JR鶴岡駅 (山形県鶴岡市)
山形県鶴岡市のJR鶴岡(つるおか)駅です。
鶴岡市は山形県の西部に位置し、人口は134,365人
(2012.7.1現在)で、庄内米でおなじみの荘内地方の中心都市
で、山形県では県都・山形市に次ぐ県内2位の人口を誇ります。
作家・藤沢周平は当地の出身で、当地を舞台にした作品を
多く発表しています。
-JR鶴岡駅-
【路線】JR羽越本線(新津-秋田間)
【開業】1919年7月6日
【訪問】2012年8月
【1日あたり平均乗車人員】 1,347人/日 (2011年)
【近隣の主要駅】 (新津方面)あつみ温泉駅→6駅
(秋田方面)余目駅→3駅
▼駅名標
今年盆の未訪の市めぐりの2日目、新潟県の市をあちこち
巡っていましたが、前回記事の五泉を最後として新潟県を
抜け、。山形県に入りました。
この後、酒田駅に寄って宿泊したのですが酒田は行った事が
あった為、旅の2日目の未訪地としては最後に訪ねた場所です。
それまで、この旅では長野県大町を皮切りに未訪地は、割に
人口の少ない町がずっと続いていたんですが、これだけ人口の
多い(13万)町は初めてでした。逆にこんな都市を今まで訪ねて
いなかった事が返って不思議でしたが…
▼きらきらうえつ駅名標
白新線、羽越本線を走る快速列車「きらきらうえつ」の停車駅
である当駅には、このようなきらきらうえつ版の駅名標も
立っています。
隣駅表示は、それぞれ快速として停まる次の駅となっています。
写真は四季それぞれの景色の中で走っている、
きらきらうえつ号となっています。
▼ホーム
ホームは2面3線で、このホームの左側が3番線、右側が
2番線になります。
御覧のように屋根のあるエリアがかなり広く、周辺の中では
かなりの都市駅で、県内第2位の人口の市の中心駅らしい
雰囲気を持っています。
ただ、新幹線とは無縁な立地なのが残念なところで、
新庄、天童、村山などここよりよほど人口の少ない市でも
新幹線があるから割に気軽に行けるのに、
ここへはついこのお盆まで来れなかったんですよね。
▼きらきらうえつ看板
きらきらうえつの写真の入った歓迎看板です。
車体にいろんな色が散りばめられている列車、それが
きらきらうえつです。
▼跨線橋内 階段
跨線橋は左右分けられたものとなっており、小規模駅には
なかなかない真ん中手すりがついていて、この駅の
規模がそこそこ大きいことが窺えます。
それと印象的なのは、階段天井部分の骨組みが
緑でペイントされているところです。
▼跨線橋内 通路
通路部分も天井骨組みが緑ペイントですが、こちらは曲線で、
縦横交差する形でより芸術的な雰囲気すら覚える状態に
なっています。
この通路自体はそれほど広くもないし、掲示物もなくかなり
そっけない印象で、鶴岡の都市規模に見合わないやや寂しい
雰囲気になっています。
▼ホーム俯瞰
屋根のあるエリアが広大なのがよく分かります。
改札付近のホーム上に「鶴岡だだちゃ豆」が植えられてます!
だだちゃ豆は庄内地方の特産物で、鶴岡特産の枝豆という
ところです。「だだちゃ」とは庄内地方の方言で、「おやじ」
「お父さん」的な意味合いだそうです。
で、そばにある幟には「8月8日はだだちゃ豆の日」なる事が
書いてありました。これは先述のような「だだちゃ」の意味が
「パパ」ともとれる事から8月8日なんだそうです…分かり易い
ですね、とても。。
ちなみに、駅名標の真下にある妙な表記は
「鶴岡のもめん」を右から書いたものかと思いましたが、
それなら「んめもの岡鶴」となる訳で、何やらさっぱり分かり
ませんでした。
グーグル先生の力をお借りしました。
「鶴岡のんめもの」で合ってます
鶴岡の、んめもの。うめぇもの、という事なんですね。
"うんめぇ"の「う」が消えた形でしょうか。
鶴岡の旨いもの、それがこのだだちゃ豆、という事ですね。
▼鶴岡駅の由来
反射してなんやら分かりませんが、、鶴岡の名のいわれが
記されています。
昔は大宝寺といったそうですが、近くの酒田の城が
亀ヶ崎城と名付けられたことに対し、亀には鶴という事で?!
時の最上義光公は当地の大宝寺城を鶴ヶ岡城と名付けたと
いいます。
▼駅前風景
駅出て最初に撮ったカットです。
でっかいアーチ状のモニュメントがお出迎えです。
右側に清川屋という看板が見えますが、この店は現在は
土産物店ですが、340余年も前、当地にて創業された茶屋が
原点といわれています。
▼駅前ロータリー
でっかい広告塔を中心に広がるロータリーゾーンです。
思えばこの盆で初めて訪ねる市の数々は殆どが駅前に
こんな高層な建物が並んでいたりはしなかったもので、
2日目の最後にしてようやく巡り合いました。裏返せば
大都市は大体訪問済なんですが…
▼雪の降る町を
日本の名曲のひとつ「雪の降る町を」は、故・中田喜直氏が
鶴岡で過ごした雪の一夜が発想の元になっているとの事で、
鶴岡はこの名曲の発想の地とされるようになりました。
大きな町ではありますが、駅舎は平屋建てでした。
駅舎内にコンビニが入っているほか、日本海庄やの
ような居酒屋も入っており、今回の旅でこれまで訪ねた
未訪市とは規模が違うなと改めて感じました。
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