静岡/牧之原① 相良営業所から本通り
静岡県牧之原市、静岡県の中部に位置し人口は48,095人(2012.1.1現在)で、2005年に旧・榛原郡相良町と榛原町の2町が合併してできた新しい市です。
東名高速・牧之原サービスエリアとよく聞きますが、牧之原台地は静岡でのお茶の一大産地として有名で、当市の茶園の面積も静岡市に次いで全国2位を誇ります。また静岡空港は隣の島田市とに跨っていますが、旅客ターミナルビルはこの牧之原市側に属しています。
(訪問・2011年9月)
▼牧之原市は、御前崎市同様に静岡県で鉄道の通っていない市で、この日はJR菊川駅からいずれもバスで浜岡(御前崎市)⇒桜ヶ池(同)⇒御前崎灯台(同)を経て牧之原市に入り、この「しずてつジャストライン」相良営業所にやって来ました。
御前崎灯台の最寄バス停から30分程度で着きます。が、便数が少ないので要注意です。
ちなみに帰りは静岡駅までの特急バスがあり、本数もかなりあるのでとても便利です。
▼バスの相良営業所から見ると、「牧之原市へようこそ」なる看板が地図と共に出ていました。
この地図の先端の御前崎灯台の辺りから海に沿うように北上してやって来たのが当地です。ただ相良地区は牧之原の中心ではなく、市役所があるのは榛原地区の方で、当地は相良地区の中心地といったところです。
▼現在の牧之原市域での郷土の偉人として、ビタミンB1の発見者である鈴木梅太郎博士(1874-1943)が居ます。
米糠からビタミンB1を発見し、世界初のビタミン学説を確立させた、とあります。この事は当時結核と共に「二大国民病」と言われた「脚気」の減少に大きく貢献しました。
右横に「12月13日は ビタミンの日」とありますが、これは鈴木博士が1911年のこの日に学会で公表した事に因んでいるそうです。
▼バスの相良営業所から市役所支所方面へ向かう幹線道路がこの県道69号(相良-大須賀線)です。掛川市の大須賀地区からここ相良へつながる幹線道です。
▼更に進んだところ。
「本通り」なる幟が並んでいました。
相良本通り商店街、ということで、この訪問時の2週間ほど前には「軽トラ市」なるイベントが行われたようです。
▼更に進んで行くと、「中央駐車場」なる所に出くわしました。
城郭の屋根つきの立体的な看板が出ています。
ここ相良は田沼意次の城下町だそうです。
やはり「田沼様の城下町」とあります。
牧之原市に来て、ここが田沼意次(1719-88)ゆかりの城下町と知っただけでまずは収穫ありでした。やはり一つの町に来るからには、何の町かぐらい知って帰りたいものなので…
意次はここ遠江相良藩の初代藩主で、父から継いだ際は僅か600石の側用人に過ぎなかったのが、老中にまでなり同時に相良藩5万7000石の大名となっていました。側用人から老中になった初めての人物でもあり、いわゆる「田沼時代」といわれる時の人にまでなった人物でした。そんな意次が上り坂の時代を過ごした所、でしょうか。
そんな相良の見どころは市役所支所付近に見られますが、そこのところはまた後の機会にて!
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