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2015年5月30日 (土)

アンジュルム日本武道館!150526① ~魔法使いサリーまで

いつも旅の事ばかり書いてる本ブログ、今回は違う話を。

一昨日、2015年5月26日におこなわれたアイドルグループ「アンジュルム」の日本武道館公演について書きたいと思います!

アンジュルムは、「モーニング娘。'15」や今年3/3で活動停止となった「ももち」のいたBerryz工房などの「ハロー!ブロジェクト」に所属する9人組女性アイドルグループです。

といっても、昨年末までは「スマイレージ」という名で活動しており、こちらの方が名前が通るのかもしれません。そのスマイレージが更なるパワーアップを目指して、昨年9月末にメンバー増員と改名を宣言、10月初めにはハロプロの「研修生」から3人の増員が発表され、12月中旬には一般公募したグループ名を決定し、実質今年初めから9人で活動しています。

そんなアンジュルムの日本武道館公演、この日を待ちに待っておりました!旧名である「スマイレージ」時代の去年7/15に初めて武道館公演を実現したのですが、それから1年と経たないうちに新名「アンジュルム」としての初武道館となりました。

ちなみにスマイレージ初武道館の時に書いた記事は以下のものです

 スマイレージ 初日本武道館ライブ 2014.7.15(①開場まで)

 スマイレージ 初日本武道館ライブ 2014.7.15(②本編)

 スマイレージ 初日本武道館ライブ 2014.7.15(③本編Ⅱ)

今回のコンサートのタイトルは「アンジュルムSTARTING LIVE TOUR SPECIAL@日本武道館 大器晩成」。STARTING LIVE TOURとしてアンジュルムとなってから初めてのツアーが3月よりスタートしていますが、いずれもライブハウスで、彼女たちはここ数年ライブハウスばかりで47都道府県全部めぐるという女性アイドルグループ史上初の「快挙」を成し遂げてはいるものの、ホールでのコンサートがなく、ライブハウスでしかできない、ある意味冷遇の感もあります。そんな中で去年7/15は47都道府県巡る前の「ご褒美」的意味合いで武道館ライブを与えられましたが、その後今に至るまでホールツアーが1本もない状態です。ライブハウスか武道館か、という極端な状態ですね。

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▼会場前のお花です
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17:30開場ながら朝9時台に着き、それまで色々ウロウロしてましたが、開場時刻に武道館に入場、やっぱり広い!!かくして東C列38番、ファミリー席という立つ事の出来ない席ながら、ステージ袖が実に至近にあり、ステージよりも若干高い位置にあるという願ってもない良席でした。

そして18:00を過ぎ、オープニングアクトとして、まずは「つばきファクトリー」が登場。ハロプロの中では最も新しいユニットです。往年の名曲、初めてアイドルというものを定着させたといってよい南沙織さんや、ハロプロメンバーの事務所の大先輩である森高千里さんが世に送り出した「17才」が現代風にアレンジされ、ダンスもふんだんに取り入れた形で歌われていきました。

次は「こぶしファクトリー」、今年初めにメンバーが発表され、メジャーデビューを目指しつつも既にオリジナルの持ち歌はあるユニットで、その持ち歌である「念には念」を披露、芸達者揃いというか既にできあがった感もある、そんなユニットです。

最後は、メジャデビュー済で先ごろオリコン週間で初の1位を記録し、ホールコンサートも成功させた「Juice=Juice」の登場です。その初1位曲「Wonderful World」を熱唱、3グループの中で唯一メジャーデビュー済とあって、流石の貫禄を放っていました。

次はいよいよ本編…アンジュルムの登場、、、となる訳ですが、

ステージど真ん中に白い幕が張られていたのがずっと気になっていました。そんな中、厳かな音楽が流れ始め、いよいよ登場か!と思いつつイントロが延々と続いていきました…

そしてついに…

リーダー・あやちょこと和田彩花ちゃん(20)の「日本武道館-、いくよーー」の掛け声とともに、このライブのタイトルであり、新生「アンジュルム」として初のシングル曲である「大器晩成」のイントロが流れると、前述の白く張られた幕にメンバー9人のシルエットが映し出され、この幕が上がって登場?と思いきや、シルエットが消えて程無く、幕は前方へロケットのように飛び出し、メンバーははるか前方の花道を越えた所でいきなりスポットが当たる形で登場しました。ちょっとした瞬間移動のトリックを感じさせるド派手な演出で…と、そんな事もろくに考えさせないうちに怒涛の勢いで「大器晩成」が歌われていきました。

アンジュルムになってからの第1弾シングルで、スマイレージ時代から含めると18枚目のシングルとなりますが、オリコンデイリーチャートでは2回1位を獲得し、自己最高の売上枚数を記録した、まさにアンジュルムの現時点での代名詞的な曲です。去年新メンバー(3期)として入ったむろたんこと室田瑞希ちゃん(16)のソロバートが炸裂、ファンからの大歓声が飛ぶのが定番ですが、それまで経験のない、武道館でのこの大歓声はひと際大きく、むろたんもいつも以上に笑顔全開だったように見えました。

