和歌山/岩出 岩出駅前・哀愁のYロード
和歌山県岩出市、JR岩出駅前の様子です。
(2010年10月当時)
●ガイドマップ
小さい駅ながらも市名を名乗る中心駅として、駅前にはこのような案内図がありました。
現在地である岩出駅は、この図でいうと真ん中よりやや右下の大きめの丸の部分です。
すぐ下を流れているのは紀ノ川です。
地図上部にある豪華そうなお寺は新義真言宗・根来寺というお寺です。「新義真言宗」というのは真言宗の宗派のひとつで、真言宗は大日如来が自ら説法するというもので、新義真言宗では大日如来が説法の為に加持身となる、という違いがあるそうです。岩出に来たなら行ってみたいひとつかもしれません(行きませんでしたが…)、バスで10分+徒歩10分、あるいはタクシーで10分等のアクセスになるといい、徒歩ではちょっと辛いようです。
●駅前通り
高い建物はなく、それでもそれなりには駅前らしい通りの雰囲気は出ていました。商店らしき建物が並ぶ感じで。
この岩出の街で見た最も鮮烈な印象をもった場所かもしれません。
こんな薬局まだあったんだ!という目で見てました。
近頃量販のドラッグストアがあちこちで見られる訳ですが、そんな中にこういった昭和の薬局の王道といえる存在がこうして見られるのは、本当に嬉しい事でした。
真ん中上部は市の木ウバメガシ、その両サイドに市の鳥であるウグイス、外周には市の花である桜が散りばめられているという、発想的には至ってシンプルなネタのマンホールとなっています。
ウバメガシとは「姥目樫」と表記し、いわゆるカシの木な訳ですが、その中でも硬い葉をもつカシだそうで、都道府県によっては絶滅危惧種にも指定されているようです。
岩出市の本局ですが、大きな郵便局って大抵、割に四角いゴツゴツとした存在感のある建物である場合が多いと感じますが、こんな風に庇が長くついた局は珍しいのでは?と思いました。
開設は1872年、岩出郵便局という現在の名称になったのは1883年という歴史の長い局でもあります。
の看板が寂しい通りです。
庇が骨組みだけになっていますが、営業しなくなってから何年ぐらい経つんだろう、とこういう店を見る度想像してしまいます。往時の思いを馳せる、そんな感じも抱きます。
学校のようにも見える建物でした。結構道路沿いにあるというか、道路と建物の間に広場的スペースが殆どない構造になっていました。町役場から市役所にそのまま移行となったせいなのかは分かりませんが。
街を歩いていたら、「小豆島」なる文字が道路標識に!
「しょうどしま」ではなく、「あずしま」と読みます。
川の中州ということで「島」という地名になっているのでしょうか。
最後に、典型的なY字路です。
岩出公民館付近の地点ですが、挟まれる格好になるこのブルーの建屋の形がなんともいえないものを感じます。道路の形に合わせるように段々幅が広がっていく感じに惹きつけられます。
もう少し、岩出の歴史に触れるものに出会いたかったのですが、駅前をそこそこ歩くだけでは少し足りなかったかもしれません。岩出の街の風景記録としてこの記事をあげたという事で。
以上 岩出の様子でした。
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