静岡/湖西 浜名湖だって見られます!
静岡県湖西市、JR鷲津駅周辺の様子です。
(2017年7月当時)
●技術立国発祥の地
湖西市およびこの駅に初めて来たのが2007年8月で、ついこないだと思っていましたが、既に10年が経過し、またこの初訪問当時があまりあげられる写真が見当たらなかったので、先月10年ぶり再訪の形でこの鷲津に寄ってみました。
この看板は鷲津駅の外壁に掲示されているもので、「豊田佐吉・喜一郎が生まれた街」として「技術立国」なる言葉でアピールされています。豊田佐吉は現在のトヨタグループの創始者として偉大な存在であり、現在のこの湖西市域で生まれたといい、喜一郎はその息子です。佐吉は豊田自動織機の、喜一郎はトヨタ自動車の各々発展の基礎を築き、今もトヨタグループは絶大なる存在であり続けています。
ここでは「豊田佐吉記念館」が紹介されていますが、豊田佐吉の生誕120周年を記念し、1988年に開館されましたが、この鷲津駅から南西方面へ約2km程の所にあります。徒歩では少し時間が必要ですね(この時もここへは行ってませんが…)
●横の建物は…?
という事ですが、折角先月10年ぶりに訪ねたというのに、この鷲津駅の姿すらが今や旧駅舎となってしまいました…つい8月6日に新駅舎へと移転となったばかりなのでした…それが完成し切る前の貴重な姿をここに納める事ができたのは良かったですが…。
鷲津駅前のバスのりばに、このバス停標識が立っていました。駅を出てすぐの側ではなく、駅前広場を隔てた向こう側の方にこのバス停があります。
湖西市のコミュニティバスですが、時刻表では5系統出ていて、便数はバラバラですが、1時間に1本近くのものもあれば、1日に4便程度のものもあります。
「コーちゃん」とは、湖西市のマスコットキャラクターで1992年に市制化20周年を記念してできたもので、このバスの車体の横っちょにこのコーちゃんの絵がデカデカと描かれていました。「バボちゃん」にちょっと似た感じのキャラクターです。
この時は湖西市を少しでも歩こうと思って、市内に宿泊する事を考えて取ったホテルです。鷲津駅から徒歩すぐの場所にあり、駅前広場を越えて、道路を渡ればすぐの所にあります。鷲津に来たなら最も迷わずに泊まれるホテルだと思います。
「浜名湖」とあるので浜松市のホテルかなと思いきや、浜名湖はここ湖西市にも接しているので、浜名湖と名のつくホテルでも湖西市にある可能性もありな訳です。
このあたりは主要な駅前によくこのくれたけインがあります。浜松を本拠として県内に多数あり、また愛知県にも複数あり、その他北海道や東京、石川、岡山など中部地方外にも少しあります。
●周辺図
といっても結構ボケてしまっていますが、雰囲気ということでupします。
鷲津駅が上の〇囲みで、このホテルが下の〇囲みとなります。飲食店が点在しているという事ですが、浜松近郊とはいえあまり人で賑わっているような街とは思えず、歩いていたらそれなりの店にぶつかる、という感じではなかったです。ある程度候補を絞って行った方が良いかも。
ホテルを出て晩御飯の場所を探し歩き、結局ここで頂きました。
チェスティーノ 湖西店 TEL:053-575-0339 HPはコチラ
居酒屋メニューを1人で飲食してあまりおいしいと思った事がないので、普通に食べれる店を探す事が多いのですが、ここは21時過ぎでも普通に入れて、22時まではオーダーできる感じでした。と思って調べたところ11:00~24:00の営業との事です。
イタリアンでここまで営業している店というのは嬉しいですね、愛知県の新城市にももうひとつ店舗があり、ここは9:00~24:00との事ですが…。バイトの子?が「今日は朝から10:30まで入ってます」という声が聞こえたので、その位までの営業時間かと思っていました。
肝心のご飯は撮れる状況になく取っていませんが、イタリアンのお店としてパスタの種類がとにかく豊富で選ぶのに困る程でした。ホテルから西へ5分程度、ホテル前の国道301号を500mほど歩くと行き着きます。夜だと行程内に明るい所ばかりではないので、ちょっと距離が長く感じると思われ、少し遠く感じると思います。
ちなみにこの写真は翌朝再度通って撮ったものです。
くれたけインの宿泊部屋からの鷲津駅周辺の様子が一望できましたが、普通に住宅街という感じでした。浜松市のベッドタウンそのもの、の印象でした。