この「むろたん」はグループ加入前はハロプロの「研修生」として、デビューを夢見て日々活動してきた、研修生の「エース的存在」で、いつデビューするか注目を浴びながら後から入ってきた研修生に先にデビューされたり、そうしているうちに高校生になり、「もうデビューできないんじゃないか?」と焦燥感にかられたともいい、去年10月のスマイレージ(当時)増員時の新メンバーに選ばれると、声を上げて泣きだすほどでした。アイドルの世界は厳しいですね、高校生でそんな崖っぷちの気分になるとか。また今回の武道館公演が決まった時に人目はばからずに涙していたのも彼女だけだった事も印象深く、それだけにステージ上での全開の笑顔は「デビューできた」「活躍できる」という、そんな喜びをいつも噛みしめているようで、その姿にまた応援したくなる感情が更に湧いてきます。

「大器晩成」が怒涛の勢いで終わると、次の曲は同じ両A面のもう一曲「乙女の逆襲」、ハロウィンチックなこの曲もまた新生アンジュルムの代名詞的なナンバーで、ハモリが随所に印象的でもありますが、なかでもかななんこと中西香菜ちゃん(17)の低音ハモリが存在感があり、また彼女の武器とも思えます。

この「かななん」は2011年に2期メンバーとして加入していますが、今の2期4人のうち唯一の歌・ダンス全く未経験の素人で、当初は毎日のように怒られ続けたといいます。また大阪から上京してきた当時唯一の「地方組」(他は全員関東出身)で、そんな境遇の中、持ち前の努力と根性でここまでやってきた、という部分は称賛に価します。個人的に同じ関西人として頑張ってほしい想いもあります。

またこの曲では、新メンバー(3期)のあいあいこと相川茉穂ちゃん(16)のソロバレエシーンがあり、ここではファンが「チャッチャッ」と手拍子を入れ、シーン終了後に大歓声を起こすのが定番です。この「あいあい」は3期メンバー3人の中で最も研修生歴が浅く、半年ほどでメンバー加入が発表されました。3人のうち前述むろたんと、最年少のりかここと佐々木莉佳子ちゃん(13・当時)は研修生の中でも中心的な存在で、この2人を同時加入させた事で、スマイレージの立て直しは本気である事を印象づけましたが、あいあいはあまり知られていない存在で、同期として研修生で名の通ったこの2人と比べられるのは辛かったと思うし、今でもそんな想いの中で活動しているのかな?と思ったりもします。

▼3期メンバー加入時の新聞記事。

 前方真ん中黄色い服の3人が新メンバーで、左から相川茉穂、佐々木莉佳子、室田瑞希となります。

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さて、2曲終わったところで最初の挨拶かな!とモードを下げかけていたら、息もつかせずにそのまま3曲目へ突入してビックリでした。次は「ミステリーナイト!」。2014年4月、今からちょうど1年ほど前に発売されたシングルで、この曲で当時のスマイレージとしてオリコン週間では自己最高の2位を記録し、現在は「大器晩成」含め週間2位は2曲となっています。それまで衣装的に「白」が多かったイメージもあると思いますが、この曲では「黒」で網タイツも穿いたりしてかなりセクシー路線に舵を切ってた感もありますが、網が破れるとペンで書き足したりなど、セクシーとおよそ無縁なエピソードも少なからずありました。

いつもはライブハウスなので、皆同じ高さの所でパフォーマンスしているのが、武道館では高い所や低い所からそれぞれ3人ずつになったりなどして、見せるバリエーションが広がってくるな、という事をすごく感じました。普段2次元で今回は3次元的なスペース活用がされていて。

3曲も終わればMC…と思ったらまだ続き、結局最初から5曲連続ノンストップのオープニング、全く予想外でしたね…

4曲目は…絶対不可欠のこの曲!

「夢見る15歳」

スマイレージの代名詞曲として最も代表的な曲にして、ちょうど5年前のこの日に発売された記念すべきメジャーデビュー曲です。おそらく単独ライブでは一度も欠かす事なく歌われ続けている曲ではないでしょうか。この日の武道館公演もメジャーデビューした当日であり、ちょうど5年の節目を迎えた訳ですが、この5/26という記念日は改名したといえど揺るがない大切な日です、特に初期メンバー2人にとっては。

前述あやちょと共にスマレイージオリジナルメンバーとしてずっと2人支え続けてきた盟友・かにょんこと福田花音ちゃん(20)はこの事を強調していて、5/26に対する思いはひと際強いと感じました。

