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2013年1月15日 (火)

大分/竹田② 壮観!岡城址(後編)

大分県竹田市、の大分/竹田① 壮観!岡城祉(前編)の続編です。

二ノ丸祉と滝廉太郎像

本丸の北に位置する二ノ丸の跡です。

二ノ丸跡を示す石碑から少し置いて、滝廉太郎坐像があります。幼少時代をここ竹田で過ごしたという滝は、ここからの眺めをモデルにあの「荒城の月」のメロディーを産んだといわれています。ちなみにこの曲は土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲からなりますが、作詞者の土井も東北の城をイメージして作ったといわれ、作詞・作曲の両者が別々の城をイメージして作っている、という話は偶然か必然か分かりませんが、すごいですね。

それにしてもここからの眺めは素晴らしく、これが月の見える時間帯ならば、更に情緒溢れるものになるであろう事は想像に難くないというものです。

滝は23歳の若さで夭折していますが、当時本当に結核という病は恐ろしいものだったんですね。もっと長く生きていればどれだけ多くの名曲を産んでいたか…ですが、短くともしっかりと名曲を遺し、歴史に名を刻んだ竹田の偉人ですね。

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二ノ丸からの階段

二ノ丸から階段と石垣が。

ここに見えるだけでもそれぞれ石の積み方が全く違っているところが面白いです。

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本丸祉

本丸までやって来ました。

大手門から350mです。

岡城はこの本丸と二の丸、三の丸は平山城的な構造で、他に山城的構造、平城的構造をすべてもつという大変珍しいお城であるとの事です。

本丸と三重櫓や御金蔵があるといわれ、実質藩主の居住地であったといわれています。

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岡城天満神社

その本丸にある「岡城天満神社」です。

これが山のてっぺんにあり、岡城は全体として東京ドーム22個分ものスペースがあるといわれています。

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またまた素晴らしき石垣

岡城を象徴するような石垣たち。

九州の城にはこういう急な石垣の多いイメージがあります。熊本城とか延岡城とか…

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石垣沿いに歩く

塀のように続く石垣の傍を歩いて戻っていきます。

前回の①の記事から一切白壁の建屋が出てこない、子供から見ると「城」とイメージできないかもしれない建造物ながら、息をのむような景色が続くのは、石垣が素晴らしいからに他ならない訳です。

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帰ってきた大手門跡

①の記事で大手門に入ろうとする所を載せましたが、今度は逆に出ていかんとするところです。

どこから見ても壮観そのものです。
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下山

山道と平坦な道の分岐する入口まで戻ってきました。

カーブを描いた先が展望レストラン&駐車場です。

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ムク

カーブを曲がってレストランに向かわんとする所で出くわした犬です。

見たところ相当お年寄りで、足取りもままならない感じでした。

ノラちゃんのようで、よたよたとどこかへ消えて行ったのですが、この時から約2年半今も御存命だろうか、ふとそんな事を考えてしまいます。

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ラストは麓

展望レストランで昼食後、満を持して下り切り、平地の街並みへ。

ここが市街地と岡城祉への純然たる境目で、上り坂の端には「↑岡城」と道路に記されています。

この先の通りも実に情緒豊かで、目を惹くところ数多の竹田の街、これを見て行ってみたくなる方が居れば、この上ない幸せです。

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