岡山/総社 旧山手村 宿という街並み
岡山県総社市、旧山手村エリアの風景です。
(2005年11月当時)
●山手マップ
唐突に「山手」ですが、この当時は2005年、今から12年以上も前です。
ここは現在は総社市ですが、旧・山手村として116年の歴史を持った「村」でした。この2005年の3月に合併により総社市となったばかりで、まだ総社市に属してから半年という時期でした。
前回記事の清音駅はやはり現在総社市で、2005年までは清音「村」であったように、ここも村だった訳で、その清音村と同じく総社市へとなる歴史を歩んでいった訳ですね。
で、この山手村は「古代吉備の里」と冠されていました。ちなみに備中国分寺も割と近くにあります。「美しい自然と史跡を訪ねて」ともありました。
ここへはJR総社駅からレンタサイクルを借りてやって来ました。ちょっと駅から遠いですが、先の備中国分寺を見た帰りに立ち寄った格好です。総社駅から南東へ5、6kmといったところです。自転車だと30~40分くらいでしょうか。総社駅は左に隠れてる辺りにあります。
●429
国道429号線上にあるこの山手村、上の地図でいうと真ん中あたりを逆「く」の字に縦に通っている道路がそれにあたります。この旧村内を走っている唯一の国道です。
そしてここの地名は「宿(しゅく)」です、総社市 宿。この山手エリアでは主要な地です。
その「宿」の街並みについて、案内板がありました。
まず山陽道の宿場町として栄え…とありました。まさにそこからきた「宿」でしょうか、まんまという感じですね。当時の名残を留めた屋号の家が沢山あるとも。
そしてお祀りする社の町名も沢山あるとも記されています。荒神町、牛神町、金比羅町等々。荒神(こうじん)というのは遺跡の名前で見たりなどもしますが、台所の神様ですね。
更に国分寺国分尼寺や各遺跡等歴史遺産に満ち溢れた界隈で、 「吉備路」の中心とも書かれていました。あまりじっくり寄っていない中でも色々なものを見つける事ができました。
「旧山陽道 宿」の道標がありました。
左は「おかやま」とありました。ここでいう左は南側になるのでしょうか。
ホース格納庫と一緒に写り込んでいるので、ちょっと歴史的情緒に欠ける部分もありますが。
「勅願道場 国分寺」なる石碑がありました。
三宅酒造というこの山手を代表するといっても過言ではない醸造元で、よく写真も出てきます。和風建築が目を惹きます。
建物が半分しか写っていませんが、この時なぜ全体像を撮らなかったのか?自分でもよく分かりません、昔はこういう写真の撮り方をよくしていました。
「粹府」という銘柄が代表的ブランドで、全国の品評会でも度々賞をもらっているという事です。ここでは「酒づくり大学」とか飲み比べ的な事もしているようで、単に醸造元というだけでなく、見せる・アピールする事にも力が入っているようです。
偶々通りがかりにイベントスペースで太鼓の演奏が披露されていました。
「吉備路 大鍋を囲む会」とありました。見にくいのですが最初「太鼓を囲む会」という太鼓のイベントだと思っていましたが、よく見ると「大鍋」でした。大鍋が1,500~2,000人分くらいのレベルで振舞われていたといいます。この会の情報がこの当時の2005年以降見当たらず、もしかしてこの会で終了したのかも…。ただ近年ではウォーキングのイベントでこの鍋は振舞われているといいます。
引きのカットにありますが、建物が写っているのが「吉備路もてなしの館」です。吉備路の観光拠点として2004年3月にオープンし、総事業費は7,000万円であったといいます。備中国分寺から徒歩3分という名所の近くに位置しています。
その落成式もイペントスペースを中心に式典が進行し、観光客で大いに賑わったとの新聞記事もありました。このカットはその翌年の様子で、この「もてなしの館」もまだまだ出来たてだった訳です。
館内にはお土産コーナーやgallery、喫茶コーナーなどもあるという事で現在も活用されているようです。車も良いですが総社駅から自転車を借りて運動がてらに寄ってみるのも良いかもしれません。
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