岐阜/美濃加茂 太田・星座散りばめられた街
岐阜県美濃加茂市、JR美濃太田駅からの歩き旅です。
(2013年11月当時)
●シティホテル美濃加茂
のロビー?入口部分です。
このホテルは駅記事にもその写真が載っていますが、2009年宿泊時にも利用し、この2013年の再訪時にも利用させて頂きました。美濃太田の駅南口を出て左すぐ前にある実にアクセス至便なホテルなのです。
1F入口部分は旅行会社が入っていて、これを更に中へ入って行ったところです。フロントは右端に覗いている階段を上がった所にあります。
にしてもこのクリスマスの飾りつけは出迎えには素晴らしすぎて、夜泊まりに来る時にものすごくほっこりした覚えがあります。
"江戸と昭和に出会うまち"美濃加茂市、と駅の案内板に記されていました。
ここは江戸時代に中山道の「太田宿」という宿場町として栄えた地で、中山道最大難所のひとつである「太田の渡し」がある、とあります。岐阜というこの内陸部に水の難所?と思っていたら川なんですね。
確かに江戸時代は舟運で栄えた地が多く、川というのは重要な交通機関のひとつだった訳で、この絵にもその事が現われていると感じます。
ちなみに太田というのは、この地の以前の自治体名でもあり、その時は加茂郡太田町と名乗っていて、やがて自治体名が変わる時に太田の名は駅名や住所として地名としては残りながらも、自治体名としては「加茂」の方が使われ、加茂市は新潟県にもあった為か、「美濃」加茂市と旧国名が冠された形になるという、ちょっとミスマッチな事になってしまっています。「美濃加茂市の美濃太田駅」という…
さて、ではここから、美濃太田の駅からの歩き旅開始です。
までは駅前通り。そこそこの高さのビルがいくつか見え、幾分市の中心駅前の通りの雰囲気は出ていると感じます。
なんでしょうか??
美濃太田の駅前通りにはこのような、星座の像が並んでいるのです。
ちなみにこれは…
「うお座」です。
美神アフロディーテが息子と散歩をしていたら、怪物と呼ばれるデューポンと出会ってしまい、川に飛び込んで魚になる事で難を逃れたといい、うお座はこの時の姿が空に上がったもの、と言われています。
と、下の説明文に書かれていました(笑)
この星座は、分かりますね??
「おひつじ座」です。
羊なのにフカフカでなくて、また角もすごいですが、角がこれよりすごい羊も実在するんですね。
この通りで、色んな星座の具現物が像として表れていますが、これが最もインパクトありましたね。街の中にそびえたつ、金の羊です
日本ライン下りの船と、舵を取る船頭さん、だそうです。
この美濃加茂市から愛知県犬山市までの木曽川ラインの峡谷を日本ラインと呼びます。「日本~」とはまた壮大な名前だな、と感じざるを得ないですね、
十六銀行などの金融機関があり、その他いろいろとビルが続いていく通りで、美濃太田の駅から南へ100m程の地点です。
2枚あるうちの上側は駅からまっすぐ(南下)の方向、下側は右へ曲がった形のものとなります。
十六銀行のどっしりとした雰囲気とてっぺんの看板がより都会感を演出しているように見え、人口5万そこそこの市の中心駅前よりもっと栄えてる雰囲気を感じました。といっても人で賑わっている訳ではありませんでしたが。
その通りですが、いちいち造りが見事だなと思ってしまいます。
いて座の傾き具合なんていい感じです。
駅から南へ300m余り直進した辺りにあるバス停です。
こちらは「東鉄バス」というバス会社のバス停で、東鉄とは「東濃鉄道」の略で名鉄グループのバス会社です。
「鉄道」の名が示す通り、元々は鉄道会社で笠原線(多治見市)や駄知線(土岐市)などという路線の電車が走っていましたが1978年までに廃止されてしまい、現在はバス一本で運営しています。
「てんびん座」です。
つい、天使みたいなのが天秤を両肩にかけて…みたいなのを想像しがちですが、ここのものは全然違っていました。ジャンヌダルクかと思いました(笑)右手には剣のようなものを持っていたので…
「おでんくん」ではありません。
美濃加茂市のコミュニティバスです。あい愛バスという路線バスが複数路線で1日数便ずつ出ていますが、こちらの「予約バス」の方は一定区域内で走っている予約制のバスという事で、前もって電話して下さい、とありました。
ちなみにこの絵にあるのは「美濃加茂定住自立圏のマスコットキャラクター「かも丸」です。プロフィールはコチラ 江戸時代生まれだそうです(笑)
美濃太田駅から南へ500m程度進んだ所の「太田本町1」交差点より程ない所で、これを右折して中山道の道を西へと進んで行きます。
さすが街道の通りというか、渋い懐かしげな建物が軒を並べています。「太田宿」を冠したお店も。下側の写真の「魚武」は「うおぶ」と読むようです。仕出し屋さんで、お祝いの席の料理なども賜っているとか。
太田本町1の交差点から更に南へ進めばすぐにこの木曽川へ行き当たります。
太田宿のこの木曽川の辺りが中山道屈指の難所と言われていたそうで、太田宿の版画も川での舟の航行や舟を待つ人が描かれていましたが、この辺りがその絵の現在の姿になるのでしょうか。
下側の写真は橋をupにしたものですが、西側を向いて撮ったもので、「中濃大橋」という橋です。木曽川に架かる国道41号上のバイパス道であり、長さは380m、1969(昭和44)年竣工式が行われています。こんな立派な橋でも、もうできて50年近くになるのですね。
最後はこのカットで。
お稲荷さんらしい、赤鳥居の続く様子はどこで見ても見事なものですが、これは街道沿いのお寺『祐泉寺」に含まれているものです。
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