JR羽犬塚駅 (福岡県筑後市)
福岡県筑後市のJR羽犬塚(はいぬづか)駅です。
筑後市では以前にJR筑後船小屋駅をupした事がありますが、今回の羽犬塚駅の方が市の中心駅となります。
筑後市は少し変わった状態で、
筑後船小屋駅 新幹線停車駅 中心駅でない
羽犬塚駅 在来線のみ 中心駅
という「ねじれ構造」ともいうべき形となっています。
九州新幹線で見られるパターンとしては、
〇×駅 在来線のみ 中心駅
新〇×駅 新幹線停車 中心駅でない
のようなのはありますが、全く違う駅名でこの状態というのは稀かと思います。
-JR羽犬塚駅-
【路線】JR鹿児島本線(門司港-八代間)
【開業】1891年4月1日
【訪問】2011年3月
【1日あたり平均乗車人員】 3,065人/日 (2010年)
【近隣の主要駅】(門司港方面)久留米駅→3駅
(八代方面)筑後船小屋駅→隣駅、瀬高駅→2駅
●駅名標
九州の駅らしくその駅に因んでのイラストがあり、ここには羽の生えた犬が載っており、諸説ありますが豊臣秀吉に因んだ犬です。秀吉の行く手を阻んだ犬、秀吉の愛犬等々全く逆の解釈が説として流れていますが…
新幹線のある筑後船小屋駅は隣駅になります。
2面3線で両ホームは跨線橋で繋がっているというスタンダードな構造です。
市の中心らしさが長く続くホーム屋根に窺い知れます。
駅舎側のホームにありました。
市内ににある「恋木(こいのき)神社」に因んで置かれているようで、個人的にこの駅で最も記憶に残ったものでした。
全国で唯一、といわれる「恋の神様」だそうで、ここから徒歩約20分の所にあるといいますが、現地へ行けない方はここで触ってくるのも良しかな、と(笑)
駅の外で跨っている自由通路です。
当駅は橋上駅舎ではなく地上駅で、ひとつの出口から入っていく形であり、これは駅ホームの跨線橋のように駅の内側で跨っているものとは別に、出口から線路を跨いだ向こう側へ出るための通路です。
2つあるうちの上側の写真は駅側からの広場周辺の様子です。
小さいながらカラフルなお店が軒を並べていました。
下側の写真では新幹線の高架が長く続いている様子が見えますが、この景色がなんとも素晴らしかったです。当時は2011年3月、あの東日本大震災があったのと時期を同じくして、というかその翌日に九州新幹線が開業し、その僅か1週間後がこの写真の時期なのです。
開業から4年半以上が経過し、九州新幹線もすっかり定着しましたが、この時は「ついにこんな所にも新幹線が通る時代になったか」と思ったものでした。
羽犬塚駅前の最も象徴的なものとして、この羽犬の像があります。
この羽犬には複数の説がありますが、先述の通り秀吉にまつわる犬とされており、このようなモニュメントもこの駅前だけでなく、他にも何ヶ所か設置されているようで(下側の写真の右側に例示されています)、実際1ヵ所は街なかで見かけました(羽犬塚小前のもの)。
2009年にできた新駅舎です。九州新幹線の高架工事に伴って駅舎を移転した末にできたといいます。
規模が大きくなったとかそういった事はないようで、橋上駅舎化された訳でもなく、ただスタイリッシュになったというか、そんな感じを旧駅舎写真と見比べてみると抱きます。
筑後市内で中心駅ではない筑後船小屋駅の方が新幹線が停まるためか、駅舎規模としては遥かに大きいのですが、それでもこの羽犬塚の方が中心駅なのです。
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