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2011年11月14日 (月)

JR本竜野駅 (兵庫県たつの市)

兵庫県たつの市のJR本竜野(ほんたつの)です。

たつの市は兵庫県の南西部・西播地方に位置し、人口は80,008人(2011.10.1現在)で、2005年に旧・龍野市と揖保郡新宮町・揖保川町・御津町が合併して新生・たつの市とひらがな表記に変わりました。

井戸敏三・現兵庫県知事の出身地で、旧市以来、龍野城の城下町として栄え、「播磨の小京都」として知られています。また「赤とんぼ」の作詞家・三木露風の出身地である事から「赤とんぼの町」と称されたり、ヒガシマルのうすくち醬油や揖保乃糸の手延素麺などでも全国的に有名な町です。

-JR本竜野
【路線】JR姫新線 (姫路-新見間)
【開業】1931年12月23日
【訪問】初訪問-1990年3月
【1日あたり平均乗車人員】 1,502人/日 (2008年)
  

【近隣の都市駅(姫路方面)姫路駅→4駅 
          (新見方面)播磨新宮駅→2駅

▼現在のたつの市内には、「竜野」駅も存在しますが、旧・龍野市から現在に至るまで市内の中心駅は一貫してこの本竜野駅です。

地元兵庫県民ですら、龍野(旧・龍野市の中心地)へ行こうとして誤って「竜野」駅へ行ってしまう、という事が起こりますが、竜野駅の方は平成の大合併前は、揖保郡揖保川町に存在する唯一の駅であり、現在では「たつの」市において唯一の山陽本線の駅です。他の市内の駅は本竜野をはじめすべて姫新線に属しています。

この駅に初めて訪ねたのは、実に1990年3月…、もう20年以上も前で、バリバリの10代でした。今こんなにブログでいくつもの駅を紹介していて、通算訪問駅数は2500前後と思われますが、その訪問順でいえば20番までには入るくらいの古さだと思います。

そんなわけで昔から何度も訪問しているので駅の様子も今昔形式で行きたいと思います。

といっても、駅ホームの様子を撮った最古のものは2007年のものなので、それ程古いものではありません。けど、この数年で劇的に変化しました。こちらは2007年のもの。

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▼こちらは2011年のもの。

それまではこちらのホームからすぐ出口へ行けたのに、橋上駅舎にリニューアルしたことで改札への階段が設けられています。

初訪問から20年余り、市の中心駅でありながら一向に発展の気配をみせず、このまま衰退してしまうのか、、と思っていましたが、2009年に訪ねた時漸く発展の様子を見せてくれました。

近隣の西播の市では、ここよりはるかに人口の少ない相生には新幹線が停車して大きなん駅舎があるし、赤穂もかつては平屋駅であったものの、駅構内にそば屋があったりしてまだ市の中心、という雰囲気を味わえました。(2003年に訪ねた時は橋上駅舎として大きな駅になっていました)

それなのに、ここだけはそこらの寂しい駅と変わらんままなのか、、と訪ねるたんびに思っていたのです。長いこと生きてこれてよかった、と思ったのはこの駅が大きくなったのを見た時でした(笑
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▼2007年の平屋駅時代のホームです。

初めて訪ねた1990年もこのスタイルでした。

手前が改札の位置で、緩やかな上り坂を経てホームに至ります。ホームが2面2線なのは現在も同じですが、向こうに跨線橋がついていました。

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▼2011年のようす。

多分、それまでのこの駅にはなかったと思いますが「赤とんぼの碑」だそうです。ほのぼのとした親と子の様子がなんともいえず、原風景を見るようですがものが豊かになった今では見ることができない光景なのでしょうか。貧しくても心が豊かであれば、、と思うのですが…。まぁ失いたくない古き良き心をこの像が教えてくれるような気がします。

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▼こちら2011年版ホームの様子。

向こうにあるのは単なる跨線橋ではなくて、改札も含めた橋上駅舎。何度も言いますが本竜野駅もついにこんな駅になる時代が来たのか、、2010年3月供用開始になったそうで、その約1年半後の姿(この写真は2011年8月当時)という事になります。
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▼駅舎内通路の一角です。

これは新駅舎のもので、旧駅舎は全くの平屋だったので、このような佇まいはあり得ない形でした。

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▼よこうそ たつのへ 

と楽しげな顔抜き看板がありました。

顔抜きの部分は赤とんぼですね。醬油のビンもよく分かります。揖保川の流れなど実に龍野をよく表したものとなっています。

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▼旧駅舎からの遺構でしょうか、よく見えませんでしたが…

開業は意外に新しく?!昭和になってからで1931年。今年でちょうど80年になります。

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▼では本題の、駅舎にまいりましょう。

これは2007年撮影時のもの、これが開業当初からの初代駅舎だそうです。

初めて訪ねた1990年時点では建屋はこれと全く同じですが、ペイントがこのようなライトブルーではなかった気がします。それにしてもやや大きめではあるものの市の中心駅としては??な規模かなと思いました。

この駅を初めて見た1990年時点では市の中心駅は姫路とか岡山とか大きな駅しか見た事なく、小さめの駅も見てましたが、それでも新見・津山クラスで駅内に何かあったりしたものですが、この駅の場合はホントに待合室だけだった印象しかないのです。。たまたま長時間の待ちになる事があって、えらく退屈した記憶があります。

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▼2009年8月訪問時の様子です。

この年の4月から旧駅舎の解体工事が始まっていて、駅舎のあったであろう場所はこのような姿に成り果てていました…

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▼その一方で生まれ行く新たな命、、ではありませんが、

着実に橋上スタイルの新駅舎の着工が進んでいたのでした。

この年にここを訪ねた事は非常に大きかったです、過渡期の姿を見ることができて。

それ程しょっちゅう行ってるわけではなく、結局は数年に一度訪ねるという形となってしまい、1990~93年くらいまでは何度も行ってましたが、それ以降は97年、04年、07年、09年、11年という感じで、2年続けて行くことすらなくなっている状態です。

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▼そして生まれ変わった現在の駅舎がこれです。

永い事、この本竜野駅を訪ねていない方々がこれを見られたら感動するのではないでしょうか、と勝手に思ってますが…。でもホントいつまでも小駅だったここがついに陽の目を見たか、、という気分でこのでっかい駅舎を見た時はどこか感無量のような気分になりました。

昔ながらの佇まいはなくなってしまいましたが、この本竜野の発展を願いつつ、今記事はここまでにしたいと思います!

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