山梨/南アルプス 市役所から富士山を眺む
山梨県南アルプス市、山梨県の西端(県内最西端はこの市内)に位置し人口は71,874人(2012.12.1現在)で、2003年に旧・中巨摩郡櫛形町はじめ計4町2村が合併してできた新しい市です。
何といってもこのユニークな市名がインパクトがあり色々物議を醸したようですが、合併から約10年、この名で変わらぬままでいます。
(訪問・2013年2月)
▼小笠原バス停
山梨県で唯一、鉄道の通っていないのがこの南アルプス市です。
つい先月の訪問ですが、この日最初は東花輪駅に着いて、中央市を歩き回り、その後甲府に出ました。実に13年ぶりの甲府に。で、そこからバスに乗ってここまで。
南アルプス市の中心地がどこかよく分からず、とりあえず市役所付近目指してバスに乗る事にしました。バス路線の概略図みたいなのでこの「小笠原」というとこが大きく載っていたので、ここはきっとキー拠点と思ってやって来ました。甲府駅から約50分、650円です。
バスセンターとか、それでなくて停留所でも少し立派なものとか期待してましたが、全くなしで、単なる標識が置いてあるだけのバス停でした。
▼バス停付近
小笠原バス停付近の町の様子です。
南アルプスの文字があちこちに見られて、ここが南アルプスだなと実感します
前に見える標識を右折するとすぐに南アルプス市役所があります。
こちらは来た時とは反対側の同じ「小笠原」バス停です。
つまり甲府駅へ向かう方ですね。
こちらの標識は立体的で小マシなものとなっていて、少しは(ほんの少しは)市の中心的なものを感じます。それでも屋根や壁なんかはなく、ベンチが辛うじてあるかなというところですが。
▼南アルプス商工会館
バスの走る幹線道からそれて町歩きを。程なく目に入ったのはこの商工会館でした。
南アルプス市役所の真ん前ですが、旧自治体である櫛形町の名で町役場としての名標が残っていました。
▼南アルプス市役所
それにしても改めて、南アルプス市と文字で見ると、半分海外のような気もして、日本の自治体名ではおよそないような気分になっていました。
むつ市やかすみがうら市のようなひらがな市名は少なからずあれど、カタカタ市名はなかなかないのではないかと…調べてみたらかつてコザ市はありましたが現在は沖縄市であり、現有の市ではここ以外ないそうです。ニセコ町や旧マキノ町など郡部のカタカナ自治体はありますが…。
▼市役所前バス停
市役所の真ん前にバス停があります。
ここは周りは幟が立ち並んで賑やかそうですが、バス待合の設備的なものはやはりほとんどなく、標識が建っているだけの状態に近いです。
ただ、バックに看板が立っていて、近隣の3つの駅からここ南アルプス市役所へアクセスできるとの事で、そのルートが書かれています。いずれもコミュニティバスで1日数便で3路線程ありますが、正直近隣の駅からひっきりなしにバスが来る、という状況とは程遠い感があり、〇〇バスセンターなるものはとても見られそうにありませんでした。
その南アルプス市役所は、富士山の見える市役所だったんですね。
てっぺんだけですが、実に見事に見えました!
生まれてこの方、富士山をこの目でまともに見たのが今回の旅が初めてだと思います。
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