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2016年6月26日 (日)

JR仙崎駅 (山口県長門市)

山口県長門市のJR仙崎(せんざき)です。

長門市ではJR長門市駅をupしていますが、当駅はその長門市駅から山陰本線の支線として1駅だけ分岐した、いわゆる「盲腸線」の駅です。

-JR仙崎駅
【路線】JR山陰本線仙崎支線(長門市-仙崎間)
【開業】1930年5月15
【訪問】2013年9
【1日あたり平均乗車人員】  61人/日 (2013年)
【近隣の主要駅(長門市方面)長門市駅→隣駅
          (幡生方面)川棚温泉駅→14駅
          (京都方面)萩駅→6駅、東萩駅→7駅

●駅名標周り

冒頭述べた通り、JR山陰本線に属している長門市駅から1駅分だけ支線として分岐している盲腸線の駅です。夭折した「金子みすゞ」の出身地として強く存在感を放っており、駅自体の利用者数は多くないものの、長門市内で観光地的要素の強いエリアです。

少々古い話ですが、1989年度下期に放送されていたNHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル」のヒロインもこの仙崎だったといいます。当時はその事を全く意識していませんでしたが、渡辺梓さん主演のこのドラマ、よく見てました。現在は桂文枝となっている当時の桂三枝師匠も珍しくドラマ出演されていた作品です。

中村雅俊さんが脱・青春俳優として30代では初めて飛ばしたヒット曲である「心の色」は、若くして亡くなった作詞家の大津あきら氏がその沈む夕日にいたく感動してつくったといわれています ♪朝日に出会って 夕陽に踊って~と何度も歌われるリフも印象的な曲でした。

バックのクジラの壁画がなんとも印象的ですが、この辺りは江戸時代にその全盛を迎えた古式捕鯨が行なわれていた所でもあります。和歌山県の太地(たいじ)なんかもそうでしたっけ。

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●ホーム

1面1線のみのホームです。

山陰本線の仙崎支線という1駅だけの盲腸線であり、1日の運行はわずか6本で、朝に3本、12時台に1本、夕方に2本だけというのが、当駅→長門市駅、長門市駅→当駅、共に基本パターンのようです。行先は厚狭駅から見ると、美祢線の厚狭(あさ=山陽小野田市にある新幹線駅)行きが多く、山陰本線を経て下関行きの便もありますが、山陰本線に入って東萩方面の直通便はない、という形になっています。

1日6本という事で、12時台の電車が乗れないと、次の便まで4時間程度開くという事になります。もっとも長門市駅との駅間は2.2kmなので徒歩移動でもじゅうぶん可能ですし、私が訪ねた時は長門市駅からバスで大泊というバス停まで行きました。これは仙崎駅を越えていく事になりますが、そういう目的で行ったので…。いずれにしろそんな頻繁に行き来している便はないと感じました。タクシーで10分程度乗るか、時間があれば徒歩が確実ではあります。

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●歓迎看板

駅のホームは素気ない1面1線で、クジラの壁画があるぐらい、と思うところですが、看板はこれだけありました。

「金子みすゞ」(1903-30)のふるさとであるという事。この仙崎の地で生まれ、26歳の短すぎ生涯をドラマティックに駆け抜けた童謡詩人で、東日本大震災での「こだまでしょうか?」のCMはあまりに有名ですね。またドラマで彼女を演じたのは松たか子、上戸彩といった錚々たる女優陣で、その扱いの大きさのようなものも窺えます。

もっとも彼女の存在は長らく世に忘れ去られており、没後50年を過ぎた1980年代に遺構集が発掘されてからは瞬く間に有名になったといいます。そんな事で死んだ後に評価が高まる後つけ天才のパターン(←アンジュルム「大器晩成」の歌詞より)になってしまったものの、その才は後々「再評価」された形です。そんな事もあり生誕百年の2003年に生家が「金子みすゞ記念館」として開館されています。

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●みすゞの街

駅ホームの端にあった看板です。

金子みすゞが仙崎の象徴的存在というのがよく分かります。

その横には、彼女の有名な詩「私と小鳥と鈴と」のフレーズが看板に載せられています。タイトルだけではピンと来ないかもしれませんが、「みんなちがって、みんないい」というフレーズはあまりに有名ですね。

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●駅舎内

ホームは(壁画はあったものの)それほど派手なものではありませんが、改札を出た駅舎内はこのようなモザイクアートで全面に覆われていて、ある意味衝撃でした。小さな駅の中にこんな派手な内壁だったとは…!それにしてもホームといい、壁は何かしら埋め尽くされてる駅ですね…。

皆の色んな思いが詰まっている感じの駅舎内はとても素晴らしかったです。

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●駅舎内2

コインロッカーがあったり、観光案内所もあったり、観光地的な要素も感じられる様子でした。レンタサイクルも1台外出しされていたりと。

でも人の気配は殆どなかったような…だからこうして駅舎内を好き放題撮れていた訳で。

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●駅舎内3

駅出入口から改札へ向かっての様子ですが、金子みすゞのモザイクアートがはっきり見て取れます。みすゞ再評価以前は、当然売り出しの対象になっていなかった訳で、また違った景色だったのでしょうね。

改札はゲートがあるのみですが、かつてはここに人が立ってハサミを入れたり、切符を取ったりしていたのかな、などと考えてしまいます。

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●駅を出て

すぐのところです。駅舎前の床面がきれいに整備されているのが分かります。

昔ながらの赤ポストと、向かいには金子みすゞ記念館への標識が出ており、記念館はこの駅からわずか400mの近さにあります。

ちなみに全くの偶然だとは思いますが、この駅の開業は1930年、みすゞの亡くなった年でもあり、亡くなった2か月後に駅が開業しています。

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●バス停

時刻表がいくつか貼ってありますが、ここにはバス自体はそこそこの本数来るようです。

どれが長門市駅まで行くのか、全て行くのか等なんだかよく分かりませんでしたが。

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●駅前通り

駅前広場から駅前の通りを眺めた様子です。

手前に四角い石のような椅子?がありますが、なかなかここに座る人はいないと思います。

時々ありますよね、意味不明な場所に椅子などが置いてあって「こんなとこ誰が座るんだよ?」みたいな感じのが。

で、この本の見開きのようなものは「金子みすゞとみすゞ通り」についての説明文がありました。

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●仙崎駅 駅舎

平屋の駅舎ですが、割と立派な建物が建っています。駅名の表示の上に屋根瓦が出ていたり、単に1駅だけ飛び出している、という感じでなく、観光地的な要素も少し出ているのかな、という感じでした。

ロータリーも整備され、駅から出た横断歩道からまた整備された床面に続いていくなど、手入れされている感も出ています。

JRで長門市駅からここへ来るには便は少なすぎますが、バス等で立ち寄ってここを見に来ても良いのではないかと思います。見どころもそこそこあるエリアなので、特にみすゞファンの方には必須の地という事で、他にも色々明確な売込み要素があれば(青海島もありますが…)更に良いと思えますね。

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