日(訪問は2009年8月)
【1日あたり平均乗降車人員】 27,540人/日 (2008年)
【近隣の都市駅】(上本町方面)近鉄八尾駅→12駅
(伊勢中川方面)大和高田駅→2駅
▼香芝市内には市名を名乗る「香芝」駅が存在しますが、その実は特にこれといったものの見当たらない小規模駅舎で、一度間違って行った(引き返すために降り立った)時にはその規模の小ささに驚きました。どこかで時間を潰そうかと思っていたのですが、夜では全くままならない状態で、ただただホームで大人しく待っておくしかありませんでした。この駅が香芝駅と市名を名乗るようになったのは、2004年からでそれまでは下田駅でした。
また、同じ五位堂を名乗る駅がJRにもあります。2004年に新設された「JR五位堂駅」で、この近鉄の五位堂と区別するためか駅名そのものに「JR」が冠されています。この両者は徒歩15分程度かかり、連絡には適している立地とはいえない状態で、駅周辺の様子もJR側は大変閑散とした雰囲気となっています。
香芝駅もJRの五位堂駅も都会的とは全くかけ離れた状態で、香芝市内にいくつもある駅の中で唯一都会的な雰囲気で、駅舎規模もそれなりのものを有しているのがこの近鉄・五位堂駅なのです。
▼香芝市内唯一の橋上駅舎で、両サイドへ出ることができ、片側の出口への階段が下りている様子がわかります。
▼改札周辺の自由通路での様子です。
次発の列車案内が出ています。
その下には路線図が出ているので、どこの駅まで何駅かわかりやすくていいですね。
▼五位堂駅の2F出口からの通路です。
階段を下りて、1Fの出口もあるのですが、道路と立体交差となっているこんな通路もあります。これがある事により、ちょっと駅規模が大きく感じたりもします。
やはり香芝市内では、ダントツの規模かな、とこんな風景を見ても感じさせられます。
▼近鉄・五位堂駅の駅舎です。
1987年に改築された駅舎で、市制化されてからは大規模な変化は見られません。
人口7万5千を超すのに中心駅が明確でない(見た目的にはここが圧倒的ですが…)のは、人口ばかり多くて基幹産業にいまひとつハッキリしたものがないという事でしょうか。法人税収に拠り所となるものが感じられない気がします。財政が潤えば駅にも多少の金がかけられないかな、、と思ったりするのですが…
香芝市の代表的なエリアを訪ねたいと思ったら、駅レベルではここを訪ねた方がよいでしょう。JR五位堂や香芝駅などにそのような期待をしていくと、大いに外れてしまうと思うので…
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