この曲では、ステージ袖までメンバーがやって来て、その距離の近さに感動しました。いきなりあやちょが来て、しかもソロバートの部分で目が合う程の距離?これだけで「来てよかった」と思えました(笑)  前回武道館の時は、この曲でメンバー紹介映像が出てくるなど曲も特別アレンジされていました。

5曲目「地球は今日も愛を育む」

スマイレージ時代最後のシングル「嗚呼すすきの」と両A面の曲です。

ライブハウスでもこの曲の後にMCが入る事が多く、この時も「いくらなんでもこれでMCに入るだろう」と思ったら、その通りでした前回武道館ではこの曲、アンコール後に本邦初披露として歌われていました、その時のDVD見ても合いの手が一切なくて今となってはすごく不思議な感じです。後からどんどんコールが増えていきましたよね。

…………

5曲終わったところでようやく最初のMCが入りました。

3期メンバーは初の武道館、という事で、3期の3人がひとりひとりコメント。

むろたんは「3期が入って良かったと思って頂ければうれしい」という事で、それまで3期はソロ歌割も皆無で大きな見せ場がない印象だったので、後にこのライブで随分と3期の存在を感じる事となります。

次にあいあい「武道館のステージに立つ事は簡単な事ではないと思います」と言うと、しばしの「間」が発生。研修生歴も浅く、しゃべり慣れていないあいあいに皆が「がんばれ」という気持ちで視線を集める中、ひとつひとつ散文のように喋り続けるうちに涙声になるあいあい。メンバー皆も「がんばれ」という中、なんとか言い終えました。

最後はりかこ。順調に挨拶を始めるも、隣のあいあいの顔が見えた瞬間、泣いて言葉が出なくなってしまって。手を顔も前で振りながらあいあいを指さすりかこ、笑いながら見ているあいあい。貴重な?3期同士の絡みが見れましたが、泣くりかこに先輩メンバーは親目線で励ましたり冷やかしたり…。ようやく口を開いたりかこ「あいあいが泣くから…」と。

この「りかこ」はメンバー最年少で唯一の中学生ですが、宮城県気仙沼出身で、東日本大震災により住んでいた家が津波で流されてしまった過去をもち、仮設住宅で暮らす様子が地元メディアでも取り上げられました。震災復興支援として気仙沼でアイドルユニット「SCKガールズ」が立ち上げられ、そのセンターポジションで活躍していましたが、「宇宙一のアイドルになる!」の言葉を残して、東京へ進出。ハロプロ研修生となり、約1年半の活動後、スマイレージ3期メンバーに選ばれました。当時のAKB・前田敦子と大島優子を足して2で割ったような美少女、ともてはやされましたが、彼女の魅力はなんといっても圧倒的な全力ダンスにあると思います。

さて、3期の涙のMCの後、メンバーは一度舞台からはけて、かにょん(以後「にょんさん」と表記します)がひとり残りました。

にょんさんはこの数日前にWEB番組「ハロステ!」でアンジュルムならびにハロー!ブロジェクトの卒業を報告し、YAHOOトップにもこのニュースはあがっていました。いつかは来ると思ってはいたものの、こんなに早くに「福田花音 卒業」がくるとは思いもせず、改めて武道館の観客の前で卒業を報告していました。「やめないでー」の声も聴こえてきて、心に刺さりました。辺り一面、彼女のメンバーカラーであるピンクに!このあたりの観客の一体感を武道館のような大舞台で感じる事ができ、自分のこの中に居られる事が大変幸せでした。

卒業報告したにょんさんは引き続き、次の曲紹介も。曲振りをあやちょにしようとしたら、あやちょどころか誰も居らず(衣装着替え中)、ここからしばしにょんさんのひとり小芝居に。瞬間的に着替えができないかな?と言ってるうちに、ステージ袖にホウキが投げつけられ、「魔法 ホウキ…」と繰り返しながら、とりあえず跨ってみるとステージは消灯、代わって上のモニターにのホウキに乗ったにょんさんが映し出され(瞬間移動の演出)、空から次の曲紹介、その曲はナント「魔法使いサリー」誰もが知ってる?あの曲です。

全員それぞれのメンバーカラーの色の衣装で現れて、往年の曲が歌い上げられていきます。この曲では特に3期メンバーがフィーチャーされている感じで、それぞれにソロバートがあり、前面でのダンスありで、本格的に3期の活躍が楽しめる形となっていました。

そんな3期の台頭を見ながら、一方で卒業を宣言しているにょんさんの去る事も頭の中で駆け巡り、これはちょうどBerryz工房が活動停止前のツアーで研修生をフィーチャーしている感じのシーンがあるのですが、それと重なって見えました。 つまり、去りゆく者がこれから担う者に対して「後は頼んだよ」と託する姿、そんな風に見えて涙で目も曇りがちでした。この曲についは、色んな人の色んな見方、感じ方があったことでしょう。

…ちょっと長くなりすぎてしまったので、いったんここで切ります。

続編はのちほど!

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