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2015年8月26日 (水)

岩手/陸前高田 復興のみちを往く!

岩手県陸前高田市、JR陸前高田駅からの歩き旅です。

(2015年5月当時)

●駅向かい

陸前高田の駅をバスで降り立ち、道路隔てて真向いにある「陸前高田市コミュニティホール」の建屋です。まだ朝早かったので開いてもいない状況でしたが。

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●少し離れて

右端に見える円柱様の建屋が陸前高田の駅ですが、少し離れるとこのような感じで、左端は防災センターの建屋です。手前には広大な更地が広がっていて、一応市の中心駅の駅前といえど、このような具合で、陸前高田がいかに大打撃を受けたか、という事が窺い知れるというものです。

この右端へ伸びている道路を手前に程なく行けば、陸前高田市役所です。

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●市役所前バス停

上の写真の道を手前に向かって進んだところに、この「陸前高田市役所前」のバス停があり、この標識から道路隔てた向かいに陸前高田市役所があります。

標識が2本ありますが、手前が岩手県交通のもので、向こうの黄色いのがデマンド交通とあり、予約型の乗り合いタクシーの停留所となっています。地域の足的な側面が強く、他都市への行き来はあくまでJR駅(BRT運行)の利用が向いていると思います。

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●陸前高田観光案内所

バス停のほぼ真向いにあったといえる建屋ですが、実にこじんまりとした建屋が1件ポツンと道端に建っていました。朝の8時台で、隣にある市役所に通勤する職員の方々が続々と歩いてくるような状態でしたが、ここはずっと閉まったままでした。

でも市の中心部といえる、この辺りが散発的に主要施設が立つだけで更地も多く、観光するとこあるのかな、と正直思わされたました。これまで東日本大震災後に石巻や東松島、久慈、大船渡などに行きましたが、ここまで更地が多かったのはここ陸前高田をおいてないのでは?とも思いました。復興って進んでないな、という事を感じました。

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●陸前高田 周辺地図

観光案内所の建屋前面に貼ってあってた地図です。

通行止め、通行規制区域と色々あり、復興の進んでなさを感じずにいられませんでした。

「奇跡の一本松」というのを見たかったんですが、あちらを取ればこちらが取れずとなり、ただでさえアクセスに大変苦労した街なので、この中心部を訪ねる事で他を捨てる結果となりました。

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●陸前高田市役所

観光案内所からほぼこの距離で市役所、というロケーションで本近くであります。

2F建てでしかもプレハブのこじんまりとした建屋。いかにも復興を目指す街、という感じですが、これがこの街の現実を表わしているんですね。あれから4年以上経ってもなお、この姿という訳です。

確かこの日は5/1で、GW期間中であったもののれっきとした平日で、朝8時半前には次々と職員さんが登庁され、遊んでてすみません、という気分になりました(^^;

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●市役所裏手

上の写真の向こうの建屋を裏から見たカットです。

ホントにただの道路沿いにプレハブで建っているだけ、という感じで、この地に本格的な庁舎が立つ日はくるのでしょうか。いつかこれが過渡期の庁舎の姿、となる日はくるのでしょうか、そんな事が気になったものでした。

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●コンビニとおかし工房

左側にあるのがセブンイレブンですが、陸前高田駅がこの裏手にある状態です。すぐ裏ではないですが、ほぼそれに近い至近さではあります。

右に半分見えているのは「木村屋」というお菓子工房と冠されたお店があります。

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●マンホール

陸前高田のマンホール、中央から市の花つばき、市の鳥カモメ、市の木スギ、という事らしいのですが、カモメがよく分かりません。

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●幹線道へ

一連の陸前高田駅~市役所あたりの一帯を抜けると、このような幹線道に出くわしますが、周りに何にもない感がプンプンする中を、あてもなく歩き続ける事となりました。

折角来た陸前高田でこれ以上の収穫があるのかないのか、そんな半ば不安の中の街巡りでした。

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●横目にタンポポ

こんなのどかな光景に癒されつつ、歩いていました。

何はなくともこういう景色を見ながら歩く事自体が旅の幸せ、と言えるのかもしれません。

案外こういうのがその街の思い出深いシーンになっていたり、個人レベルではそうなのですが、こうしてブログに載せる以上は、ここに行ってみたいと思わせる、この街独自のものを…と探してしまいます。

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●復興へ向けて

これが2015年5月の姿ですが、2011年3月に特に壊滅的な被害を受けたというここ陸前高田、4年経ってもとにかく更地の多い事。復興なんてまだまだ先、震災が過去の出来事として風化してしまう事の怖さを感じさせられます。ここはまだまだ全然、復興への途上にある訳で。

下の2枚の写真はこの幹線道の歩道から脇を見た様子です。

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●復興道路

と書かれた看板がありました。

「つなげよう 命の道」と。

本当なら2009年夏に行ってたかもしれない陸前高田でしたが、時間の都合で寄れず、こうして2015年になって訪ねて、復興への歩みを未だに見せている姿が見られて、それはそれでよかったのかもしれません。神戸の震災の時のように目につく部分が元に戻ったから復興、という訳ではない、という事をこの街では如実に教えられたと思います。

そんな想いで町めぐりをするのも、また一つかもしれません。楽しむというより、噛みしめる感じで、そんな旅があっても良いのかなと。人生勉強のひとつとして…。

陸前高田はまだまだ復興途上。これからの街です!という事でこの記事の〆にしたいと思います。

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