宿泊した「くれたけイン」を出て、前の晩に歩いた道をそのまままずなぞってみました。夜の写真だと伝わらないので、夜通って撮りたいと思った所は翌朝通るなどして昼間の風景を撮るようにしています。
駅前広場にあるバス停を先にあげましたが、そことは国道301号を挟んで立っているバス停です。ここは国道上にあるバス停で、屋根もベンチもあり、横壁もついているという設備的にはハイスペック?なバス停です。
バス停のバックはこのような広場になっていて、ステージもある感じなので、イベントスペースとしてよく使われているようです。
鷲津駅から国道301号を西へと進んで行きましたが、その途中で見かけたビルです。時計メガネ店でこれだけのビルってすごいな…と思いつつ見ていました。
鷲津って何か見るモノあるのか??とここへ来る前に調べて見つかったものがこれでした。鷲津駅から徒歩5分以内で行ける観光名所ともいうべき場所です。
湖西の観光はここと浜名湖の一端だけ見られればいい、そういう想いでここへやってきました。
説明書きにもありますが1904(明治37)年に建てられた倉庫もので、繭の安定供給のため倉庫として使われていたという事です。我々の年代でも製糸工場の中での「養蚕」を体感する事は難しく、当時の学研の教材についていた「カイコの繭」でその一端を知れました。今どきの子供たちにはもっと分かりにくい内容なのか?と思ったり、この説明文で感じました。
歴史的建造物として保存されるとともに、ホールとして催し物に利用されてもいます。
レンガ館を更に西へ進みこのバス停へ。
そこそこの規模のお寺で観光にはここもよいかなと思い、寄ってみました。鷲津駅からはじゅうぶん徒歩圏域です。コーちゃんバスの路線としては鷲津駅では複数あった訳ですが、ここでは単路線(鷲津循環線)のみです。もうひとつは遠鉄の自主運行バスとして出ています。
バス停は国道301号沿いにありますが、このお寺へは南に少しそれて入る事となります。
その入り口にはこのような境内地図がありました。ある程度観光の側面もあるという事でしょうか。国指定、県指定、市指定の各文化財が多く存在し、この地図ど真ん中の赤い部分には受付があり、庭園と書院の見学は有料という事です
常霊山の山号があり、法華宗の寺院です
1383年創建とされ、開基者の日乗(1345-1425)は1414年の退位まで32年もの間この住職を務めたといいます。
この山門は元は三河国吉田城(愛知県豊橋市)の城門であったものを1674年に移築したという歴史がありますが、その後改修が重ねられて今のこの姿となっています。
全長300mにもおよぶ長い参道が真ん中を通っていて、大規模のお寺である事を感じさせられます。平成の大改修でこのような完全舗装になったといいます。
途中には石垣階段のついた庭園スペースもあります。
今度は浜名湖の一端を見ようと北側へとかじを取りました。
そんな中で見かけた一角、家の一軒分?が「湖西市」のついたバリケードが張り巡らさせていました。一瞬「これだけの土地買おうと思ったらどれくらいするのかな?」とか考えてしまいました(笑)
現在は佐原工業(株)という地元湖西を中心に活動している自動車部品製造の会社という事で、元はここの門にある佐原織布工場という合資会社でした。1967年にはこの織物部門を引継ぎ現名の佐原工業としています。この工場門から見て今はもう使われなくなったものか、、??
とにかく浜名湖の一端でもいいので見に行こう、というつもりできました。
案の定というか、観光に向けての案内等一切無い状態で、ただ湖が見えたのと堤防がなされているのみの状態でしたが、湖が見れたので満足しました。
湖西市、というだけあって浜名湖の西という事に今頃気づきましたが、観光として楽しむなら浜松市の方から見た方が良いかなと思いますが、ここでは湖西市からでも見れる、という事だけでお送りしました。観光然としてない分、人がおらず風景が楽しめるという部分はあります。
東隣の新居町駅では、浜名湖西岸の継ぎ目あたりで、もっと景観が望めるかと思います。以前新居町駅には寄りましたが、関所を見ただけに近かったので、浜名湖にも注目していれば、と思います。
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