兵庫/西脇 雨のルート427
兵庫県西脇市、隣接する多可郡多可町との境目からの歩き旅です。
(2012年6月当時)
●徳部野バス停
国道427号線で、多可郡多可町を出て西脇市に入ったばかりの地点にあるバス停です。
西脇市の中心地、JR西脇市駅からバスに乗って、多可郡多可町の鍛冶屋(旧JR鍛冶屋線・鍛冶屋駅跡)まで行ってきたのですが、帰りのバスが待ちきれずに延々と歩いて帰る事となってしまって、これがその途中で、町の境も越えて西脇市に入ったという訳です。
を西脇方面へ。
雨が降ってきて、傘もないのに大変だったのを思い出しました。
雨宿りする場所もなければ、バスを待つにも時間があり過ぎなので歩くしかない、そんな悪循環にはまっていました。その時はちょっと辛いけど、後々思い出すとよく記憶に残ってて、それはそれで良かったかなとも思うのです。
最初の徳部野バス停から2つ先のバス停です。
市原とありますが、JR鍛冶屋線の駅があった(1990年廃止)所です。この駅があった為に千葉県市原市の中心駅は「市原」ではなく、五井となったと思われます。
それにしてもこの手書き感溢れるバス停表記はとっても温かみを感じます。
バスルートに沿う形で西脇の中心部へアプローチし、上の写真の地点から15分くらい歩いた所と思いますが、ちょいと離れて、田んぼの上に止まる大きな鳥を発見したので撮ってみたものです。多分バス停付近に人がいたら、こんな所には降りてこなかったでしょうね。こういう鳥たちも人間(または他の生物?!)の存在を察知する力はすごいな、といつも思います。
豪華な建屋の中にサビらしきものが露骨に出ていて、もうここはとっくに閉館になって跡地だけ残っているのか、と思って見ていましたが、実は閉館したのはこのちょうど2ヶ月後の2012年8月末だそうで、この時はまだ営業していたのか??と逆に驚かされました。
大衆演劇の公演などもあり、興行と温泉が一体となった施設だったようですが、こういうハコも段々なくなってきてるんですね。西脇といえば、日帰り温泉である「へその湯」という温泉も市内の比延(ひえ)駅付近にあったのですが、ここもまた閉鎖となったようで、温泉施設が次々となくなっていった事になります。
成田山新勝寺の分霊をお祀りしている播州の成田山です。
実際にお寺の方まで行ってみたかったところでしたが、長距離歩き疲れと雨の中の歩行等々あり、そんな気になれませんでした。なので、ここではちょっと雰囲気だけ、という事で。
●西脇市役所
隣の多可町から延々と歩いてきた訳ですが、やっとここまで来たか…とハッキリ実感できたのがここへたどり着いた時でした。
しかし今の西脇市の中心駅である「西脇市」駅は、中心地とは1駅分離れた所にあるもので、かつては「野村」駅と名乗っており、その頃は実際に市の中心部付近に「西脇」駅が存在していました。
しかしながら1990年、JR加古川線から分岐する「鍛冶屋線」が廃止となり、なんと西脇駅までも廃止になってしまいました。加古川線は野村(現:西脇市)駅から鍛冶屋線に分岐しており、西脇駅はその隣駅だったのですが、結局鍛冶屋線は1駅も残る事なく、西脇駅も廃駅へと追い込まれたのでした。
そんな事もあって、西脇市駅からこういった中心街へ出るのに1駅分かかるという不便な状態のまま現在に至ります。この時も、多可町からさんざん歩いてきたにもかかわらず、ここから更に1駅分歩く事となったのでした。
最後は、通りがかりに目にしたこの大きな木造の建屋です。
いつ頃つくられたのか、、文化財レベルじゃないかな?(笑、ってくらい圧倒されました。現役の建屋だとしたらもっと凄いんですがそれは分かりませんでした。
どのくらい西脇市らしい記事になったか分かりませんが?!意外と見尽くしてない感が大きくて、また色々ネタを集めたいと思いました。
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