秋田/にかほ② 平沢漁港から
秋田県にかほ市、秋田/にかほ① 仁賀保駅から港への道のにかほ市の歩き旅、続編です。
JR仁賀保駅から程ない平沢漁港へ行く途中で、色々目を惹かれながら、ようやく平沢漁港へたどり着いたのでした。
▼漁協/平沢支所
秋田県漁協の平沢支所の建屋です。コンクリート造り丸出しの色で、ゴツゴツとした建物に歴史を感じます。入口部分のみ横から見ると台形状になっていて、下へいくほど幅が増してきています。
▼ミス日本「海の日」
この建屋があまりに年季入ってた感じだったので、現役なのか気になったのですが、2012年の全国海難防止強調運動なるポスターが内側から貼られていたので、れっきとした現役と見受けました。
で、このイメージキャラクターの女性は誰だろう??と普段からこの手のものはよく気になる方なのですが、2012年度ミス日本「海の日」に選ばれた増田麻美さんという方だそうです。白鴎大の学生さんで、あの日本ハムの栗山監督の教えも大学で受けたとありました。
▼平沢漁港
この記事の本編部分ともいえるところかもしれませんが、港の様子を何カットか。
ホントにこの時は人の気配が殆どなくて、荷揚げなどしている様子もなく、場所を示す看板やら標識やらも見当たりませんでした。
ここ平沢漁港は二種漁港です。一種は地元の漁船利用の港、三種は全国的に利用される港、という事で、その中間にあたる位置づけにあります。
同じ地平からだと分かりにくいのですが、突堤の形がクワガタのような面白いものとなっており、一度俯瞰してみたかったものです。
漁港らしい佇まいを感じる一コマです。
建屋が時が止まった感じで惹かれます。漁港の設備ってノスタルジィを感じさせる何かがあるなといつも感じます。
▼マンホール
旧・仁賀保町のマンホールかと調べていたらさにあらず。今は同じ市内ですが、旧・金浦(このうら)町のマンホールのようで、仁賀保の隣駅で象潟との間にあるのが金浦駅です。
旧町域では歩いてるうちに境目を越えたのでしょうか。金浦港の(であろう)灯台をモチーフに太陽やカモメなどが描かれています。
▼旧自治体名
仁賀保町、は旧自治体ですが、その名残がこんな所に見られました。
すっかり港を抜け出して、他になんかないかな?とまさに散策していました。
元は違う地にあったといいますが、鎌倉時代中期の宝治年間の創建といわれる歴史ある神社です。直近の移転時期は昭和55年で、都市計画の一環で行われたそうです。
拝殿部分(後ろが本殿か?)は、後ろから見ると前からとは全然違う姿で面白いものがありました。
▼新鮮市
神社を後にして、そろそろ仁賀保駅に戻ろうとした道中でのカットです。
真ん中にある新鮮市というのがなんだか妙な感じで。
この狭い中に野菜か何か並べて売られていたのか、この先が店になっていたのか分かりませんが、過去の遺物的なイメージを強烈に感じ、過ぎ去った時の流れを感じずにはいられませんでした。
両サイドの店々も今はもう…という雰囲気に満ち溢れていて、往時の姿を見たい気持ちに駆られました。たとえば昭和50年代の地方のこういう景色をあまり肌で感じた記憶がないので、そんな時代に大人として生きていたかった、と時々そんな事を思ったりします。
▼TDK
線路の向こうにはTDKの工場が見えます。
創業者が地元の方なので、仁賀保はTDKの企業城下町としての歴史を刻んできました。
カセットテープ全盛の時代には本当にお世話になったものです。ノーマルよりハイポジ、メタルとかより良いテープを買って、いかに良い音を録るか?みたいなのがありましたので…。
この景色を見て、農協の前を通って、仁賀保駅に戻ってきました。時間にして1時間余り。この後、由利本荘市の羽後本荘駅へと発ったのでした。
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