鹿児島/西之表 種子島の顔~西之表港~
鹿児島県西之表(にしのおもて)市、種子島の訪問記です。
(2015年9月当時)
西之表市は種子島の北部に位置し、人口は16,048人(2015.5.1現在)で、人口1万人台とはいえ種子島に唯一存在する市で、島の中心的な施設の多い所でもあります。
以前の記事鹿児島/中種子 コスモポートへようこそ!にて、種子島の空の玄関に到着して、島に入った訳ですが、今回はそこからバスでアクセスして、海の玄関および島の中心にやってきました。
●西之表港バス停
種子島空港からバスに乗ること30分、島の顔ともいうべきこの「西之表港」に着きました。今回の種子島旅行2泊3日でしたが、あらゆる行動の基準点はここだったといっても過言ではありません。
それにしても西之表が種子島だとはつい最近まで知りませんでした。西表(いりおもて)と勘違いしてたぐらいで。ともかくここを訪ねた事で、個人的には日本で未訪の市はついに「1つ」となりました(沖縄県宮古島市)。
つまり宮古島を訪問すれば、約790あるという日本の全市訪問が達成となる訳ですが、今はいつ行こうかというところです。何せお金が軽く10万~かかりそうで。早く行って達成したい気持ちもあれば、まだまだ楽しみを取っておきたいような気持ちもあります。
実際に降り立った地点(おりば)は、この右に隠れている50mほど離れた所で、ここは「のりば」になります。
特に目印もなかったので、最初のバス停標識の写真をトップにもってきましたが、ここでバスをおり、この向こうに見える道路のカーブしようとしている地点が、上の写真で標識のあったのりばになります。
左向こうと左に隠れた真横にフェリーのりばがあり、鹿児島港とは航路で結ばれています。バスは空港の発着に合わせて来るものと、市内や島内を回っているものがありますが、それほど本数は多くないので、よく予定を立てて行動しないと、という事になります。寄る場所の数が限られてしまうので。
沖縄本島のような、南北に長い島です。
現在地である西之表港は地図の北西側、左上の赤い部分にあたります。
空の玄関である種子島空港は、中種子町にあり、島のほぼ真ん中に位置します。
この辺りでは「おじゃり申せ」という言葉をよく目にしました。
こういう場で書いてある内容といえば、意味は想像に難くないところですが、種子島の方言で「いらっしゃいませ」というものです。
このカットを見て、種子島ってつくづく「鉄砲とロケットの島」だという事を思い知らされますが、案内図のてっぺんの部分は、鉄砲が向かい合う形となっています。
下の写真の幟はフェリーのりばの待合室にあったものです。
高速船「トッピー」ののりば兼待合所です。
2枚目の写真に見えていますが、バスを降車した地点の向こうに写り込んでいるものです。
「トッピー」は鹿児島港とここ西之表港を約1時間半で結び、料金は片道7,700円ということです。時刻表はコチラ 、現在は冬ダイヤで運航中との事です。
ここでフェリーに乗る事はありませんでしたが、この中には入ってちょっと休憩したりしてました。
こちらはバス降り場のほぼ真横にある「西之表港待合所」です。
右側の看板の「うXXXば」と隠されているのが気になりました。「うどん・そば」なのか…
上のトッピーターミナルよりもここで一服してた事の方が多かったです。種子島の宣伝動画みたいなものもここで流していました。
「プリンセスわかさ」号という大きなフェリーが停泊していました。
鹿児島と種子島を1日1便結ぶこの客船は定員222名で、この船体1隻のみにつき、ドック入りする際は運休となるそうです。
先述の「トッピー」は鹿児島-西之表を1時間半で結ぶ高速艇ですが、このプリンセスわかさは3時間半かけて航行するフェリーで、料金は実にピンキリで、上のデラックスは片道\12,000以上で、2等では\3,900程と実に差の激しいものとなっています。
ここにもありました「おじゃりもうせ」(笑)
現在地である港は左に突き出た部分の斜めに線が走っているところの真ん中辺になります。
この図の真ん中部分で赤と緑の道路が縦に通っていますが、この辺りが西之表の中心街的な役目を果たし、色々なお店や施設が集中しています。
港の事を記事にするならやはり、こういった海の景色を挙げないと始まらない、そう思ってのカットです。
プリンセスわかさをこのアングルで撮ると、更に格好よく感じますね。
思えばこの時の旅は雨がちで、終始天気の心配をしながら旅していた記憶が強く、雨が強くなったこともありました。
島内でも遠方へ行く時は便数が少ないながらもバスを使っていましたが、ホテルから飲食街へ出る時はほぼ徒歩で、また中途半端に距離があったので、雨が降ると特に大変でした。この時ほど飲食街の近くに泊まっておけばよかった、と思った事も珍しいほどでした。
この時は完全に飛行機と宿のパック予約だったので、フェリーで鹿児島へ渡るなどあり得ない状態でしたが、今度来る事があれば、フェリーで航行したいものです。豪華な船で3時間半のクルーズなんて贅沢なひと時を過ごしたいと思いますし。
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