愛知/津島 水鳥の襲撃
愛知県津島市、名鉄/津島駅からの歩き旅です。
(2018年1月当時)
●駅前スクランブル
向こうに伸びるのが津島駅からの実質的な駅前通りという感じです。
しかし駅の真ん前からこのようなスクランブル交差点とは…
横断歩道のペイントがアートを織りなしているようでした。
ちなみに津島駅の駅記事は2007年5月の事ですが、今回記事の街の様子については2018年1月当時の様子で、実に10年半ぶりにここ津島を訪ねたのでした。
「こうぜんじ」と読みます。
ローマ字も振ってありましたが、「Kozenji Temple」でした。
山門が重厚感とは程遠い、実にライトな感じでしたが、中に入ってみれば重厚なお寺で、そのへん凄いギャップがありました。入口は山門の屋根だけが重厚で韓国の寺院のようでした。
この日は雪が残っている状態で、これがまた境内の植込みに適度に積もっていて、雰囲気出ていました。
1396年創建という歴史ある曹洞宗のお寺で、津島の曹洞宗寺院では中心的な存在であるようです。
三吉と書いて「さんきち」稲荷と読みます。赤い鳥居があるように「お稲荷さん」です。
「毎日心の中で御本尊を思い、"南無三吉稲荷"と唱え手を合わせると。学力向上、良縁成就などの様々な願いが叶う」と記されていました。
神社仏閣へ寄り道していましたが、再び街の通りへ出てきました。
そこで、こんな喫茶店に出くわしました。実際には帰りにここに寄って昼食したんですが、マンガ本の結構多い喫茶店でした。
津島駅から西へ約250m程の地点にあります。メニューもなかなか豊富で一服にはちょうど良かったです。
昭和時代から変わっていなさそうな街並みを進んで行きます。
今回は今年1月に訪ねた訳ですが、前回が10年余り前で、その当時は駅前をほんの少し寄った程度だったので、やっとガッツリ歩けた感じで、こんな通りにも出くわして、津島の街並みを歩きながら楽しむ事ができました。
御神木として縄まで施されていますが、神社の境内にあるものではなく、津島駅から歩いてきて、津島神社の手前にある大イチョウの木です。
この地は元々天王川の堤防に位置しており、そこに津島神社の御旅所があった為「御旅所の大イチョウ」として親しまれており、樹齢は約400年といわれています。こういうのを見る度に、300年前には樹齢100年といわれていたのか??と思ってしまうのですが。
訪問時が真冬だったもので、全くの枯れ木になっていましたが、秋深い頃に訪ねると葉が色づいて御神木に相応しい雰囲気を持った大木になっているのかな??とも感じました。
今回、津島を訪ねるにあたり目的地のひとつとしていたところです。
津島駅から西へ徒歩約15分の所にありますが、前回は行けるはずもなかった場所で、今回はどうしても「津島らしい」所へ行きたかったので、1つ叶った格好になりました。
行く前まで「津島って何があるんだよ??」と思って、ご当地らしいところへちゃんと行けるのか?と思っていたのですが、ある程度予習してこないと…となって行き着いたのがここでした。
それまでは結構、行き当たりばったりで偶然目にしたものを愉しもう主義でしたが、こうしてブログを書いていて、それではただの自己満足になるなと(これでもかなり自己満足でしょうが…)と感じ、折角ならば記事としてお伝えできるものを、と思い始めたのがごく近年の事です。
そんなこんなでこの津島神社の入口、ここから進んで行きます。
鳥居をくぐった先の立派すぎる門です。
ただの神社ではない「重み」を感じました。県重要文化財です。それもそのはずで、東海地方を中心に全国に約3,000ある津島神社・天王社の総本社なのです。そんな神社が、この津島にあるとは…でした。訪ねてみないと分からないことだらけです。
この門は、安土桃山末期の慶長3年に豊臣秀吉の病気平癒のため、子の秀頼が寄進したものと伝えられていたものの、長年その真偽は不明でした。ところが昭和34(1959)年の伊勢湾台風で、隣接の大木が倒れた為に修理をしていた時に、慶長3年の墨書きが見つかった事で、言い伝えの信憑性が確認された訳ですね。
