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2012年12月22日 (土)

北海道/赤平③ 炭鉱の町に思いを馳せて

北海道赤平(あかびら)市、北海道/赤平② 大きな公園一帯に続いて、赤平の旅記事最終章です。(現時点では…)

炭鉱住宅街

と思われる建屋が軒を並べています。

ひと気もまばらでひっそりした印象、近くの幹線道は人や車がそこそこ居たかな、という印象でした。

赤平の旅記事としては、①では主に駅前周辺の様子、②では市の主要施設周辺、といったところでしたが、今回記事が最も旅記事らしいものになるのではないか、と思います。

この付近を歩いていた時に、ツアーと思しき団体に出くわしました。ガイドさんが色々説明されていましたが、おそらくかつて炭鉱で働いていた方々用の住宅、というようなものだったと思われます。

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マンション群

上の写真と同じようなスタイルのマンション版という印象を受けますが、この辺りもひっそりとしていました。

炭鉱華やかなりし頃はさぞや賑わっていたのでは…?とふと心に思い描き、そんな時に自らの過去と重ね合わせたり、という事もあるのではないでしょうか。ここの炭鉱の最盛期自分は生まれていませんが、どんな生活ぶりで文化水準で…??というようなことについ想像を膨らませたりします。それこそ歴史的建造物や古の風景を見るのとおんなじ想いがします。

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赤平郵便局

赤平市の中心郵便局です。

しまった年賀状買ってない、と今これを書きながら思いました(笑。年賀状書く気がかなりないかもしれません、でも書かない訳にもいかず…、表面もサービスで印刷してくれればいいんですが…

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旧・山田御殿

赤平駅方向へ少し戻ってきました。

石炭産業で栄えた時期に山田三郎氏が自宅として1951年に建てられたとの事で、山田御殿と呼ばれるようになり、現在では「御殿倶楽部」というそば屋さんになっています。

前面の板張りとレンガ色の煙突が印象的ですが、石炭産業が作った建物、ともいわれています。

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こもれび通

山田御殿の所で幹線道を左にそれて線路を渡り、赤平駅出口と反対側へ。

線路渡った後に左折し再び駅から離れていきますが、その通りには「3・4・12こもれび通」との標識がありました。

3・4・12とは、掛け算の九九の3×4=12なのでしょうか。北海道には碁盤の目の状に整備された町が少なからずあり、西2南9みたいな交差点も見かけますが、赤平はそのような町ではないようで、何か別のいわれでネーミングされたものなのか、、調べてみてもわかりませんでしたが…

何にもないように見えるただの並木道のようにますが、2枚中上の写真の右向こうに見えるもの、これを目指して進みます。

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見えてきたもの

北海道らしいまーーーっすぐな道に見えてきた「旧住友坑立杭」の標識。

赤平に来てから、周辺を見渡して「時間があればこれを見たい」、と思って色々な所早歩きしてきたんですが、なんとか来れました。ダイヤ的な事情で1本逃すと行程が厳しいので、ホントに「時間があれば」という条件になってしまいます。

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旧 住友石炭赤平炭砿立坑

という名称で看板が出ていましたが、炭鉱で隆盛を極めた赤平を最も象徴する建造物といえるでしょう。赤平に着くと真っ先に見たいところです。

この時期はちょうど3連休の最中でしたが、内部の一般公開もされていました。

昭和13年に住友赤平炭鉱が開坑、平成6年に閉山を迎えましたが、農村だったという赤平を炭鉱都市に押し上げた、なかでもこの立坑は昭和38年から閉山までの31年間稼働して赤平の産業を大きく支えてきました。

高さは43.8mとあり、ウルトラマンぐらいの高さです(笑

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立坑周辺

石炭産業が作りあげた隆盛と、その後の時代変遷による衰退の両方を感じさせる一帯でした。周りがただただ並木道が続く中に突然現れるこのエリア、無理にでも歩いてきてよかったと思いました。

坑内の様子などは、この旅の時に夕張で疑似体験コーナーに行ってきましたが、命懸けのこの仕事、そして労働後の入浴など昭和の産業という事を感じました。それでもこの山は平成まで稼働していてよく頑張ったなと思います。今原発云々色々議論されていますが、それ以前はこの石炭が成長する日本を大きく支えていたんですね。という事を改めて思います。

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