京都/京丹後 峰山の街
京都府京丹後市、京都丹後鉄道/峰山駅からの歩き旅です。
(2010年9月当時)
●駅前俯瞰
駅からの旅、という前にまず峰山駅から見下ろした様子です。
カラフルな塔が何本か立っていました。
「羽衣天女の舞い降りた(る?)街」として、駅構内にもこのような描写の看板がありましたが、これがこの街のウリの大きなひとつなのでしょう。実際、この訪問以降の2014年に京丹後市の「駅の愛称選定委員会」で「羽衣天女の里駅」という愛称が公募を経てついたそうです。
また、この時は結構な雨で、この天気の中を街歩きして写真撮っていくのか…と思ったものでした。雨というだけでレンズに水滴がついたり、こういう写真に残す上で大きな障害となってしまうのでなかなかに辛かったです。
タクシーが意外と台数停まっていたな、というのもここでの印象でした。
駅西側、地平に下りて駅の前を見た様子です。
上の写真の塔やタクシー群からは少し右へずれた形ですが、真ん前は道路が通っておらず、少しずれた形で駅からの道路が伸びていて、この辺りは駅と正対する形で建物が軒を並べていました。
駅から右斜め前を見た格好の様子です。自転車置場が右側に見えています。
そして駅から伸びる道路への橋渡し的に歩道が伸びていました。ここから街へ出ていくという感じで、駅の真ん前ではなく、少し右へずれた形で駅前の通りが形成されています。
峰山らしく羽衣天女のかなりデフォルメ化されたものでしょうか?京丹後市ではなく、旧峰山町としてのマンホールでした。
●駅前通り
といっても、商店街を形成している感じの通りではありませんでした。駅から右へそれてまっすぐ伸びている道です、歩いて行くとカーブを描いていきますが。
賑やかな感じはしませんが、労働基準監督署やハローワークなど主要施設が点在しており、延長上には京丹後市役所もあります。
ここに写っているのは「京丹後建設業協会」の建物です。土建業者等の相談所のようなものでしょうか、よく建設組合のような吾人まりとした事務所を見かけますが、そういう類でしょうか。とにかく雨の中を西へ歩き続けます。、
●住宅
上の写真から直進し、駅から1km程の京丹後市役所へ向かう途中のカットですが、手前の2棟の建屋に惹かれました。
昭和の炭鉱夫用の住宅にこういう感じの建屋が多くて、北海道でもよく見かけた気がします。これら住宅の為に、川にコンクリートの橋が架けられたのでしょう。今はまず使われていないだろうと思いますが、昔の人の暮らしが窺えて、今は何やかやモノがあふれかえってる事を感じさせられます。貴重な文化遺産、とでもいいたいです。
これもまた市役所への道で、NTTの鉄塔がありますが旧・NTT峰山営業所です。今更レベルで気づいたのですが、こういうNTTの営業所ってどんどん閉鎖していってるのですね。窓口問合せより電話・ネットでの問合せが大半を占めるようになったという世の流れからきているようですが、大きな建物ばかりが残って周りはひっそり…という事もよくあるなと思うようになってきました。
「しごろむ」とは手前のタクシー会社の電話番号、4567って順番はいいけど、この「しごろむ」って語呂がいいのかどうかよくわかりませんでした。関西人のノリがよく表われてると感じました。
峰山に着いてからどこへ行こうかと思いましたが、歩いて行ってもこれはというものが見つけられず、雨の中を駅から1km程度歩いてようやく着いたこの京丹後市役所、とりあえず市役所は見ておこうと思って辿り着きました。
京丹後市は網野や久美浜、大宮といった旧町がありますが、市役所があるのはここ峰山地区であり、他の地区には庁舎がそれぞれ存在しています。
白系の一色で新しい建物、感が出ていました。
京丹後市役所の前にある峰山地区のイラストマップです。
右上の部分に集中しており、峰山駅もこの部分にあり、鉄道路線は右端部分を通っていて、左の部分はかなり寂しげな感じになっています。左下の部分で、兵庫県豊岡市と接しています。
駅から西へ歩き続け、市役所へはほんの少し北へ入ると出くわしましたが、更にこれを北へ。川を隔てた向こうの街の様子です。
住宅街という感じですが、年季の入ってそうな建物が並んでいる感じでした。
上の写真では飛田橋という橋を渡るところからまっすぐ見たものですが、こちらは横向いて川の方向を見たものです。雨で結構流れが速くなっていて、色も濁り気味でした。
こんな所にあったのか商店街!という感じでしたが、市役所から川を隔てた先にありました。駅から来た通りからみて北に平行に通る形ですが、かなり商店街的側面の強い通りでした。
この通りでは逆に峰山駅方面へ戻る形で進んでいました。
昔ながらの商店が軒を並べていていい感じでした。各店にお客がそれほど入るとも思えず、どこも維持していくの大変だろうな、とか考えてしまいます。全国チェーンや量販店が幅を利かす時代になり、この辺りの街の景色は大きく変わらずとも、賑わいはだいぶ減ったのかな、と思ってしまいます。
更に峰山駅へ戻る道中のカットです。
この地点は既に通りは突き当りまで来て、右折してあとは峰山駅までわずか、という所まで来ていますが、そんな場所にこの峰山橋は架かっています。
両端に石が突出していて、その上に街灯代わりか網籠に入る形でランプがついていて、単なる橋でない、ちょっとした橋だなという事を感じさせられました。
というところの京都行き、大阪行きの高速バスのりばがありました。峰山橋を峰山駅方面へ渡ってすぐで、峰山駅からも5分もあれば歩いてこれます。
大阪と京都だけのようで、大阪までは3時間強、京都までは3時間弱で着くようですが、同じ京都府内でも京都駅まではかなりかかるようです。京都府といっても兵庫に接するような丹後地方なので、随分と毛色も違うし、時間もかかるという訳ですね。
そんなこんなで京丹後市は、峰山にスポットを当ててお届けしましたが、他の地区にも行ってるのでそこの様子もお見せできればいいなと思います。
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