新潟/糸魚川 奴奈川姫とヒスイの街
新潟県糸魚川市、JR糸魚川駅からの歩き旅です。
(2008年8月当時)
●糸魚川マンホール
カラー版に会えました。
どうやらこれは合併前の旧糸魚川市のもののようで、旧市の木である梅が多数描き込まれています。真ん中にある市章も旧市のものです。
歩道に屋根がついた商店街が通っていて、これが直角に曲がっても続いています。その屋根縁に幕がつけられているのも特徴的でした。
上の写真でも見えていました(真ん中よりやや右)が、奴奈川姫(ぬなかわひめ)の像です。
古事記や日本書紀などに登場する姫で、大国主命が求婚したとか結婚したとかいうような話で、この姫を祀る神社がこの糸魚川・西頸城地方に多く存在するといいます。
これも商店街歩道にありました、ヒスイの原石です。
この地域の特殊技術により磨かれたこのヒスイの勾玉には不思議な力が秘められているとされていたようです。
「糸魚川 ヒスイ」で検索したら、当地のヒスイ原石が数多くオークションに出品されていました。
駅前の施設ですが、コミュニティホールとして、またおみやげ・特産物・飲食のエリアとして活用されているようです。
名前のイメージからするとヒスイの博物館かと思いましたが、そうではないようで(おみやげとしてはあるようです)。ただ、駅前で糸魚川のお土産を買うならココという部分はあるかと思います。ヒスイの博物館的なものとしては、これとは別にフォッサマグナミュージアムというものがあるようで、糸魚川駅から車で7分とありました。(注・現在休館中とありました)
糸魚川駅から徒歩約5分、駅を下りてからまず最初に海を見る事ができる公園です。
「市庁舎跡」とも書かれていて、かつてここに市役所があった訳ですね。
そしてここにもありました、奴奈川姫像。5千年も前から生産されたという、富と力の象徴であるヒスイの勾玉と思われるものを持って、また傍には子の建御名方命(たてみなかたのみこと)が母の足下に抱きついています。
のすぐ横が幹線道というまさにシーサイド・ロードです。(国道8号)
これより西はこのような感じで海沿いで、東は海から少し距離を置く形でカーブを描いています。
そのシーサイドロードです。
防波堤の高さがある分、ドライブで海を眺める、というのは少々難しいかもしれませんが、歩きだとその点は自由なのでいいですね。といってもバタバタ旅で海をあまり見ておらず、見ようと思っても道路沿いで危ないので、その辺は回避しました。
駅前海望公園の噴水です。
縄文土器のような文様になっています。ヒスイが採られていたのは縄文期という事で、その関係でしょうか。街に歴史ありで、ここ糸魚川はヒスイがその象徴なのですね。
に刷り込まれた?!「ゐろりかこんでバタバタ茶」のフレーズ。
バタバタ茶とは、竹製の茶筅(せん)で、バタバタと音を立てながら泡立った番茶等を頂くという新潟県でもこの地方にのみ残っている習俗です。同じような習慣が島根や沖縄、富山等にあるようですが、左道のような作法的な部分重視ではなく、コミュニケーションを目的としたもののようですね。
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