和歌山/橋本 押し寄せる路地群
和歌山県橋本市、JR橋本駅からの歩き旅です。
(2007年1月当時)
●駅前通り
今からもう11年も前の姿になります。
駅からまっすぐ伸びた道路周辺の様子です。
昭和の色が結構残った雰囲気で、通っていて楽しかったです。今はどれくらいここから変わっているのか?また確かめに行ってみたいものです。
上の写真の道を進んで行ったところです。
その渋さが本領発揮、ではありませんが、かなり昭和テイスト濃い空間という事を思い知りました。
看板の褪せ具合やコンクリートの色や。ここに写っている○福も花岩もネットのMAPに共に名前があるので現役で稼働していると思われます。
橋本駅の近くには南側に紀の川、西側に橋本川という川があって、橋本川の方には特に多く橋が架かっています。
駅から200m程で大きな川に遭遇しますが、眺めも綺麗で壮大感があります。
川の方へ降りていこうとすると、石垣の間から川が覗いて見える所がありました。
石垣を見るだけで「歴史的な何か」を感じさせられるのですが、特にそういうものではないようでした。しかしそれなりに年季の入ったものではあると思います。こういうのがいつ頃できたのか?なかなか歴史には残らないかもしれませんが、とても知りたいです。
で実際に川原まで降りてみて見上げれば、石垣の上に建つ家々が!立派な「崖屋造り」です。ここ橋本駅前では、色んな姿でこのようなハッと息を飲むような景色に出くわしました。
ほんまち商店街とされる通りです。
これも10年以上前の姿につき、今でもまだ商店街自体は残っているものの、かなり歯抜けになっている模様で、屋根は既にこの当時からかなりなくなっていて、真ん中に真ん丸街灯が並んでいる状態でした。商店街として機能しているのかどうか…
今ではかなり更地化が進んでいるようで、建物がまだ多数建っているこの写真も在りし日を伝える貴重なカット、という事になるでしょうか?再訪して定点観測?してみたい気もありますが…。
上から読んでも下から読んでも、、という「橋本橋」です。国道370号上にあり、紀ノ川に架かっている橋です。
色は決して鮮やかではありませんが、角度によっては迫力が感じられ、サイドの骨組みが逆W型になっているこの橋のタイプは「ワーレントラス型」というそうです。
駅に近くてもこんな狭い路地はザラにありました。今でもきっとそうでしょう。
そしてこの昭和自販機、UCCのものでした。UCCといえば25年くらい前は、今でも売っているオーソドックスなミルクコーヒーのタイプに加えて、BITTERとHALF BITTERがあったんですよね。HALF BITTERが個人的に大好きでよく飲んでいました。この自販機はその頃よりもっと古い時期のものと思いますが。
このような古風な佇まいで縦に長い3F建てというのは非常に珍しいと思います。
耐震面でどの程度の安全性があるのかな?という事を非常に考えさせられる形をしていました。この後年の同じ建屋と思われる写真には囲いがされていて、現存するかどうか不明です。
橋本駅前はかなり再開発の動きもあるようで、この記事で載せた写真の建物が今どれほど残っているのか…。
これでも駅前です。多少裏道へそれるものの駅はすぐそこというくらいの位置です。それでもこんな景色に出くわすという、市の中心駅の真近としては異例の景色といっても過言ではないと思います。
何度となく書いていますが、この景色のいくつかはもう既に無くなっていると思います。駅前がいつまでもこんなではいけないという地元の想いもあれば、この景観?を保ちたいという思いもあるでしょう。旅して訪ねる身としては絶対後者なのですが…。
それでもまだこの橋本駅前は訪ねたら渋い箇所は沢山残っていると思います。非日常を感じるのには十分すぎるロケーションと思いますので、それを求めてこの地に来られるのも良いかなと思います。
« 埼玉/蓮田 むさし蓮田 祭りの日に… | トップページ | 香川/三豊 詫間 亀に乗った男 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 生活と思い出と世の中と(1985年③)(2023.10.14)
- 英賀保賃貸探訪記・その1(2023.06.12)
- ウェブページ一覧(これまで訪問してUPした駅・市町村一覧)(2020.07.18)
- 一度は見てみたい駅リスト (JR駅-九州地方)(2020.05.02)
- 一度は見てみたい駅リスト (JR駅-中国・四国地方)(2020.03.14)
「30和歌山県」カテゴリの記事
- 和歌山/田辺 弁慶の生まれたところ(2018.11.09)
- 和歌山/紀の川 粉河寺35,000坪に酔え!(2018.06.02)
- JR粉河駅 (和歌山県紀の川市)(2018.05.30)
- 和歌山/橋本 押し寄せる路地群(2018.01.17)
- 南海/和歌山市駅 (和歌山県和歌山市)(2016.08.16)
コメント