JR乃木駅・東松江駅 (島根県松江市)
島根県松江市のJR乃木(のぎ)駅と東松江(ひがし・まつえ)駅の2駅につきお送りします。
松江市では、JR松江駅やJR宍道駅をupしていますが、これ以外の市内のJR駅の御紹介です。
-JR乃木駅-
【路線】JR山陰本線(京都-幡生間)
【開業】1937年4月10日
【訪問】初訪問-1990年6月
【1日あたり平均乗車人員】 854人/日 (2014年)
【近隣の主要駅】 (京都方面)松江駅→隣駅
(幡生方面)宍道駅 →3駅、出雲市駅→6駅
●駅名標
JR山陰本線で松江駅の西隣の駅です。
この写真は2004年8月当時の様子ですが、初めて訪ねたのは1990年の6月、管理人はまだ10代でした…。
旧松江市内のJR駅として、松江、東松江と3駅しかない駅のうちのひとつです。現在は玉造温泉、来待、宍道、そして木次線の南宍道までが松江市のJR駅となりますが、旧市内だと3つだけです。
松江市では、松江駅周辺が市内で賑わっている訳ですが、あとは大学のある川津地区、そして高校や各施設の多いこの乃木地区は賑やかであり、昔はコンビニが大学周辺かこの乃木くらいにしかなかったような状態でした。地名ベレルでは「浜乃木」「上(あげ)乃木」というものが存在し、住所的には乃木という地名自体はありません。総称して乃木というところでしょうか。
ここから先の写真は2017年1月再訪時の様子です。
跨線橋横側がホーム幅がかなり狭くなっており、その中で通路とスロープが共存していた感じで余計狭い通路になっていました。
椅子は最近はやりの??線路と平行スタイルの向きになっていました。この辺りは近年変更したのでしょうか?ホームに向かう形で座るとホームへの転落や電車への衝突リスクがあがるとの事で、管理人の行動範囲内の駅も順次椅子はこの向きに変更されていってましたが、この駅もこれに倣う形にしたのか…??
上の写真と反対側の様子です。
駅舎側のホームから跨線橋をのぼって反対側のホームです。
手前と向こうのホームに挟まれる形での2面2線となっています。
屋根のあるエリアはここから右へつながっていて、そこそこ長い距離になっています。松江駅とはだいぶ規模が違うものの、松江市南部では主要なエリアのひとつでもある事が多少なり感じられます。
2つ上の写真が同じようなカットでしたが、電車でよく見えず、こちらは跨線橋が見える形のカットとなっていますが、一応屋根つきの跨線橋となっています。
これが屋根つきか屋根なしかで駅の規模というか格のようなものが違うな、と感じてしまいます。中身は見ていませんが、掲示物の有無や充実ぶりでも駅の格みたいなものが感じられます。
駅から出て、駅前広場にバス停が2か所ありました。
下2枚中、上の写真は駅出て右側、下の写真は左側にあるものです。
上の分は、接近状況の分かるものとなっていました。松江市にこんなバスシステムあったのか??と大変驚きましたが…、、でもこの機体は「調整中」でした。こちらのバス停は一畑(いちばた)バスなどのものと思われますが、隣のバス停が多数表示されています。それだけいろんな路線が通っていて、色んな方向に分かれていくのですね。そんな頻繁にバスが行き来している感じもしなかったので、1路線あたりの本数がそんなにはないのかもしれませんが。
下の分は、松江市コミュニティーバスと思いますが、市内に10コースぐらいあるうちの1コースがここを通っていて、忌部(いんべ)という市内南西部の閑散な地域を巡るもので、1日3便の日祝日運休という形態で運行されています。これは旅で使うのは厳しいですね。
真ん中にモニュメントがある形ではなく、ぐるっと丸い形に広がっただけのスペースです。バス停も立っているだけで、庇もない状態で、駅前が開発されているとは言い難い状況です。
駅前の自転車置場も昔から変わらずにずっとありました。最近は預り所などに吸収されて、駅前に止まっているのをあまり見ないのですが、ここには厳然として存在しているのですね。
白を基調とした建屋に青い屋根、平屋の駅舎が以前よりずっと立っています。
地味に記録を持っている駅で、ここに来て初めて知りましたが、昭和55(1980)年に「国鉄初の女性駅長の誕生した駅」という事です。
2015年に33年ぶりに女性駅長復活としてニュースになっていましたが、その式典には当時の女性駅長であった86歳の女性も横浜から駆けつけたといいます。この駅長さんは1982年まで務められたのですね。
●乃木駅駅舎2004
2004年当時の乃木駅の駅舎です。
今と同じですね。
この時は駅前に電話BOXがなくて、2017年にはあるというのがなんとも不思議でした。携帯電話の普及で、電話BOXはなくなっていってるのに逆に設置されたというのが。
初の女性駅長云々…と記載はこの当時はありませんでした。既に女性駅長が退任して20年余りで、まだ復活前の状態でした。
つづいて、東松江駅です。
-JR東松江駅-
【路線】JR山陰本線(京都-幡生間)
【開業】1908年11月8日
【訪問】1992年12月
【1日あたり平均乗車人員】 85人/日 (2014年)
【近隣の主要駅】 (京都方面)安来駅→3駅、米子駅→4駅
(幡生方面)松江駅→隣駅
●東松江駅 駅舎
和歌山市にも同名の「東松江駅」があります。
この駅では止まって立ち寄った事がなく、外から駅舎を撮ったこのカットのみとなります。ただこれは1992年当時、約25年前の姿です。
今みたいにデジカメなどあるはずのない時代で、「写ルンです」で限られたフィルムの中で撮るしかなかったので必然的に記録は少なくなります、まして学生時代の貧乏期でもあったので。また、撮っていた時にフィルムの残りがなければ買いに行く必要があり、この近辺ではなかなか買えなかったとか諸事情あったのかな、と懐かしく思います。
現在もネットで調べた限り?!ではこの駅舎が残っているようですが、この左側にJR出雲鉄道部の建物が増築されて、ここに写っている柱の左側より左はその増築分に覆い隠されているようです。ちなみに出入口はこの右側に隠れている部分になります。一応、この柱の間の部分だけは今も残っている形のようですね。
JR山陰本線で、乃木駅が松江駅の西隣の駅ならば、こちらは東隣の駅です。ちょうど乃木駅との間に松江駅がある格好です。冒頭書いた通りに、松江駅と乃木駅と当駅が平成の大合併前の「旧・松江市」に3駅しかなかったJR駅のひとつです。
乃木は松江市内でも有数の発展した地域ですが、この東松江駅のある馬潟(まかた)地区はかなりのどかな雰囲気で、利用者数も乃木駅の1割程度にすぎない状態です。
ただ駅としての歴史は古く、山陰ではかなり古い部類の1908年開業で、既に100年を越え、来年110周年を迎えようとしています。
今度行ったら、駅やホームは勿論、駅前の様子も撮りたいと思いますが、いかんせん山陰本線なので、1つ寄ると他の所へ行けないぐらい、1ヶ所余分に寄るのに時間がかかるので、なかなかできないでいます。1992年以来まともに訪問していないので、25年ぶりに寄りつくのもいいかな、とも思っています。
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