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2016年11月 9日 (水)

岩手/宮古 大漁旗の舞う街に

岩手県宮古市、JR宮古駅からの歩き旅です。

(2013年8月当時)

●駅前広場(三陸鉄道前)

駅を出ると目に飛び込んでくる景色のひとつです。

手前の白い建物が何だったかも今となっては思い出せず、地図で色々調べてもなかなか出てきません。まさかこの3年の間になくなってしまったのか?分かりませんが…

左端の茶色がかった建屋は「キャトル宮古」というショッピングセンターで、スーパーから専門店まで各階ごとに店が配置された宮古駅前の顔的な存在です。1980年に開業し、サティが入っていましたが、2002年に閉店となり、このキャトルとなってからは震災も乗り越えて、ここまで36年間営業が続いてきています。

よくこういった都市の駅前のSCそのものが閉店→廃屋に追い込まれたり、あるいは建屋は残っていても、空洞化しながら寂しく営業を続ける様子を目にしているので、ここは是非とも頑張ってほしいものだと思います。

東北のサティの店舗の様子については⇒コチラ 

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●ミニステージ

バックの背景が正面から見ると「なぜ切れ切れになっているのか?」と思いましたが、横から見て納得しました。市内の景勝地「三王岩」のものでしょうか。

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●記念碑

左から「超我の碑」「鉄道開通記念碑」「三陸鉄道記念碑」のようです。

左の「超我の碑」は、1972(昭和47)年に建てられたものですが、1944(昭和19)年に起こった雪崩に乗り上げて起こった脱線事故が発端で、この時に運転者が瀕死の重傷を負い、事故の旨を他の職員に伝え走らせたものの、吹雪で視界不良となり、伝令者が戻った時には運転手は事切れていたそうです。

真ん中は1934(昭和9)年に建てられた鉄道開通記念碑で、右は1984(昭和59)年に建てられた三陸鉄道開業の記念碑です。

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●駅前広場(JR前)

三陸鉄道の駅前広場は本当に広場スペースという感じですが、その横にあるJRの駅前広場はこんな感じのロータリーとして機能している形です。

タクシー降場と明確に記されていたり、バスのりばがあったり、交通の集約場として機能しています。宮古市は人口5万そこそこですが、観光資源が豊富なせいか、その人口以上に賑やかな雰囲気がありました。

岩手県の太平洋岸はかなり穏やかな雰囲気かと勝手に思っていましたが、この辺りはそうでもないです。当時は「あまちゃん」の効果もあったのかもしれませんが。

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●橋の上から

踏切と立体交差する橋の上から見たホーム周辺のカットです。

いくつもの線路が織りなす模様が実に素晴らしく、交通の要衝感も出ていました。

線路の右サイドは結構更地が広がっていたりはしますが…。

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●メッセージ

三陸鉄道の駅舎内だったと思いますが、当時は震災の2年半後の頃で、まだまだ爪痕が色濃く、「がんばれ東北」のような手書きメッセージがこんなに多数、貼ってありました。

やはり直接被害を受けて、路線も途切れ途切れになったりで、バス輸送に転換されたり色々と厳しい局面に立った場所でもあるので、このような声は半端なものではなかったな、と感じます。

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●さんてつグッズ

これも三陸鉄道の駅舎内で、グッズの売店がありました。

こういうのでも儲けてるのか…とか思いながら見ていましたが、目先の資金はとにかく必要な状況でもある訳ですね。当時まさに「あまちゃん」放送中だったので、最も旬な時期にここを訪ねる事ができて本当に良かったと思いました。

放送が終わるとどうしても潮が引くようになってしまうし、また演じている女優さん自身がまた窮地に立ってしまったり、今行くとまた違った雰囲気になっているのかな、などと想像してしまいます。

かいけつゾロリのグッズが売っていましたが、作者に縁やゆかりがあるという訳でもなく、ただ「かいけつゾロリ号」なるラッピング電車を三陸鉄道に走らせており、ここに原作者の原ゆたか氏が全面協力している旨の記述は見られました。

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●おでんした

JRの宮古駅の出入口ひさし下に、「いわてさ よくおでんした」とありました。

盛岡駅にも「ようおでんした」という挨拶看板が何度か出てきたかな、とか思い出します。

よくお越しくださいました的な意味と思いますが「おでん」の文字にウケてしまいます。

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●県道138号

駅前の県道です。

宮古停車場線となっています。「停車場線」はだいたい駅から伸びている道路である事が殆どです。ここの場合は宮古駅から出て100m程で終わるようです。

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●駅前道を往く

Docomoショップやローソンなどがある駅前の通りを歩き出しました。

ここでの滞在時間は約2時間でしたが、何か食べたいという思いがかなり強く、でも見つけられずで、それだけで駅前に長々居た為、街歩きにはあまり時間を割けなかった、そんな印象を持っています。

なぜ食べる事に執着したかというと、ひとつは、三陸屈指の港町で海のものを食べない手はないだろう、という思いでした。いまひとつは、ここを出て移動する時にこの先数時間はまともにものを食べられそうにない、と予想できたからでした。

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●菓子店

駅前をずっと歩いて行ったある一角です。

この看板…、Coca-Colaの看板があるだけで立ち止まってしまいますが、それでいて現役のお店ってすごい!と驚きを隠せなくなってしまいます。

下側の写真は、「夢の星」という名前に惹かれて撮ったようなものです。おもちゃ屋さんですね。

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●大漁旗

途中でこんな大漁旗が掛かっている商店街に出くわしました。

こんな所にこうしてぶら下がった大漁旗はなかなか見た事がなく、宮古といえば…で自分の脳に鮮烈に焼き付きました。

こんな通りならば少々風が吹いても、大漁旗が揺れてるという事で、その事に気がいくのかもしれません。

海鮮丼とか食べたかったんですが、ここと思った店がなかなか開かず、結局待てずでゆっくり腰据えて食べられませんでした。電車がもう少し本数あれば…とつくづく思わされる機会もあちこち行ってればあります。

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●塩ドーナツ

宮古駅で買いました、塩ドーナツです。千葉恵製菓というところがつくっているとの事です。

ドーナツに砂糖ではなく塩です。でも全然違和感なく、普通にお菓子として食べられました。宮古駅を離れる道中にこれを食べていました。宮古土産のようなものです、すぐ消費しましたが(笑)

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コメント

「白い建物」はキャトルの駅側入り口です。ウィキのサティのページにも少し書いてあります。海鮮系であれば北に魚菜市場があったんですがね。「結構更地が広がっていたり」のエリアは現在市役所やホールが建設中です。駅と通路で結ばれます。

宮古っ子さん
訪問&コメントありがとうございました!
数年前の様子ですが、そこからまた変わってきているのですね‼️またその変わった様子を見てみたい、と思います。遠すぎてままなりませんが

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