岐阜/関 関駅から関善光寺
岐阜県関市、長良川鉄道/関駅から歩いてみた様子です。
※2011年10月当時のものです。
▼駅前道路
人口9万の割に中心である関駅はとても小規模である上に、駅前通りがこの様子…、中心地はどこ?と思ってしまうほどでした。
そんな中を手探りで歩き回ってみるのでした。
といいつつ、ある程度の予備知識は入れておいてたのですが、関善光寺というのがあるというので、そこには行ってみようと、その方向へ歩き出し、程なくこの標識に出くわすのでした。
それでもここまでこんな淡々とした街並みが続き、市の中心の駅前感を殆ど感じませんでした。後に別の地でそれを感じる事となりますが…
▼左向き
てな訳で、上の写真の所を左に曲がるとこのような景色に。
向こうに見えるのが関善光寺の一部です。
善光寺といえば長野を思い浮かべますが、その信州善光寺を模した本堂が建てられているといいます。
▼曹洞宗 立蔵禅寺
その前に、手前にあるのがこのお寺です。
かなり小奇麗な感じのお寺でした。
この時はあいにくの天気で、傘を差しながらの旅と撮影、雨の中を旅した所はホントにいちいちよく覚えています。
▼関善光寺 入口
石垣たっぷりの荘厳な雰囲気に満ち溢れたこの関善光寺。
ちなみに関善光寺という名は通称であり、正式名称は「宗休(そうきゅう)寺」という天台宗の寺院です。創建は江戸時代中期の1753年とされています。
階段を上って行きます。
正面から入って階段は右へ右へ進み、そして「善光寺如来」の幟が並ぶ部分を左に折れていきます。
▼関善光寺案内図
がありました。
こうやって色々書かれてあると、見どころが満載なのかな、と思わされます。
は、こんな感じです。
色んな建屋がそれぞれつながっているのが面白いところです。
それぞれ屋根瓦がまた一層素晴らしさを引き立たせています。
▼大日堂
大日如来を祀った八角の御堂です。ここの如来さまは金胎両界に通じるそれは霊験あらたかな仏さまだそうです。
ここもまた関善光寺を象徴する特徴的な建物のひとつです。
▼如来堂
本堂にあたる如来堂で、関市重要文化財に指定されています。
右隣の大仏殿と屋根付き通路でつながっています。
こっちの方が本堂かと思うくらい立派な屋根をしていますが、大仏殿だそうです。本堂らしく見えたのもそのはずで、実際に旧の本堂であり、後から隣に信州善光寺を模した現在の本堂が建てられています。
これもまた関市指定文化財(昭和50年5月指定)とされており、中には金色の大仏様がいらっしゃいます。
▼大仏様
という訳で、大仏殿の中におられる大仏様です。約500年前の作といわれています。
真ん中のは木造仏としては岐阜県下最大の約5mあります。
これで木造仏なんですね、色からして金管系のものを感じましたが…
▼繋ぎの通路
右側の大仏殿と左側の本堂とをつなぐ通路にあたる部分です。
ここに鳥居と屋根がついていて、何とも不思議な空間です。
このあたりの木材的な濃度の濃さは秀逸という感じでした。徹底的にそこらじゅう木材~という雰囲気で、木の香りに満ち溢れ~、てもいませんが、木の質感は十分に堪能できました。
▼関の街を見下ろして
というほどの高さではありませんが、それなりに階段を上ってきたので、町を見下ろしたような景色は味わう事は出来ます。
見るもの、載せたいものが多すぎたこの関善光寺ですが、まだまだ下の部分の別コーナーのを載せきれていません。1記事あたりの写真容量も気にかかるのでこのくらいにしますが、これ以上にまだまだ見応えのある場所であるのは確かです。
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