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2013年1月 6日 (日)

秋田/にかほ① 仁賀保駅から港への道

秋田県にかほ市、JR仁賀保駅からの歩き旅の様子です。

ここに来たのは2012年盆休旅の3日目の最初に訪ねた所で、前日晩は山形県酒田に宿泊していました。酒田には1995年に既に行ってたので本来はこの「にかほ」付近に泊まっておきたかったのですが、宿が取れるかが定かではなく、手軽にネット予約できる所が付近には酒田しかなかった、そんな背景から県外の酒田泊となったのでした。

避難案内図

たとえば、「ようこそにかほ市へ」的な案内図が見当たらなかったので、この避難場所案内図で付近の様子を掴む事としました。

にかほ市には、この市名を名乗っている格好の仁賀保駅(旧・仁賀保町の町名を名乗っている、というのが正確なところですが…)か?2駅隣の有名な象潟(きさかた)駅(高校の古文でよく出てきた地名で江戸時代観光のメッカだったとか)か?どちらを訪ねるか非常に迷いました。

2カ所共行けないのは、この日のうちに秋田県の何市か行けるだけ行きたいという想いがあった為で、この後由利本荘、男鹿に行く事となります(その後秋田空港から帰還)が、象潟も行ってたら、このうちどちらかが行けなかったかも、という状態でしたので…。

話戻しますが、現在地はこの図のほぼ真ん中です。この図からも駅前の様子からも、そんなに何というものはなさそうな雰囲気で、とりあえず駅から海が近いようなので、少し左上にある平沢漁港というのを目指して歩く事にしました。

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駅からGO

駅前広場を離れ、港へ向かって歩き始めたところです。

旅館は駅前にあるのが分かりました。

ビジネスホテルはないようでした。象潟はどうだったのか分かりませんが、初めて来た地で新鮮な感動もほしい部分があり、敢えて詳しく調べなかったのもありますが…。

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県道166号

この時、秋田県には2006年以来6年ぶりに足を踏み入れた瞬間でした。

沖縄を除く46都道府県で最も長い間訪ねていなかったのが、この秋田県だった訳で、そういう意味でちょっとした感動すら覚えつつ歩いていました。しかもそれまで秋田県でまともに町巡りをしたのは初めて訪ねた大館ぐらいで、他の市(秋田、大仙、横手の各市)はあまり詳しく行っておらず、せいぜい駅前広場くらいしかなく、こんな市街地的な写真も殆ど撮れていなかったので、その意味でもよかったなと思いました。

写真ですが、秋田県道166号仁賀保停車場線です。

仁賀保駅を始点とし、最初の交差点にあたるこの地点で右折し、しばらくするとまた右折し、線路を越えて反対側へ出て、仁賀保郵便局前の交差点が終点となる約1.1kmの短い県道です。時間があれば線路反対側も行きたかったんですが…、ここはこの道を若干左に折れる形で先へ進みます。

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嬉しい誤算

上の写真から角を左に曲った所、この素晴らしい建物が!!

何の建物か一切分からないまま、感動しながら見入ってました。正直この駅に来た時、こんな素晴らしい建物に出会えるとは全く思ってなかったので、もう嬉しすぎでした。

後で調べたら松野医院という現役の医院だったという事に驚きました!

大正8年築の木造2階建てということで、あと数年で築100年を迎えるという立派な建屋ですが、特に何かの指定を受けている訳でなく、見たところ何の建物かサッパリ分からないという状態で、なんだか勿体ない気がします。

とにかく、ここにかほ市で見た最も素晴らしい風景としては個人的にはこの建屋が№1です。

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飛良泉本舗

飛良泉と書いて「ひらいずみ」と読む酒蔵で、まっ黒な建屋は大変インパクトがあります。

歴史に名高いあの平泉は岩手県にありますが、この奥州平泉とは無関係のようで、ここの屋号「和泉屋」と地名「平沢」の合名で、それだと「平泉」や「平和泉」になりますが、これに"飛び切り良いお酒"の意味合いを込めた当て字にしてこの表記になった、といわれています。

この飛良泉は、室町時代1487年の創業とあります。応仁の乱が終わった後ぐらいですが、500年以上の歴史をもつ老舗なんですね。どこかのサイトで「蔵元創業ランキング」というのを見ましたが、ここは日本で堂々の3位でした!

ちなみにそのサイトによると、1位は茨城県笠間市の郷乃誉という銘柄を出している須藤本家というところで、1141年というまだ平安時代の創業でここがダントツです。また2位も茨城県です。

飛良泉は徹底した山廃仕込にこだわった造りで、山廃とは「山卸廃止」の事で、水や麹、蒸米を混ぜて山のようになったものをすり棒で地道につぶしていく作業を山卸というのだそうですが、山廃とはこの作業を廃したもの、という事になります。作業を廃しても要する時間は変わらないようで、お酒はやはりじっくり造らないと、というところでしょうか。

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偉人たち

飛良泉本舗から港へ向かって歩いて程なく、今度は仁賀保勤労青少年ホームという施設の一角に石碑と胸像を発見しました。

上の写真の手前側の碑は「農聖 斎藤宇一郎先生(家跡?)」とあります。斎藤宇一郎(1866-1926)はここ平沢の生まれで、この地の農業改革に尽力し、それまでの湿田からの乾田化により大いに収穫を伸ばしたといわれています。

後の胸像は、斎藤憲三(1898-1970)という人物です。同じ斎藤姓ですがこの2人、実の親子です。う一郎の三男として生まれた憲三ですが、こちらはTDKの創始者として名をあげた人物で、1935~47年まで社長を務めています。また国政にも進出し、衆院議員として当選5回、科学技術庁の創設に尽力し、その初代政務次官にも就いています。

TDKとは「東京電気化学」の略名になっていますが、ここにかほ市に多くの拠点があり、TDKの企業城下町的な側面を強くもっています。

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目の前に

港が見えてきました。平沢漁港です。

まっすぐの標識が実に分かり易い感じで…。

左側に見えている建物は鮮魚直売店とありました。

すごく穏やかな港で、ひと気も殆ど無く、悠々と歩けます。忙しい漁港だと仕事の邪魔になるかな、という部分もあって気を遣いますが、ここはその必要がありませんでした。

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