福岡/大川① 家具と昇開橋の町
福岡県大川市、福岡県の南西部に位置し、人口は36,603人(2012.7.1現在)で、タンスなどの家具の大生産地として知られ、タンス担ぎを特技とする演歌歌手・大川栄策さんは当地の出身で、その師匠である古賀政男氏も同郷であることから大川を芸名の名字にしたといわれています。
また、「のだめカンタービレ」の、のだめちゃんも当市出身の設定です。
(訪問・2012年2月)
▼大川橋バス停
ここ大川市は鉄道が通っておらず、バス頼みという事で、筑後船小屋駅から西鉄柳川行のバスに乗ってやって来ましたが、これは去年3月12日の九州新幹線全通に伴ってできた路線だそうです。ちなみに1時間に1本あるかないかの便数なので要注意です。
バスに乗るはいいけど、どこで降りようか?どこが中心っぽい所か?筑後船小屋駅での調べでは全然分からず、大川という名があるからこの大川橋にするか、そこがド田舎だったら通りながら賑わいのあるとこで適当に下りるか?等々ずっと考えていました。
で、降り立ったのがこの大川橋バス停です。
〇〇バスセンターみたいなのが見つからずでしたが、ここはベンチが2つもあったりして、それなりの所ではあるのかな?という気がしないでもない、そんな印象でした。
▼日本一の家具産地
大川栄策さんとタンスがここで初めて結びつきました。今更…
まだ中学生になるかならないかの頃、「さざんかの宿」で歌番組に出づっばりの大川さんが見せた「タンス担ぎ」。あんなもの担げるんだ!と幼心に見ていましたが、その時の事をこの看板を見て思い出しました。
というわけで、家具の名産地という事が分かり、大川って何があるんだろ?何の町だろ?と思いつつ入ってきましたが、この事が当地に来て得た収穫のひとつでした。
▼大川橋
下りたバス停がこの名だけあって、歩いて程なく行き当たりました。
橋は橋そのもので撮るよりも、こうして離れた所から全景を撮る、という自らの鉄則?!に従ってのカットです。
この橋は1955年に開通しましたが、当時の国勢調査での市内人口は約5万人で、当時から55年余りで1万人ほど減っています。1966年に無料になった、とあり、それまでは有料だったそうで、値下げ運動が起こっていたといわれています。
▼筑後川昇開橋
大川橋から撮りましたが、これと平行に川に架かっている「ちくごがわ・しょうかいきょう」と読みますが、時間の都合で?!近くまで行けず、遠くからのズームカットです。肉眼ではもっとよく見えたんですが…
かつて国鉄佐賀線にあり、ここ大川と佐賀市とを結ぶ県境の橋で、国鉄分割民営化直前の1987年3月28日に佐賀線が廃止された後も歩道橋として活用されています。
旧筑後川橋梁として、重要文化財および機械遺産に指定されている大川市を代表する建造物といえます。舟運との共存の為、真ん中部分が上下にスライドする可動式であり、この時は上にあがっている状態で、下への落差は23㍍にもなります。
もっと近くに寄ってアップで撮るときれいな赤色で見れたのに、、というところです。
大川市に行ってとりあえず何か見たければ、まずこの橋がおススメです。
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