江戸初期の1619年や1626年に修理記録がある事から、これ以前に建てられたものと思割ますが、切妻の立派な建物です。屋根がいかにもというぐらい、末広がり感に満ち溢れていました。
このように正面から見るとちょっと平板に見えてしまうかもしれませんが、奥行きは結構あります。
青空とのコントラストがクッキリで実に映えていました。
門を入った後の境内の様子ですが、向こうに見えているのが南門です。結構だだっ広い感じというか、拝殿より向こうが色々と建物が詰まっている感じで、門から拝殿は割とスペースがありました。
鳥居があるのが左端で、ここから駐車場を経て南門から入り、拝殿へ至る流れでやって来ました。
上の写真でガランとした部分が見えましたが、これを見ても左上の部分がスペースあるのが分かると思います。
【津島神社】
所在地:愛知県津島市神明町1
電話:0567-26-3216
アクセス:名鉄/津島駅より西へ徒歩約15分
今回の津島の旅で目的地としていたのが、この地図にある2ヶ所で、1つは先ほどまでの津島神社で、もう1つが「天王川公園」です。まだこの時点ではどんな公園化もよく分かっていませんでした。ただ、広めの池があるというぐらいで。ちなみに津島駅は、この右に隠れている部分にあります。
でも、しかしこの天王川公園を訪ねた事は想定以上に記憶に残りました。ただの水辺の公園ではなかったのです。その事はこの後で。
また、同じ地図に「津島4大祭」も載っていました。これらは時期を選んで行けば、いつもと違った津島が見れて、それはそれでよいかなと。左の3つは今年はもう過ぎてしまいましたが、いちばん右の秋まつりは10月初めということで、また山車や神楽など結構ド派手なものを想像させる感じの祭のようですね。
津島神社より程近くの「天王川公園」へやって来ました。
「津島 観光」で検索すると上位に出てくるので行ってみよう。とそんな感じでやって来ました。
貸ボートのりばの看板がある池でした。貸ボート自体は沢山置いてありましたが、閉まっていて機能していないようでした。
ここまで見る限りでは、普通の水辺の公園ですが…
上の写真とほぼ同じ位置でアップしたところ…
突然このような水鳥の大群が飛んできました。
ここからがここでの観光の始まりでした。
とにかく、この水鳥の大群です。
水辺へ降り立ってみると迫力満点です。
実際は、この写真で見るよりもっと迫力があり、飛んでくる大群が恐ろしいぐらいでした。
ウジャウジャしたの見るの怖い方は、ここから先は見ない方が良いと思います。
誰かがエサをやったりしていると、たちまちのうちに寄ってきて、大群で飛び立っていくのが恐ろしいもんでした。低空飛行するもんで尚更です。
水鳥がそこそこいる水辺はしょっちゅう見かけますが、こんなに大群で飛んできて、そして飛んでいくのはなかなか見なかったので、これだけで「津島」という街に対しての印象がすっかりできあがってしまいました。
お稲荷さんから津島神社からそしてここにも、とにかく朱塗りづくしの街であった、というのがものすごい勝手な津島に対する印象でもありました。
この橋は横から青空をバックに撮って、水面に映えている姿を見ると、ホントに絵になるな、という事を感じずにはいられませんでした。
シャッターが下りていて、借りられない状態でした。
こんなに置いてあるのにナント勿体ない…。
しかしどこ撮っても水鳥が写っています(笑)
閉め切っていて中の様子がよく分かりませんでしたが、水辺に売店があるぐらいには、栄えている公園である、という事だと思います。
水鳥たちのエサのおこぼれにあずかろうとしたのか、ネコがウロウロしていました。
川面で、木柱らしきものの上に並んでいる水鳥たち。
椅子取りゲームのようにピッチリ埋まっていました。
水鳥づくしであったこの天王川公園でした。
津島神社に天王川公園と、津島の名所を訪ね歩きましたが、津島の楽しみはこれだけではなかったです。続編がお送りできればしたいと思いますが、今回はここまでとさせて頂きます。嬉しい誤算の津島旅、ありがとうございました。
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