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2016年3月25日 (金)

山梨/富士吉田 富士信仰と絶え間なき金鳥居

山梨県富士吉田市、富士急行/富士山駅からの歩き旅です。

(2012年3月当時)

●駅前道路

富士山駅から北に伸びている道路で、駅から50mも行けば、このような最初の信号に出くわします。

それにしても左側の空そのもののような建屋が大変インパクトがありました。その場で雲が浮かんでいるようで。

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●左折すると

上の写真から手前側の信号を左折すると、このような風景になります。

山梨信用金庫という金融機関があります。その向かいには理容ブラージュの看板がありますが、これは看板だけでこの建物自体はこんなにポスターが貼られているので、廃屋なのでしょう。

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●右折すると

こちらは反対側で、最初の写真の手前の交差点を右折した風景になります。

コンクリートのゴツゴツした建物が多い、そんな印象が強かったです。いずれも年季入ってそうな建物揃いで、存在感のある「濃い」建物ばかりのように思えました。

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●ガキ大将ラーメン

関東を中心にチェーン店を持つラーメン店のようですが、関西人である私には馴染みがなかったので、その名前に強烈なインパクトを受けました。

行きたかったのですが、結局別の店で食べる事となりました。

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●「金鳥居」交差点

富士山駅から200m程の地点になるでしょうか、駅から直進し最初の交差点を右折して歩き続けた所に、この「金鳥居」という交差点があります。

そしてそこには、下にしめ縄の付いた立派な鳥居があります。この「金鳥居」は富士山信仰のシンボルとされている、この街の象徴的なものと言ってよいかと思います。

この鳥居は大変歴史のあるもののようで、その歴史はというと…

1788年 金銅にて初の建立

1801年 大風雨で倒壊

1831年 唐金鋳造で再建

1877年 再び大暴風で倒壊

その後寄進により再建されるが

1944年 太平洋戦争のため供出

1955年 有志により銅鳥居の再建

現在に至る

という具合で、何度も倒壊したり、戦時中は供出されたりしながらも、現在までここに立ち続けているのですね。そう思うと地元有志寄進者の執念のようなものすら感じられます。

尚、ぶら下がってるしめ縄は1962年に初めてつけられたそうです。

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●金鳥居バス停

金鳥居の所にあるという事で、そのままの名前のバス停でした。

富士急山梨バスという会社の「ふじっ湖号」というバスで山中湖循環を含む右回りと左回りのコースで1日4本程度ずつ(右回りは4本あるものの、この富士山駅発はわずか2本です)の運行です。

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●魚屋路

「ととやみち」と読むそうで。全然知りませんでしたが、すかいらーくグループなんですね。

回転寿司屋さんです。前述のガキ大将ラーメンに行かずにここに行って昼食してたのでした。

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●金鳥居市民公園

またしても金鳥居ですが、その名のついた市民公園です。

昭和50年4月に完成した歴史ある公園です。

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●恩賜林ふれあい広場

こちらは「広場」と銘打たれたところです。

「富士吉田市外二ヶ村恩賜県有財産保護組合」という長い名前の組合が所有した土地にはじめて独立した事務所を構えたという「歴史的意義」のある場所とされ、1995年に広場として造られました。

向こうに見えるモニュメントは富士吉田市と近隣の忍野(おしの)村、山中湖村の1市2村が表されているといいます。

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●富士山焼酎

というなんともダイレクトな名前の看板に出くわしました。

「富士山の伏流水仕込み」というなんとも関心を惹くフレーズが!

富士山周辺のホテル限定のようですが、飲む人はやはり富士山の湧水を想像しながら飲むのでしょうか?(笑)

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●御師 旧外川家住宅

「おし きゅうとがわけしゅうたく」と読みます。褐色の屋根が大変インパクトがありました。

富士山信仰を支えた御師(おし)の家で、一時は80軒以上もあったといわれ、なかでもこの住宅の母屋は1768年に建てられ、現存する御師住宅の中でも最古のものであり、かなり貴重なものとされています。

平安時代以前の富士山は裾野から遥拝するもの、とされていましたが、以後は仏教の影響により、登拝するという祈りの形に変わっていったといいます。

100円ながら有料です。お金より時間がなかったので中に入りませんでしたが…。

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富士山の見えるような周辺の自治体は多数ありますが、個人的にはここほど「富士山信仰」という側面が強く感じられたところはありませんでした。登るものと思っていた山に、眺めるという信仰があった事も。

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