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2017年10月14日 (土)

熊本/宇城 たくさんの「在りし日の姿」

熊本県宇城市、JR三角駅からの様子です。

(2012年5月当時)

●待合所

三角(みすみ)駅を出てすぐの所、まっすぐに港に向かっての目線です、といってもこれは5年前当時の姿です。

現在は港のリニューアル工事が行われたそうで、この右側の待合所(三角港の管理事務所)は移転したそうで、今から3年前の(この写真の2年半後の)2014年10月から、左に隠れている「海のピラミッド」の構内に移っています。

この辺なら5年経っても変わってないかな?と思いつつ念のため調べてみたら、結構変わっていてビックリしました。今回記事は「在りし日の姿」となる部分が少なからずになると思います。

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●駅前右側

駅を出て、駅前広場で右側を向いた様子です。

U字路的な形になっていて、真正面にレストランがありますが、この「ナポリ」という店名を検索してもまともに出てこないところを見ると閉店してかなり時期が経っているのかもしれません。入口横のメニューが置かれるディスプレイであっただろうスペースには枠だけで何もない状態でした。

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●海のピラミッド

駅記事にも出てきましたが、三角駅前の、三角東港の所要的な存在である、この高さ25mにもなる「海のピラミッド」。冒頭の港の管理事務所は現在はここへ移転しています。

これもまた在りし日の姿となります。

といっても、この建物が無くなった訳ではありません、今も健在で、現在は駅前広場を出た辺りから、この建物の入口まで周囲をぐるっと囲む形で庇つきの通路ができています。雨に濡れずに行けるという訳ですね。

この5年の間に発展する方向で変わるとは正直思っていませんでした。調べたところちょうどこのまっすぐの横断歩道の終点あたりから、向こうの建物の入口までをぐるっと囲む形で屋根ができてました。また実際に見に行って確かめてみたいものです。

三角(ミスミ)だけあって、どこまでも「サンカク」だな、と思わせられる建物です。

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●旅客船のりば

この三角東港から出ている定期船は2つで、写真にある通りですが、これは現在も変わりないようです。

ひとつは竜ヶ岳・御所浦・倉岳行きの「スーパーイーグル号」が1日2便、もうひとつは本渡などへ行く「天草宝島ライン」1日2便(途中までは3便)です。

いずれも天草諸島の各地で、本渡は天草の中心地で現在は天草市となっていますが、平成の大合併前は本渡市という自治体名でした。基本的に天草との懸け橋になっているのがこの地の役割のひとつというものでしょうか。

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●港

船ののりばから左を向いて、海の姿込みでのカットです。

ここは三角東港ですが、三角西港の方は世界遺産のひとつに認定されるほどの素晴らしいものとなっています。

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●街へ出る

港を見た後は、三角駅前の街へ。

昭和の時が停まったようなコンクリートゴツゴツの建物の続く商店街でした。

ちなみにここ三角は宇城市の中心ではなく、中心駅はここから電車で1時間近くもかかる松橋(まつばせ)という駅になります。市内なのに中心地行くのに電車で1時間近くかかるというのもすごいですね。

三角(三角線)と松橋(鹿児島本線)は路線自体が違うのですが、乗換待ちで時間かかる部分はあるものの、それでも実質2路線で40分くらいは移動時間そのものであり、距離にしても30kmはあるという事です。そんなに広いんですか宇城市。

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●コンビニ

コンビニがありました。

ってそりゃあるわな、と思われるかもしれませんが、駅前でもコンビニを探す事もままならない街もある訳で、ここにあるかな?と思いましたが、ありました。三角駅から1分です。

every oneというコンビニですが、実はこれも今はありません。熊本・鹿児島を中心に九州に展開していたコンビニチェーンですが、去年末までにほぼファミリーマートなどに転換されたそうです。この店も今はファミマだそうです。

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●オレンジの歩道橋

草むらの上に取って付けられたような形で建っている鮮やかすぎるオレンジ色の歩道橋は、駅外の横断通路です。屋根も何もないただ単なる歩道橋です。しかしこれでもか!ってぐらい色鮮やかすぎますね!

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●産交バスのりば

三角駅前にある「産交バス」ののりばとして設けられている、同バスの三角営業所にあたります。ここから天草諸島などへ繋がっていきます。

産交といえば九州産交ですが、ここの野球部から野田浩司投手等が輩出されてるんですよね。

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●三角駅通りバス停

駅前のオレンジ歩道橋のある辺りに設置されているのがこの「三角駅通り」バス停です。

でもなんか草むらの上にポツンと立ってる感じでなんとも駅前感の乏しい、そんな感じでした。これだけ見ると。

便数は思ったより多いかな、というところでした。この辺は船と同様大体が天草の方へ行くものみたいですね。天草諸島との境目みたいなところですから。

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●三角港入口

三角から天草諸島へ出ようとして、三角港「入口」バス停へ。駅の踏切を越えて、ちょうど駅の裏側に回り込むような位置になります。

天草諸島といっても「天草五橋」という5つの橋で各島と繋がった陸続きとなっているもので、ここは一号橋に差し掛からんとするところです。

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●橋への道

天草五橋の一号橋へ差し掛かる所で、右への分かれ目が橋で、三角から天草へ入って行きます。この橋の真ん中が宇城市と上天草市の境目となります。

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●近代遺産?

橋を渡らんとするその地点から、下を見下ろした様子です。

最初の写真はレストランと表示のある建物で細い柱の上に建っていました。その隣はコンクリート屋根がむき出しの感じで、廃墟感が凄かったです。その向こうには「ポートピア熊本みすみ」建設予定地とありました。しかし今これで検索しても明確に存在を確認できず、建設が進んでいるのかよく分かりませんでした。

2枚目の写真は同じく見下ろした所で、1枚目の写真の近くにある大きなホテルです。3枚目は大きいですが、近くから撮ったのではなく望遠で撮ったものです。

廃墟となって久しいようで字が見えづらいですが、 「天草パールラインホテル」です。1963年ごろに開業し、1980年頃には廃業したようで、結構短命に終わってしまったのですね。廃業してしまってから廃墟として残っている期間の方が断然長くなってしまっていました。しかしそれも「在りし日の姿」となり、この写真の2年後2014年には解体されたようです。創業17年廃墟34年遂にその姿を消す時が来てしまい…、撮っておいて良かったと思うのでした。

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●天門橋

天草五橋の一号橋である「天門橋」です。

全長は502mあり、昭和41年に完成して約50年になり、現在は新・天門橋なる橋もあるそうです。建設当時は連続トラス橋としては世界最長であったといいます。トラスというのは三角形を基本単位にした形の集合体を意味します。骨組み?三角ですね。

そういう栄光への架け橋、というより栄光の架け橋だったのですね。

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●橋から見下ろす

最後はこの写真です。

天門橋から見下ろした様子です。

真ん中にある小島がかわいらしいですね。ちょっと足を踏み入れてみたくなります。岩場でいきなり山地という地形で踏み入れられなさそうですが。

ここが宇城市と上天草市の境目です。

この記事は宇城市の旅なのですが、今度は宇城市の中心部の街の姿も見てみたいと思います。

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