愛知/豊明 沓掛城の罠…
愛知県豊明市、名鉄/前後駅からの旅です。
(2018年5月当時)
●甲冑
前後駅にあったものです。駅記事の方は2007年4月訪問時のものでしたが、当時は駅周りをほんの少し見ただけだったので、今回記事は今年5月に再訪した時のものです。なので記事の鮮度は「それなりに」あります(笑)
豊明市の市章自体が兜の頭みたいなカッコいいもので、桶狭間古戦場まつりというものがあり、そこでは甲冑を着た人が「出陣」をするといいます。
というわけで、豊明市は桶狭間という歴史的に大きなウリがある街で、このように街と物がすんなりイメージできるような形は分かり易くて良いと思います。
甲冑同好会なんてあるのですね。そんなところにもこの街らしさを感じました。
これも前後駅にあるものです。
豊明市は市名を名乗る豊明駅よりも前後駅の方がメインという感じで、この時も豊明駅に寄るよりも前後駅に寄って旅をする事にしたのです。
沓掛城址などの名のある所もあり、また歴史的な観光資源にも割に恵まれています。
前後駅前にある複合商業施設である「パルネス」に入っているCOOPです。
これ以外にも色々なお店がこのパルネスには入っています。
その前に木の枝にパンだと妖精みたいなのがありますが、この妖精が何だか「ミルモでポン!」のミルモがモデルじゃないかというぐらい似てました。かれこれ15年くらい前のアニメですが…
どこを観光しようかと色々迷っていましたが、とりあえず前後駅からバスに乗って辿り着いたのが、ここ豊明市文化会館のバス停です。こういう施設の周辺なら何もないという事はないだろう、と安直な思いで降り立ちました。
前後駅からここまでは12分190円ですが、乗るバスは「藤田保健衛生大学行き」という便になります。
ここに着いたのは良いのですが、この周辺だとこれといった観光名所が見当たらず、結局のところここから延々と歩いて行く事となります。観光名所への的確なアクセスができるバスが見つけられず、正直バス停に近い名所はあまりないようでした。
歩いて行く事となったのはまだよいものの、ここへ体調不良が襲ってきて大変でした。この会館でトイレに行っておけば良かったものをそうしなかった事でえらい事になってしまいました。結局は延々歩いた揚句にここに戻ってようやくまともにトイレに行けて、しばらくは動けないままバス停のベンチでじっとしていたのでした。
旅と関係ありませんが、トイレには行ける時に行っておいた方が良いです、その事をかなり強く感じさせられました。
ちなみにこの会館の大ホールのキャパは818人との事です。800人入れば大ホールはほぼ埋まる形です。
階段のすぐ上に鳥居が立っていて、そこから拝殿へと進んでいく形となっている神社でした。
一説には元は川嶋神社ともいっていたそうで、その事が延喜式に記載ありなどとなっていることから、かなり歴史ある神社になるかと思います。
いちばん下の写真のはなんでしょうか?火を使う時の道具なのか??ですが、ナント下敷き代わりにあの由美かおるアース蚊取り線香の看板が!昭和の日本を代表する文化遺産といっても過言ではない、この看板がこんな形で使われているとは!!
なんかよく分かんないお店でした、看板部分が。
たこ焼、とあって、ラーメンとボクサーが併記されていて、別の面には「ボクサーの店」」とありました。とうに廃屋ではないかと思いますが、ボクサーがやっていたラーメン屋たこ焼その他の飲食店、だったのでしょうか。
沓掛城跡目指して歩いていたところ出くわしました。
広場の中を乗馬の練習をしていた方々…、どこかの乗馬スクールなんかの練習場かと思っていましたが、それにしては指導員らしき方の怒声ともいえる声が飛んでいて何事かと思わされました!
後で調べたところでは名古屋学院大の馬術部のようでした。部活だったのでしょうか、なんとも厳しくてビックリしましたが…。
練習場の道を隔てて向かいに厩舎の様なのがありました。
亥の看板がお出迎えしてくれて、ようやく沓掛城址へと辿り着きました。
しかし…
この下の2枚目の写真の左側に写っているトイレにやられました…
実は豊明文化会館からここまで結構な距離を歩いてきましたが、その途中で便意からまずい事になり、慌ててここにあるトイレへと駆け込みました、それで解決…のはずでした…
が、
このトイレには…
紙がなかった
のでした。
その事に気づいたのはすっかり事が終わってからで、、
どうにもならなくなってしまっていました…
まさか紙がないなどとは夢にも思わず調子も悪かったのでさらに輪をかけました
ちょっとここでは罠にかかりました…
城址公園という形になっていて、特に目立った建物がある訳ではありません。
14世紀からその存在の記録が見受けられ、1400年前後に築城されたようです。
本丸、二の丸、諏訪曲輪などで形成され、その保存状態は良好、当時としては大規模の部類に入るお城といわれています。
桶狭間の合戦前夜に今川義元が宿泊したお城、といえばすごくイメージしやすいかもしれません。相応の建物があったのでしょうね。復元の計画など今のところはないようですが…。
関ヶ原の合戦で当時の城主・川口宗勝(1548-1612)が捕えられ、この没年から見ても分かるように殺される事はありませんでしたが、この戦いの1600年にこのお城は廃城になっています。
春先はこの緑いっぱいの所に桜が咲き、それは風流な景色になるようです。
とまぁ沓掛城の景色も上の空になるほど、調子が良くなかった訳ですが、振り返ってこういう景色を見ると、なかなか良い所に居た事を感じました。この後辛い状況でとよわ明石文化会館まで歩いて帰ったのでした。もちろんそこのトイレで…復活しました。
その時の体調というのも旅の思い出として重要な要素、というか忘れられない旅になったといっても過言ではありませんでした。
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