北海道/滝川 「川」のキープレイス
北海道滝川市、JR滝川駅から歩いた様子をお届けです。
(2010年10月当時)
●駅前
冒頭からですが、この写真は2013年4月再訪時のものです。
初訪問は上記の2010年10月10日(10.10.10の日!)なのですが、その時の写真よりこちらの方が掲載に耐えるかと思い載せました。
記事タイトルの「川」のキープレイス、というのは、この沿線の特急停車駅が
旭川⇒砂川⇒滝川⇒深川…と、「川」のつく市で続いており、旭川を除いて途中駅としては、他の市よりも大規模(砂川、深川はともに人口1万人台、滝川は4万人台)で、中心的な役割を果たしているとみて、つけたものです。
駅の真ん前に大きなビルが見えます。スマイルビルという滝川駅前再開発ビルとの事で、1986年にオープンし西友なども入っていたようですが2003年に撤退し、スーパー不在のテナントビルとなっているようです。かなり寂れてしまい閉鎖も検討される、という記事も目にしました。ボウリング場は健在のようですが、これからこの駅前どうなっていくのか、気にはなります。訪問時は雨でそこまで考えませんでしたが…
という事で、上の写真の左端にも見えていましたが、駅のほぼ横にはこのような立派なバスターミナルがあります。これがまた沿線の近くの駅にない、滝川の重要拠点ぶりが窺えるのではないかと思います。
これも2013年再訪時の写真ですが、それはこのターミナルを利用する為で、ここから日本で最も人口の少ない市である歌志内市(2014年現在人口4,000人弱)へ行くバスに乗る為でした。
駅前の道路を程なく左折すると、この向こうの通りに入り、左手はスマイルビル、右手は歩道屋根つき商店街、という形となります。雨で旅どころじゃない状態でしたが…
ちなみにここからは初訪問時の2010年10月の写真となります。
上の写真の右側に見えていた通りです。
屋根の部分はきつい角度の曲線になっていて、通路幅は結構狭かったです。それと全体に錆びが目立つ通り、、という印象もありました。昔は栄えた商店街だったのでしょうか。
かなり年代ものでしょうか。
「スカッとさわやか」のフレーズが懐かしいですが、こんな看板ってあったんですね、これもまた滝川で見つけた想い出のひとつです。
屋根つき商店街は交差道路の部分で一旦切れて、また次の歩道入口から屋根が始まっていく形であり、屋根が交差道路を越えて繋がっているタイプではありませんでした。
切れ目を建屋の横から見ると、かなり渋い事になってるなという感じで、昭和の残り香を放ちながら、この街も日々時を刻んでいる、そんな印象でした。
通りを過ぎたところで反対側に渡り、振り返る形で撮ると、「高田屋」という食堂の建屋が目立ってました。屋根つきの通りはシャッターの閉まった店が多かったので、開いてる店が珍しいという部分もありましたが。
ここに寄った訳ではありませんが、後で調べるとこの店には「チャップ丼」なるものがメニューにあるそうです。チャップというのは豚のバラ肉だそうで、それに甘辛いタレがついて出てくる、とありました。メインの通りからそれた所に隠れた名店があったりするものですね。
というバス停です。
商店街のバス停ですが、標識には「滝川市内線 滝川市実証運行バス」とありました。そしてまた、その専用バスのみが停車する停留所である旨も下に表示されていて、何でも停まる訳ではない事がアピールされていました。
実証運行とありますが、市内の今後の存続・維持・利用拡大に向け、中心市街地の利便性を高める停留所設置などで利用促進効果を検証する為に2009年(この当時の前年)から始められた事業で、2012年3月まで行われたようです。
試験的にあるエリアの便数を増やしたりしながら、これが適正なのかどうか見極めるという事ですね。生活者の利用するバス、という観点での利用者向上を図るのは勿論ではあると思いますが、観光においてもどこか魅力的な部分もなければ、増える目はないのかな、という気もします。
通りがかりに目にしたお寺さんで、浄土真宗だそうです。北海道でお寺を見ると、ちょっと「おっ」という気分になります。北海道って神社仏閣系が本州とちょっと違った感じのものをよく見受ける印象もあって。
にしても、この2010年10月の北海道旅行では色々な市を訪ねました。夕張、美瑛、新得、富良野、芦別、赤平、滝川、砂川、美唄etcと、行ったのですが、いちばん雨で悩まされたのはここだったかもしれません。全体通して天気良くなかったですが…。
滝川駅はすぐそこ、というロケーションにして駅前がこのような懐かしげな風景の場所でした。こういう「「食堂」的な店はなくなってほしくないものです。みんな全国チェーンに取って代わられて町が画一化していくのは面白くないし、旅してても風情が感じられなくなってしまいます。地元では後継の問題もあるし、いつまで続くかという要素も非常に大きいとは思いますが…、滝川が他の「川」のつく市のリーディングシティーとなっていくよう、祈りつつこの記事を終わりたいと思います。
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