島根/飯南 ここが彼の地、頓原か!
島根県飯石(いいし)郡飯南(いいなん)町、島根県の中南部に位置し人口は4,965人(2016.6.1現在)で、広島県に接していて、町内の9割が山林・原野となっています。島根県と広島県を結ぶ主要な国道54号にて、橋渡しとなる役割を担う「赤名」地区があります。
今回記事はこのお盆の旅行にていちばん最初に行った、町内の「頓原(とんばら)地区」についてのお届けです。
●頓原 バス停
飯南町は2005年1月に旧頓原町(ここ)と赤来町が合併してできました。旧飯石郡の中でも、三刀屋町や掛谷町(故竹下登元首相の出身地)などは合併により、雲南市となりましたが、南部にあるこちらは飯南町として再スタートを切る事となりました。
その中で、旧頓原町の中心的エリアがこのバス停辺りになります。昔島根県に住んでいた頃に山道の一部の道をこの頓原町内で通った事はあったものの、街の部分は全然知らないまま島根を離れ、ずっと行きたいと思っていて20数年、ようやくこの8月に訪問が叶いました。
ここへのアクセスについて触れます。
JR広島駅
ll JR芸備線 100分(快速80分)、または高速バス105分
JR三次駅
ll バス 備北交通「花栗口」行 67分 1,340円
「頓原」バス停
三次駅から頓原へ向かうバスは1日に4便しかないので、時刻表チェックは必須です。
こちらは反対側、帰る時に待つ方の待合室です。
来た側にも待合所はありましたが、人が居た為撮らず、こちら側のみ。
小ぎれいな外見の待合所でしたが、中身は昔ながらという感じでした。どのくらいメンテされているのか気になってついつい座れずにいてしまいます。
ここで時刻チェックしておかないとまともに帰れないので、すぐさま寄って確認しました。
4枚あるうちの3枚目が主な時刻表で、一番下の柱に巻いてある感じのはよく分かりませんでしたが、時刻的に朝の分のみでした。とりあえず3枚目の時刻表のが重要で、中でも最下部の「赤名吉田線」の時刻が重要でした。この辺りは路線によっては土日運休のルートもあるので前以て確認したつもりですが、それでも気になってしまいます。
ここから三次へ戻るのは行きとおんなじで1日4便ですが、途中の「赤名」バス停までの便が「町営バス」として走っていたので、この存在は大変助かりました。おかげで赤名へ寄って、そこでも過ごして三次まで戻れたので、ここ頓原と赤名と両方旅できたのです。
妙なレンガチックな建物が続いていました。
降りたバス停はこの道路の左側のすぐ手前です。
向かい(右側)にはガソリンスタンドがあり、その向こうにはAコープがあります。
中心街はこの道路と右側に平行に走る道路にあります。
この辺りは途中で通ってきて赤名もそうでしたが、バス停ひとつ違うだけで何にもない所へ降りる羽目になってしまうので、降りる場所の周りに何があるかちゃんと確認しておかないと、という事になります。
瓦屋根のAコープでした。
Aコープ頓原店とかではなく、「エルシィー店」とありました。
なんか買おうと思って海老カツ買って食べました(笑) この頓原に落としていったお金はこれだけです。コンビニは見当たらなかったので、ここで食べ物を買うしか、という感じで。他にも食べれそうなお店も見当たらずで。それよりここには30分強しか居られないので、早く街めぐりしなければという状態でした。
この通りが幹線道としての中心地であれば、街としての中心である通りへ向おうという事で、バスを降りたこの道から三次方面へ少し逆戻りする格好で歩いて、この標識の道路を左折します。
左折すると、「頓原ラムネ温泉」の看板がありました。ここへ行きたかったんですが、赤名と2ヶ所訪ねる事を選択したため、ここでの滞在を短くせざるを得ず断念しました。温泉へはこの道を入ってずーっと歩いて行くところでした。
この地区の本局です、旧頓原町時代は中心となる局であったろうと思います。
上の写真のバス停のある国道54号の延長上の地点にあり、ここから見ると、すぐ向こうの横断歩道の部分を右折して、街並みへ入る格好となります。
郵便色の建物全体像です。大きめの局ではありますが、平屋建てで小型の郵便局の延長線上的な感じです。
ATMの稼働は土曜日は17時まで可能で、日曜祝日は13時まで、その辺の小さな局よりはまだ便利という感じです。
局名の部分の下にはちょっとしたアートというか、手づくり感満載の納涼イメージのものがつくられていました。
現飯南町ではなく、旧頓原町のマンホールです。
琴引フォレストパークとそこを滑るスキーヤー、それと清流を流れる鮎の組み合わせで、「頓原町」という表記がなされています。よくある「とんばら」「おすい」的なパターンではありませんでした。
ここまで出続けていた国道54号を南東に下りて、頓原川の流れる所にある橋です。まんたいばしと平仮名しか分からなかったのですが、調べると「万対橋」のようでした。
そしてこの頓原川、メチャクチャきれいでした。上空の雲が川面に映える様は実にすばらしかったです。まるで透明なスクリーンのようでした?!ちょっとした天空のような錯覚すら覚えて。
すごい事になっていました。何がどうぶつかったのか?という感じで。
万対橋を渡らずに手前で引き返して左折する所で、国道54号とは平行のように見えて実は「八」の形のように広がって行くのが、このカーブの向こうへ続いていく道です。
民家や商店が立ち並ぶ、頓原の本格的な街並みの始まりです。歴史ありそうな建屋が続いていきます。商店街の名残か独特の街灯が立っています。今は民家でもかつては商店であった所も少なからずあったのでしょうか。
頓原の地名由来としては、戦国期に広島を中心に活動していた大内氏が出雲侵攻の際にこの地に軍隊を駐屯させていた事に端を発するとの事です。
として8/4の6:30~とありました。手づくり感満載のこの感じ、いいですね。
1日限りなのでしょうか?夏休みだと最初の1週間だけとか、7月だけとかいう地域はよく聞きますが。
と、かなり渋い感じが色濃くなってきました。
木造の建物も目立ってきたり。
こういう所に身を置いてるだけで通常と違うモードになれますが、普段見ない世界的な感じがすごくよろしい、ホントにそんな気分になれます。
●更に渋い建屋
へと続いていきます。
ここが20年来行きたいと思っていた頓原の町か…、そんな気持ちを噛みしめながら、こんな通りを歩いていました。
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