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2015年5月 3日 (日)

長崎/島原 絶景!島原城

長崎県島原市、島原鉄道/島原駅からの歩き旅です。

(2010年8月当時)

●駅前通り

駅出てまっすぐ伸びている道路です。

市の中心駅前というよりもお城めがけてまっしぐらの道、という感じで、景観維持なのかどうか、和風建築的な建屋が立ち並んでいました。

そしてなんといっても、向こうに見える島原城!とても、分かりやすい観光地です。

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●森岳(もりたけ)商店街

駅前の通りを歩いているところですが、現在地はこの地図のほぼと真ん中で、右端のピンクの部分が島原駅で、左端が島原城なので、その間の地点という事になります。

HPも出しているほどの商店街です⇒http://www.moritake-s.jp/shoutengai.html

個性的なお店が多数出ており、全国チェーンの店で何でも買えてしまう世の中だけど、専門性の高いお店が多いので、たまには車を降りてのんびり回ってみませんか?という事を訴えています。

商店街での取り組みとして雛祭り時期に合わせて行われる「ひなめぐり」があり、各店舗に様々な雛人形を飾り、観光客に見て頂こうというものだそうです。

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●ハスの密集

駅前の通りを歩いていると、あっという間に島原城の入口まできてしまい、お堀の中はこのようにハスの葉っぱで敷き詰められていました。

ハスの名所として名高いようで、また夏の訪問につき良い時期に見る事が出来ました。秋には先述の森岳商店街がレンコン掘り大会なるものを行っているそうです。

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●高石垣とハス

島原城は、その高く積み上げられた石垣も美しく、その足下にはこのようにハスの葉が大量に、まさに敷き詰められている感じでした。「とくとご覧あれ」といったところです夏だからこういう景色になっていますが、これが冬だと真っ茶色になるようです。ホントに良い時期に来たなと思います。8月の訪問はおススメです!

石垣が単調ではなく、所々でギザギザになっているところも魅力深いものがあります。見た目として非常に見事な光景となっていますが、この目的はあくまで実用的なものであり、死角をなくすためのものなのですね。

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●高石垣とお濠

次は水の部分が見えているお濠と石垣とのカットです。

これもまた高い石垣なればこそ、こんなに映えるのでしょうか。写真以上に生で見ると、素晴らしい光景です。

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●入口

上の写真でも見えていましたが、長い坂を上って、この入口に差し掛かります。

坂のサイドに生い茂っている緑が高い石垣と角度をなして、景色の素晴らしさをまた一段と引き立たせているように思えます。

入口両サイドがまるで自動扉で横にスライドして開閉しそうな雰囲気で、要塞チックな印象を少なからず受けました。言ってみればお城なんて要塞そのものなんですが

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●武将の幟

島原城の場内に入り、見上げてみれば、このような多数の武将名の入った幟が並べたてられていました。同じような名前が沢山並んでいて、同じ人物の幟が複数出ているのか?と思へば、さにあらず。下の名前の部分が違っています。

ここに挙がっている人物を調べてみると、歴代の島原藩主の名が並んでいるようで、右から順に代々並んでいるようです。色んな家系の名がありますが、当初の松倉氏はあの有名な「島原の乱」で責任を問われ、その後の家系も失政などで交代を余儀なくされ、最も安定していたのは「松平家」のようです。途中で戸田家を挟む形で宇都宮に移封となっていましたが、再び戻ってきています。

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●御城の鐘

お寺でいう鐘楼にあたるものですが、石積みの土台に白い柱と天井で覆われた建屋に鐘が吊下げられています。上の建屋と下の石垣がアンマッチな感じがしなくもなかったですが…

塀よりも高くて眺めが良さそうでした。

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●天守入口

この時が特別だったのか分かりませんが、武将と武家の娘と忍者と思われるコスチュームの方々が居られて、お城の雰囲気を更に高めていました。

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●古代墳墓

場内で古代の墳墓を見るケースは稀とは思いますが、箱式石棺というものでしょうか。西暦600年頃のものと推定される、とありました。

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●西櫓

櫓ながら立派な建物です。

「〇〇城跡」として、このような櫓だけ残っているような所もあり、それだけでも素晴らしいな、と思えたりしますが、ここの場合は色々ある建屋のひとつ、というのがまた豪華この上ない、と感じます。

島原城は一度廃城となり破却されていますが、天守閣よりも先に復元されたのがこの櫓でした。

中は名城画展と銘打たれ、全国のこけしや民芸品が展示されています。目を疑いましたが、お一人「10円」とありました。ホントに「気持ち」程度という事ですね。

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●島原城 天守

素晴らしい島原城の天守ですが、この城は元々は1626年築という事で、その後程なくして起こった島原の乱でも炎上を免れるなどして明治まで迎えたものの、1876年に一度破却されてしまいます。

その後100年近く経った1964年に鉄筋コンクリート造りの形で復元され現在に至ります。そう聞くと、古き良き時代のものは何も残っていない、そんなイメージを持ってしまいますが、古い資料に基づき、当時のように忠実に再現されているといいます。それに何よりこの綺麗なフォルムが素晴らしい天守です。上層から下層にかけて等間隔で幅広になっていくこの姿は個人的に最も好きな天守のひとつです。

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●天守いろいろ

別な角度から撮った天守の様子です。

現存天守ではない為、それほど有名でもないかもしれませんが、こんな素晴らしいお城はなかなかない、そう思います。

島原鉄道というJRのない所になりますが、島原へ来たならぜひ見ていきたい、そんな所と言ってもいいと思います。JRでのアプローチは諫早駅から。ここから島原鉄道を利用して島原駅へと向かう事となります。

以上、島原市の旅記録でした。

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