徳島/阿波① 橋を渡れば、阿波
徳島県阿波市、徳島県の中部に位置し人口は38,813人(2012.1.1現在)で、2005年に旧・阿波郡と板野郡の2町ずつが合併してできた新しい市で、世界三大土柱である「阿波の土柱」で有名で、礫層が風雨に浸食され柱状になった見事な自然美がそこにはあります。
▼高知県土佐市や愛媛県伊予市などの四国内の旧国名を名乗る市は昭和期から存在していましたが、この阿波市は平成の大合併でできた市です。ちなみに香川県はさぬき市というのが存在し、これも平成にできた市です。
合併前はいずれも町ばかりの4町が合併しましたが、どこにも駅がなく、阿波市としても全く駅のない状態で、徳島県内で唯一の鉄道駅のない市です。最寄駅は吉野川市の阿波山川駅とされ、そこからアクセスしてみたもののバスは皆無の状態で、ひたすらに、ただひたすらに歩いていくこととしました。
2,3kmほど歩いたところでしょうか、瀬詰大橋という橋を渡る所に、吉野川市とこの阿波市の境があり、ここからが阿波市の旅の始まりです。といってもホントに旅の成果物がないところでしたこの町は、、悲しいほどに…。それでも出会った風景の写真を載せます。
▼この橋の下を流れているのは、吉野川。
日本三大暴れ川(他に利根川、筑後川)のひとつとされ、数多くの水害の歴史をもつといわれています。
すごくいい表情してました。着せてるものがあったかそうに感じます。
県道3号線こと志度山川線という路線ですが、徳島県から香川県につながっていて、徳島県道でも香川県道でも3号線となっています。
ちなみにこの路線の総距離は41.191kmだそうで、かなりマラソンに近い距離ですね、小数点の部分まで結構似てて、かなりマラソンの距離に近そうなイメージを持ってしまいます。
▼更に直進して、上の写真で遠くに見えた標識辺りまで来ました。
交差する路線は県道12号、鳴門池田線で撫養(むや)街道ともいわれています。
池田、とはあの池田高校の池田です。あ、つまり1980年代を中心に甲子園を沸かせた池田高校のある旧・三好郡池田町(現・三好市)であり、意外にもピーク時は郡部の県立高校だったんですね、意外にも。
直進先は「真重」とありますが、ここは阿波市内の字名です。
その横には「土柱 7km」の標識もあり、阿波市の一大名物?!のこの7km先、、さすがに徒歩では無理でした…。バス便もほとんど期待できない状態で、最初からそこへ行く気ならタクシーで行った方が良かったのかな、と。
▼交差点も直進し程なくきたところ。
ポツリと「伊沢城跡」なる石碑が立っていました。下には阿波町教育委員会と旧自治体名表記で。下にある石垣が何気に城跡であったことを感じさせます。当時のものか否かは関係なく…。
平安末期に伊沢家景が築城したといわれ、家景は源頼朝に仕えたとされていますが武士としてというより文筆に関わる官僚として仕えていたようです。生年不詳ですが1221年に亡くなったとされています。
ちなみにここに写っている池は蛭田池という池です。
▼そして、その蛭田池で、水に陸にちょこちょこ動き回っていた彼ら。
思わず沢山撮りまくってしまいました…
阿波市ならではのものはここまでは伊沢城跡くらいでしょうか、、
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