香港⑤ ワン・チャイ・ナイト!
今年1月の香港旅の記事がしばし滞っていましたが、星光花園~海浜花園のシーサイドロードに続く第5弾です。
前回は海の北側から海岸沿いに歩いての様子をお伝えしましたが、今回は対岸の香港島に戻って、泊まっていたホテルの最寄駅「湾仔(ワンチャイ)」まで来ました。
香港といえば夜景、ですが、ここではちょっと違った夜景をお届けする事になると思います。
●変色の灯
湾仔駅に戻ってきて、歩いて程ない所で見かけたビルですが、てっぺんの灯かりが綺麗だと思って眺めていたところ、色が変わっていったので、それぞれの色を撮ってみました。
韓国に初めて行った時に釜山駅の真ん前のモニュメントがやはりさまざまな色に変わっていった時の事を思い出しました。何てことないのかもしれませんが、やはりチカチカと色が変わると、綺麗と思って感動するものです。色が違うだけで、ビルの建物自体さえ違うもののように見えてしまうので、何とも不思議な感覚でした。
高層ビルの多いこの辺りは、全体像を撮ろうと思ったら、思い切り遠景を撮るか、先ほどの写真のように上だけ、みたいな一部を撮るか、はたまたこのように縦長に撮るか、という事になってきます。
ここでは縦長に撮って、間を通る道路と共にのカットです。右向こうのビルの黄色っぽい棒グラフみたいな灯りに大変惹かれました。ビルの高さを強調するかのような、何本もの縦棒にインパクトを受けました。灯りの色もビビッドでいいですね。単に電飾というより、芸術的なビジュアルで。
こちらはちょっと暗めのカットですが、真ん中あたりのビルの灯りのカラフル具合はなかなかのものです。またその右にはPanasonicがありました。日本企業もですが、韓国企業のビルも結構あったな、という印象でした。
光の加減等々あったのでしょうが、妙にこの辺り赤光りしてのカットとなりました。
赤い光に照らされた大きな大きなドラム缶群は相当インパクトありました。
3枚中の一番下のカットの左端に橋状の通路が写っていますが、色んな通路が途中で折れながらも、こんな通路が延々と続いていて、海辺の方まで歩き続ける事となりました。
下道を歩き続けるよりは、やはり車の心配がない分、安全でした。人の気配はそれなりという感じで、賑わいもなく、怖いような閑散さもなく、夜でも快適でしたし。個人的には、この通路(歩道)をずっと進んで行く方が安全最優先するなら、良いかと思いました。
まっすぐ続くと思ったら鉤型になって、またまっすぐ続く、そんな通路の繰り返しです。
中国と違って繁体字なので感じも比較的読み易く、車の走行も危険を感じた事がほぼ皆無という、中国と続いていながら中国とは違う、それが香港かな、と思いました。
ものすごく対照的な?2つに出くわしました。
ビル群は繁栄の象徴ともいえる存在で、一方の重機は更地から新しく建物を建てていく、あるいはその逆に壊していく場合もありますが、建物のいわば生死にかかわる時の存在で、この2つが重なって見えた時に、不思議な感覚がありました。
尚、これら向こうに見えるビル群は前の香港旅行記事にて、対岸の風景として見えていたもの達にあたります。
歩道を歩いている歩いて、といっても10分くらいでしょうか。
海へ出てきました。
対岸は前の香港記事の星光花園等のエリアです。
香港の海辺の夜景って言ってしまえばこの両岸がハイライトだったりするので、これだけ押さえておけば、という捉え方もできます。
対岸のビル群も鮮やかで綺麗ですが、行き交う船もいちいちキラキラしていて、これらも注目せざるを得ない、というところです。
上の写真に見小さく見えていた船がこのすぐ下のものです。
船体のラインを縁どるように、太く明るい電飾が連なっていました。
その下の写真も別の船が!夜のこんなきらびやかな船でのクルージングは香港の醍醐味の大きなひとつ、なのかもしれませんが、意外とこうして見てる方がその素晴らしさが分かる、というのもありますよね。
海の向こうの対岸に、ひときわ高いビルがありましたが、ここの電飾は人が動いているように変わり続けていました。まるでビルの中の動画のようでした。
こういうビルがどの程度あるのか知りませんが、少なくとも個人的には初めて見て、勝手に「さすが香港の夜景だ!」と感心していました。
ビル群の鮮やかな光が動き続け、その前の船たちも動き続ける、夜景といっても常にそのシーンが変わり続ける、これぞ香港の夜景!ではないかな、と思いました。
このすぐ下の写真のビルは人が歩いているように見え、これを見るだけでも「素晴らしい」と感動していました。そんな言葉ぐらいしか出てきません、これを見ていて。
もっと上手に写真が撮れていれば、もっとうまくいろいろ伝える事ができていたのかもしれない、と思うと少々残念ではあります。
これは船の行き来のないビル群のカットです。
これはもう完全に「静」のカットで、「動」のカットも両面楽しめるのが香港の良さです。
こういう景色をボーッと眺めていても全然平気なくらい、治安も良かった印象でした。それまで行った国々では結構ガッチガチに身構えていましたが…、しかし油断は禁物、無防備にしていたら、格好のカモになる可能性はグッと上がってきます。観光名所であればあるほど。
最後になりますが、電飾鮮やかなのは何も高層ビル群だけではなく、ここに写っている低層のビル群でもそうです。ホンハム駅へ歩いて行く時に、通り掛かったビル群だったと思いますが、近くで見てカラフルだと思って感動していましたが、この後まさか対岸からその姿を見る事ができるとは…
湾仔駅から北へ北へ進んで行けば、このような海辺に出くわすので、是非とも行ってほしいと思います。この感動を共有したい(笑)
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