JR上野原駅 (山梨県上野原市)
山梨県上野原市のJR上野原(うえのはら)駅です。
上野原市は山梨県の東端に位置し、神奈川県や東京都にも接していて人口は26,344人(2012.4.1現在)で、2005年に旧・北都留郡上野原町と南都留郡秋山村が合併してできた新しい市です。
中央自動車道の談合坂サービスエリアという名前をよく聞きますが、この上野原市にあります。
-JR上野原駅-
【路線】JR中央本線(東京-塩尻間)
【開業】1901年8月1日
【訪問】2012年3月
【1日あたり平均乗車人員】 5,414人/日 (2010年)
【近隣の都市駅】(東京方面)高尾駅→3駅
(塩尻方面)大月駅→5駅
▼駅名標
これが市の中心駅?と思わせるロケーションで、崖下という感じのところに駅があります。とにかく高低差の激しい所、というのがこの駅での第一印象でした。都心に近いという触れ込みの割に人口は減少中で26,000台という状況は少々悲しいなと思いました。
隣は四方津(「しおつ」と読みます)駅も同じ上野原市の駅で、市内で鉄道はこの2駅のみです。
ホームはこの1面だけで、1面2線構造となっていて、幅は広めです。
向こうに見えているのは改札を出た後の自由通路で、ホーム内の連絡通路ではありません。
上の写真から改札方向へ近づいていくと、こんな感じです。 当初この駅に市の中心らしい雰囲気が微塵も感じられませんでしたが、この多くの自販機にだけはその片鱗を垣間見たような気がしました。無駄なまでに充実してる気もしますが…、 しかし意外にも1日の平均利用者(乗車人員)数は5,000人を越えるというなかなか侮れないものがあります。 ホームから階段を上がって自由通路へ、というスタイルは大抵の橋上駅舎とよばれる所にはある構造ですが、この駅は少し変わっていて、改札はホームと同じフロアで、ホーム上にあるという形です。ホーム横に改札、というのはありますが、ホーム上そのものに改札というのは他に見た覚えがなく、先々月寄ったばかりですが、そういう意味で画期的構造でした。 広い幅のホーム上の中央部分の両サイドに双方向への改札機がそれぞれついているという何とも不思議な構造で、どちらから出ても反対側へもつながってて間違っても全然問題ないんですが… その改札から出ている階段を上がった先がこの写真のところです。 この先がまたすごくで、北口は高地で上へあがらないと町へ出れないし、南口は逆に下へ行かないと、という感じで、3段構造とでもいうべき、市の中心駅としては異例の構造といえます。 とりあえず北口の方にバス・タクシーとあるので、こっちの方がメインかな、という察しで先にこっちへ行ってみました。 自由通路内は荒涼とした雰囲気で、所々にいろんなものがポツリポツリと置いてあったり貼られてあってり、と。 で、ここは特産品等のガラス張り展示してあるスペースです。 その中で印象的なもの、「船守もなか」を。 昔、諏訪に弥三郎という人が居て、鎌倉幕府により日蓮上人が流罪にあっていた時に世話をした事から「船守」の御名を授けられ、この弥三郎をモチーフにした"もなか"だそうです。 置いてあったものが結構まばらで、あと座布団ぐらいしか分かりませんが… 北口を出ると真上にこーんな建物が聳え立っていました。とにかく昭和の風景でした。 タクシー少々停まっていて、加えてこの狭い駅前スペースをバスが行き来していて、交通誘導員の方々が欠かせないといった雰囲気で、ずっとオーライオーライとやっておられました。 上の写真の左側の様子です。 右の建屋がバスの券の販売所です。とにかくバスがよく行き来する割に駅前の狭苦しいこと。 真ん中あたりに見えている石垣横の階段を上り続けて幹線道へ出るという、市の中心駅にしては信じられない光景がそこにあり、いかに難しい立地のところに駅がつくられているか、という事になりましょうか。実際この階段を行き来している光景にも出くわしましたが、結構上り続けないと道路には出られません。 右側は車が行き来する道路となっています。 ここが駅前通りという事になるのでしょうか… 当初ここを通って色々見てみようと思ったのですが、行っても何もない予感しかしなかったので、左側の階段の方を行く事にしました。実際この道を歩いている人を全く見かけなかった、というのもあります。 ここもまた左側に昭和臭満載の店が数軒並んでいます。営業してるのかな?と、そんな事ばかり考えてしまいます、こういう建物を見ると。営業してるのを確認した記事もあったし、やってるのでしょうか。自分が早朝に着いただけで確認できていないだけなのかな。 ホントは同じ高さの所から撮りたかったのですが、そこは車が停まりまくりでなかなか取れる雰囲気になかったため、仕方なしにこの上から撮る形としました。 階段すぐ左にあるのはバス券販売所、その左に3つほど並んでいるのはバスの車体で、向こうの通路状のものが駅舎です。駅舎というか単に通路の出口なだけ、という感じで、途中で留まれるようなスペースは皆無です。 北口から除いたホームの様子。見下げた所にあって、堀切状の構造?!と思いきや、左の南口の方は逆に下へ下がっていきます。 通路の真下辺りからホーム上に色々建屋が見えますが、そこに改札等々がある訳です。 北口は通路がそのままの高さで出口へ、となっていましたが、南口は上の写真でもお分かりのように、階段が下へとおりています。 バスやタクシーが停まる北側とは全然違い、何もありませんが、こちらの方が駅舎らしいといえば、そうなるでしょうか。 駅前道というより、単なる道、という印象でした。 何せすごい立地にあるな、の一言です、この駅は!
▼上野原の特産品
▼北口出て目線
▼北口 左
▼北口 右
▼上野原駅 駅舎・北口
▼ホームを眺めやる
コンクリート感半歳のごつごつした雰囲気でした。
▼上野原駅 駅舎 南口
階段が下りているのは途中で踊り場となっていて、更に二股に分かれていました。
▼南口 駅前道
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