宮城/栗原 大きな水車と広がる平原
宮城県栗原市、JRくりこま高原駅前の風景です。
(2012年11月当時)
●カリヨン公園
くりこま公園駅前ひろばにある水車群です。
ここには3つの水車があって、真ん中のいちばん大きなものは直径10mあります。ヨッ日本一、などと書いてはいますが、日本で一番大きな水車は木造のものでも24mはあります。
その10mとなっている理由も記されていて、国内で最も水車の台数が多かった昭和初期には日本に約10万台あったとされています。
両サイドにも直径3.5mと2mの水車がそれぞれあります。
何もない駅、として平成初期に雑誌の記事になった事がある当駅ですが、こうして見て楽しむものはあります。
駅前が寂しげな新幹線駅の前に決まってある(と勝手に思っている)のが、レンタカーのお店です。
特に公共交通機関の多くないところはレンタカーの需要も少なからずと思われ、周りに何もないとよけいにこういう建物が目立つ、そんな典型のように感じました。
ちょっと時刻的なものとこの時の天気の関係か、空が幻想的な感じになっています。
向こうに山もなく、道路一本あるだけでのどかな風景が続く駅前です。これが新幹線駅の駅前の風景だというので、見ても驚くと思いますが、実際に通ってみても更に驚くというものです。
この駅のある所は、今は栗原市ですが、1990年の駅開業当時は栗原郡志波姫(しわひめ)町という人口約7,300人の町でした。それから2005年に栗原市になるまで15年間は郡部の駅でしたが、志波姫町の頃に新幹線通勤できるようにと設置された「請願駅」であるといいます。新幹線開業当初ではなく、途中から追加されてできた駅は大抵、請願駅ですが…。
すみません、これ90°右になってしまっていますが、旧志波姫町のマンホールです。
右半分(この写真でいう下半分)が、町を象徴する水車(駅前にありました)で、あと半分は町の木ウメと町の花コスモスが上下に配されている形です。
2枚上の写真の所から更に駅から離れて進んだ所です。
向こうに見えているのは中学校(志波姫中学校)で、その右隣には小学校もあります。
この道が特別そのように呼ばれている訳ではありませんが、進んだ先が小学校と中学校しかないので、ここで勝手にそうつけただけです。
さしたるものもなく、という形で歩くだけ歩いて、くりこま高原駅へ戻ってきました。
バスのりばがありました。
東日本急行のりば…「高速仙台-金成(かんなり)線」として、仙台駅前への便が出ています。仙台駅自体へは新幹線で行ける訳ですが、その途中の所で降りられる点は便利です。
宮城交通JRバス東北…下に栗夢(くりむ)号しゃとるとありますが、この路線は2006年に既に廃止されています。形だけ残った格好なのでしょうか?
その他では栗原市民バスの乗り場として機能しており、5つもの路線が行き来する格好です。
駅向かいの大施設「エポカ21」による復興企画という事で「地酒を味わい・応援する会」のポスターがありました。
色んな蔵元が出展していて、色んなお酒が飲めたら…酒好きな方には嬉しいかもしれない企画ですね。この時はまだ東日本大震災の翌年という事もあり、復興企画としての色合いが色濃かったものと思われます。
なかなか栗原市内といって、このくりこま高原駅の周辺を歩いただけであったので、これというものもエポカぐらいしか見つからず、いつか「これ」というところに行ってupできれば、と思います。鉄道だけでなく他の交通機関も色々駆使しなければならいかもしれませんが。
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