JR新玉名駅 (熊本県玉名市)
熊本県玉名市のJR新玉名駅(しん・たまな)駅です。
玉名市ではJR玉名駅をupした事がありますが、前回の新広駅に続いて「新」のつく駅の御紹介です。
-JR新玉名駅-
【路線】JR九州新幹線(博多-鹿児島中央間)
【開業】2011年3月12日
【訪問】2018年1月
【1日あたり平均乗車人員】 605人/日 (2016年)
【近隣の都市駅】(博多方面)久留米駅→3駅
(鹿児島中央方面)熊本駅→隣駅 ※いずれも新幹線
●駅名標
2012年3月12日、東日本大震災の翌日に開業した九州新幹線の駅のひとつとして開業し、在来線のない「新幹線だけの」駅です。
隣駅の片側である「新大牟田」駅も新幹線のみの駅で、もう一方は県都・熊本駅で、「熊本駅まで1駅」は県内においてはウリだと思います。
しかし、九州新幹線は新幹線のみの駅も結構あり、実際ちょっと不便に感じる部分もあります。ここからでも玉名駅へ行くバスが頻繁にあるかというとそうでもなく、ここから直接行った訳ではありませんが、少々苦労しました。
という訳で、在来線で市の中心にあるJR玉名駅とは4km程も距離があり、接続性はありません。全くの別ものとなります。
●時刻表
上の写真の駅名標とは別位置にあるもので、ここには時刻表が載っていました。
こちらは博多方面のものですが、朝こそ1時間に3本の時間帯があるものの、以後は1時間に1、2本程度で、1時間に1本の時間帯も長く続いていたりとか、少し時刻表を気にしないといけないかな、というレベルの本数でした。
1日あたりの乗車数が600人程度という事で、少々厳しいかなというところで、この程度の本数も無理からぬことかもしれません。
●ホーム
2面2線でスタンダードな新幹線ホームという感じでした。
天井にものすごく凝った装飾があるとか、そんなものもこれといって見受けられず、普通に新しい駅のホームというのが感想でした。
来年のNHK大河ドラマだそうで(知りませんでした)、ホームを降りたところのスペースに大々的に掛けられていました。
「日本マラソン界の父」と称される金栗四三(かなくり・しそう:1891-1983)は、ここ玉名の出身だそうで、彼を主人公とする大河ドラマが来年放送されるといいます。明治期以降のいわゆる現代ものとなると大河では1986年三田佳子さん主演の「いのち」以来33年ぶりですね、現代ものの大河嫌いではなかったので個人的には楽しみです。
この時の旅では、最初は今年の大河ドラマである「西郷どん」ゆかりの湯を訪ねたり、偶々寄ったここでは来年の大河の主役の生誕地にぶち当たったりして、妙に大河づいた旅となりました。
流石は熊本県の駅、という感じでお決まりのようにくまモンが居りました。
駅構内のスペースです。観光ほっとプラザ「たまララ」とありました。
という訳で、上の写真の右側に写っていたこのお店で昼ご飯かねがね頂きました。
南関温麺(なんかん・うーめん)というものを。温かいそうめんにネギとかあげとかの入った汁状の?もので、にゅーめんの延長上的なものですね。
新幹線駅構内にある飲食店では結構異色と思いますが、ここは薬膳料理的なものをコンセプトとしたメニュー構成になっていて、 「薬草ダイニング」と冠されていました。といってもそんな草っぽいものではなく、あくまで親しみやすいメニューだったと感じます。
九州新幹線で新規開業した駅の中には、このように駅前にもかかわらず何もない風景が広がっていたりとか、結構あります。
もちろん、街なかに新しい駅をぶっ立てるなど容易な事ではないので、こういう所に建てられるのはよく分かりますが、何もなさすぎて駅から徒歩移動する興味が萎える所が個人的には辛いところです。それに玉名駅とも距離がありますしねここの場合は。
2012年にできた新駅なのにこの古めかしい雰囲気は…??と二次元でこのように見ると余計に感じてしまいます。
駅名のある辺りなど「色褪せてるんじゃないか?」というぐらいのものでした。
これには意図があって「森の駅」にしてほしい、という願いが込められており、歴史を大切するとの想いから、あえて近代的な駅舎とする事を避ける道を選んだそうです。
しかし新幹線駅である事からやはり規模は大きいですね。1日600人ほどしか乗客利用がなくても、この規模はすごいですね、採算合っていないというか。
もうす少し玉名駅とのアクセスが良ければな、と実際に行った時に感じました。
単に熊本駅へ行くのに1駅ですぐ着くというのはメリットではありますが。
今のダイヤがこのままなのか、もう少し増えると便利になって利用者が増すのか…、、周りの開発がなされないとなかなかその辺りは厳しい部分があるのでしょうね。
しかし九州新幹線単独の貴重な駅、寄って見られる価値は十分にあると思います。
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原万田駅を通る線路の玉名線は玉名駅に延伸する線路ということによるものであるが原万田駅を通る線路を建設するのは新玉名駅から玉名駅を玉名線として建設してからである。
投稿: ガーゴイル | 2022年6月 5日 (日) 14時24分